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2013年03月27日 01:13マタニティ全体に公開

妊婦の登山について

妊娠中の登山やハイキングの効果は、便秘解消、運動不足の解消、森林浴によるリラックス効果、ストレス解消に本当かどうかは知らないけれど、早産の予防って話も。


ところが、ネットで"妊婦 登山" なんて検索すると、
『妊婦が登山だハイキングだと?ふざけんじゃねえぞ。』くらいのコメントなども多々見かけてビビりました。
一般的にはやっぱり妊娠中の登山やハイキングって、"禁忌"と認識されてるようです。

お会いしたこともないヤマレコユーザさんに、心配していただくのもなんだか申し訳ないですし、
"妊婦 登山"で検索して、私のヤマレコのページにランディングした妊婦さんが「妊婦でも登山できるんだわん♪」と安易に参考にしてしまわれても申し訳ないですし、
念のため妊婦登山に関する妊婦である私の見解を書いておきますね。


妊娠中に登山するに至っての私のバックグラウンドですが、
妊娠前は月に3回は山に行っていました。

散歩程度の低山だったり、1泊で高山に行ったり、夏山だったり雪山だったり、山の程度はそれぞれですが(といっても一般道だけですが)、
登山に関してはソコソコ歩き慣れてきたかな、というくらいの経験値です。

妊娠に気づいた後はさすがに山は自粛していました。
妊娠初期は特に無理しちゃいけないって聞いたので。
ただ、産婦人科の担当医に運動を止められていたわけではなく、
つわりもほとんどなかったので、
体調の良い時に週1-2回、ジムでごく軽い筋トレとごく軽い有酸素マシンで少しは運動を続けていました。

運動量は激減したので、運動不足ではありましたが、
幸いにも体を動かせるくらいに元気だったので、
それほど体力は落ちていない状態での山歩き再開です。

山歩きを再開するに際しては、
ネットや妊娠本・雑誌などではと書いてあることも多いですが、
妊娠や出産に関しては素人による信憑性のない口コミや昔ながらの噂をもっともらしく書いてある情報があふれていて、
『山登りは良い』という記述と『妊婦が登山などとんでもない』という記述と両方あって信用なりません。

妊娠・出産に関しては、医療が進んだ現在も謎が多い分野だから、
そうなるのも当然ですね。
個人差や環境によって妊婦の症状は様々だし、
妊婦で実験するわけにも行きませんから。

そんな時は信頼のおける専門家に相談するのが一番。

私の場合は、検診に通っている産婦人科の院長(担当医)と、
慢性の肩こりを時々診ていただいているカイロプラクティック医院の院長に相談してみました。

「妊娠5ヶ月で山登ってもいいですかね?」

産婦人科の院長が言うには、

「まだお腹張らないでしょ。20週過ぎたくらいから張りやすくなってくるかもしれないから、お腹張ったときは張りがなくなるまで大人しくしてよ。
あとスキーとか転んでお腹を強打する可能性があるものはダメ」

これまで何人もの妊婦さんの悪阻や肩こりや腰痛を改善してきたカイロの先生は、

「自分がツライときは赤ちゃんもツライ可能性が高いから、そういう時は無理しないほうがいいけど、調子がいいんだったら運動は臨月まで続けていいよ」

とのこと。

確かに、ヒトの体はうまくできていそうだから、
妊娠初期に安静にせよというのは、言われなくてもつわりによって、
安静にせざるを得ないように体がコントロールしてるのかも。
(私、つわりなかったけどね。)

ということは、体が名古屋の排気ガスを含んだ空気ではなく、
木が沢山ある山の空気を求めているなら、山に行くことはきっと胎教にもいいんだわん。
(そして便秘と肩こりとストレスの解消・予防にもいいはずだ)


以上の流れから、妊娠中も山登りをすることに。
ただし、無理禁物なので、自分と同行者の夫とルールをしきました。

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・体調の良い時だけにする
・1度は歩いたことのある登山道か初心者向けの人気の山(整備されているから)
・雪山は登らない。
・できるだけエスケープルートのあるルート、乗り物(車やロープウェイなど)が途中まで入ってこれるルート、または登山口から目的値までが長くないルートを選択
・鎖場などの難所が無いルート
・心拍数を上げ過ぎないように、コースタイムと同じくらいかそれよりゆっくり歩く。
・酸素が薄い3000m級は自粛。
・途中で体調に何らかの変化があったら、即下山。
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妊娠中しか経験できないマタニティ登山を
安全第一で楽しみたいと思います。
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