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最近、槍ヶ岳や涸沢に山歩きに行っていることもあり、少し前から気になっていたウォルター・ウエストン著の「日本アルプスの登山と探検」という本を読みました。
読んだ本は岩波文庫の青木枝郎さん訳のものですが、原著が刊行されたのは1896年ということで、夏目漱石が「吾輩は猫である」を書く前だったりして、私が読んだ本の中では古典を除くと最も古い本になりました。
100年以上も前の旅行記ということで、日本アルプスの登山日記という他にも当時の日本人の風習・暮らしが窺える描写も多くて貴重な本だと思われます。
備忘録も踏まえて、いくつか個人的に興味を覚えた点を書いておきます。
・当時、日本人が高い山に登るのは宗教的な理由が主だっため、現在のような登山道が整備されている訳ではないため現地の猟師など案内役を雇って登っていた。
・どの川が日本海や太平洋に流れている等の土地の情に詳しく、他の外国人の旅行者からの情報を集めて下調べに熱心だった様子が窺れる。
・中部地方の山村の人々を10世紀前の暮らしぶりとやや大袈裟な表現もしているが、基本的には礼儀正しくて感情を表には出さないが恩情に厚い人々として捉えている。
登山については数年間で槍ヶ岳、穂高岳、木曾駒ケ岳、赤石岳、富士山、御嶽山、立山、白馬岳等に登頂しており行動範囲が広く、見聞を広める目的もあったかと思いますが、山登りの楽しさが原点にあることが読んでいて分かりました。
■今年の新緑と石楠花と癒された話
話は変わりますが、今年のGWに鈴鹿の綿向山と竜王山に登りました。
登山道に石楠花(シャクナゲ)が沢山咲いている場所があり、しばらく足を止めて観察していました。今年は石楠花の当たり年?らしく庭園で育てられたかのように見事に咲いていて偶然ですが良いものが見れました。(写真2つ目と3つ目)
また新緑の季節ということもありブナ林では木漏れ日の中歩くのが気持ちよく、のんびりした山旅でしたが十分に癒されました。
上高地の嘉門次小屋に、ウエストンさんが帰国時に、嘉門次さんにプレゼントしたピッケルがありますね⛏
岩波文庫かぁ🤔
私はちょうど今日、「対象の岩波文庫3冊買うと特製ブックカバーがもらえる」キャンペーンに、応募したところです😁
コメントありがとうございます。
ウエストンさんと嘉門次さんは深い交流があったようですね。嘉門次さんのことを尊敬されていたのが分かります。
「日本アルプスの登山と探検」は古い本ですが、ユーモアも含まれていて読み易いのでお勧めできます。
アーモンドアイさんもよく本を読まれるのですね。
岩波文庫は古い本が多くて少し敷居が高いイメージがあります。でもブックカバーは素敵だと思います。
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