らしくない年末に思う

なかなか雪が積もらず里の暮らしは快適なれど、どうにもスッキリしない。やはり心は熱く頭はクールでありたいのだが…

今年の山遊び。
年初のＢＣスキーは岩木山が多かった。
夏山人のスタートは５月14日、岩木山の弥生コース。
５合目辺りまでは青空のもと残雪と春紅葉が見ごろで爽やかに…しかし下山時に半身が雪に埋もれた遭難遺体と遭遇。
昨年末からこの遭難者について知らされていたが、まさか自分が発見者になるとは思いもよらなかった。
４月２２日、春スキー下見に登った時も快晴だったけど全く気づかなかった。

楽しかった遠征は南アルプスと朝日縦走。
どちらも好天に恵まれワイワイ賑やかに、甲府の鶏モツも美味かったなぁ。
夏山人の締めは先日の梵珠山。
４６８mの里山は所々に雪が残る程度で長靴でも可。
馴染みのＫさんやトレランの若者、その他20〜30人のハイカーで賑わっていた。
例年ならとっくに雪山人にスイッチしてるんだが、何年かぶりに雪の無いクリスマスを迎える。

振り返って今年はやっぱり岩木山。
件の遭難は昨年１１月３０日だったらしい。
偶然は重なるもので、その日も歩き納めで百沢から岩木山に登っていた。
８合目辺りから雪はあったが吹き溜まりでも膝上ほど。山頂付近は吹きさらしでさらに少なかった。
山頂小屋で長めの昼食を摂ってから下山したが、我ら以外の登山者は見かけていない。
１０月末、損害保険の調査員が訪ねて来た。
何が不審でどんな疑念をお持ちか知らないが、状況を思い起こすほど彼は生に対し強く執着を持ち続けたと思う。合掌。

山では体力や経験の多寡にかかわらず、いくつかのアクシデントが重なればすぐ重大事故になる。
そこに潜むリスクに絶えず気を配り心して遊びましょう。

コメント

yo-fu

良いお年を〜
やっと雪が積もってきましたね〜
遭難者さんは見つけてくれる人を選んだんでしょうか、見つけてもらって魂が救われたでしょう。
今年はお世話になりました。
安全に楽しい山行できるよう心して、来年もよろしくお願いします！