栄山寺へ　真っ赤な　ドウダンツツジを見に

2013年11月21日 14:22未分類全体に公開

　藤原武智麻呂により創建された。
古代には阿陀郷と呼ばれた五條市は、阿陀比売神社があり早くから開けた地域です。
五條市と橋本市の境界近くに、国宝人物画像鏡のある隅田八幡神社があるなど由緒ある地域でもあります。
藤原不比等の長子である武智麻呂により前山寺を創建したのがはじまりです。
その後、藤原南家の菩提寺として栄え、南北朝時代には南朝の後村上・長慶・後亀山天皇の行在所が置かれていた。

　本尊は、薬師如来で真言宗豊山派に属します。
国宝八角堂は、藤原仲麻呂が父藤原武智麻呂の菩提を弔うために建立したと伝えられています。
武智麻呂の墓は、当初は佐保山の丘陵地にありましたが、栄山寺北側の山上に改葬されたそうです。
栄山寺とモンベルの間にある駐車場から見上げる山の頂上に約３０分ほどの所にあります。

武智麻呂は栄山寺を愛したのでしょう。
父が建てた興福寺と違い、わびさびの世界と言うか、飛鳥や吉野の宮から離れた田舎にぽつんとある世界を愛したのかも知れません。

　八角堂の内部は、４本の柱と上部の飛貫、天井の彩色絵画がすばらしく、柱には楽器を奏する菩薩像、飛貫には飛天や人面をもつ鳥などが描かれていたようです。しかし、今は、足跡すら見つけるのが難しい程に剥離して無惨な状況です。

栄山寺　瑠璃の光に　紀ノ川の　渓谷翔ける　鳶に薬師見る

 http://blog.goo.ne.jp/dangonotare/e/80582e2fdaf4c9e0077309f078176950

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