そうだったんですね。
昭和24年(1949年)1月6日。
千丈沢四ノ沢出合。
松濤明が北鎌尾根で遭難死してから70年の歳月が経ちました。
ヤマケイ文庫の「ふたりのアキラ」を読んでいてそのことに
気がつきました。この本は著者と芳田美枝子さんとの往復書簡の体裁をとったもので、
芳田さんは松濤明が亡くなる3ヶ月前に新穂高温泉で短い時間をともにした方です。
松濤明といえば「風雪のビヴァーク」しか知りませんでした。
「ふたりのアキラ」は芳田さんの視点で松濤明のことが語られて
おり、それが新鮮でした。
また、著者による北鎌遭難の検証と考察には目が釘付けになりました。
私も四ノ沢出合へ行って当時に想いを馳せてみたいと思いました。
特別なルート、北鎌尾根。思い入れのあるルート。
加藤文太郎、松濤明。
湯俣からのクラシックルートで踏破して焼岳まで縦走するのが目標。
ほんのちょっとでいいから彼らに近づきたい。
最後に風雪のビヴァークより
サイゴマデ タタカフモイノチ
友ノ辺ニ スツルモイノチ 共ニユク
あ〜泣けてくるなぁ。
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