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SRTM標高とGPS標高の差に・・・。
私は、いつもログ計測にハンディGPS(Garmin eTrex20)を使っています。
帰宅後にGPXデータを取り出してフリーソフトのGPX Editorで加工後、スポーツ記録アプリのRuntasticに取り込んで累積標高を取り出していたんですが・・・。
ふと、ヤマレコの地図/標高グラフ機能の「グラフを拡大」を見ると、ここでも累積標高が表示されるじゃないですか。「おおー、便利だなー」と思ったのもつかの間、「あれ、ぜんぜん数値が違うじゃん!」ということに・・・。モノによっては40%近く違います。
上の画像でも、
runtastic:2029m
ヤマレコ(SRTM):1565m
ヤマレコ(GPS):1774m
と、最大500m近い開きがあります。
調べて分かったのが、表題の問題。SRTM(Shuttle Radar Topography Mission)標高はスペースシャトルのレーダーを使って得られた標高データで、かなり正確な標高データとのこと。eTrex20は精度の良いほうの端末ではあるんですが(携帯のA-GPSでも飛ぶような山林でもぶれが少ない)、それでも高さ方向の誤差がGPSの性能上生まれるらしく、その差が数値の差となっていたわけです。
・・・じゃあSRTMを採用すればよいのかというと、そう簡単な問題でもないことが判明。実は、日本をカバーするSRTMデータが90m角メッシュなんだそうで・・・。つまり、90m四方に区切った格子の中心点(ピークとは限らない)の標高を採用しているため、急な登りや山頂を判別できないことがあるそうなんです。確かに、上の画像2枚目のSRTM記録を見ると、山頂付近が真っ平らで明らかに不自然なのに気づきます(3枚目と比べると分かりやすい)。うーん、どうしたものか。
しかーし、そこはさすがヤマレコ!実はあまり心配する必要はありませんでした。
ヤマレコではGPS累積標高は100メートル以上移動しないと加算しないそうなんです。山頂で休憩している間に高さのデータぶれが発生しても加算しない、とのこと。これは、小さなピークの通過は取りこぼしてしまうかもしれませんが、通常の登山では良い解決策ではないかと思います。若干実際の累積標高差より小さくなる可能性はありますが、そこまで追求する必要性はあんまりないかな。。。
ということで、今後はヤマレコGPS累計標高差を採用しようと思います。
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