登山を始めた時からとても気になる事があります。
それは火器の使用です。
山では山火事を防ぐ為に火を使ってはいけないという認識がありましたが、登山ではバーナーという火器を使って良いのだと知りとても驚いたのです。
何故登山者だけは火器を使って良いのか今でも不思議に思います。調べてたらグレーゾーンってやつでしょうか。
そんな私もテント泊の際にはバーナーを持っていき食事を作る経験もしました。
日帰りではほとんど使いません。お湯を持って行く事が多いです。
ある日、長瀞アルプスを歩いて宝登山へ着いた時に「火気厳禁」の文字が目に入りました。
美の山にも「火気厳禁」とありました。
調べて見ると、ハイキングマップの注意事項に小さくハイキングコースでの火器の使用はご遠慮くださいとあります。長瀞の役所には確認もしました。
宝登山や美の山は登山客よりも観光客の方が多く、みんながベンチに座ったり蝋梅の香りを楽しんだりします。
その中で登山者が鍋を作り(匂いの強いもつ鍋など)食す行為はどうしても受け入れられません。
一緒に行く人がガスを持って行くと言ったら火気厳禁を伝えます。
大抵の人は納得して火気厳禁を守ってくださいます。
山頂だけが火気厳禁だからコース上の別の場所でやると言う人もいました。あぁこの人はご自分の所有の敷地内で他人が火器を使用し鍋をしても許すんだなぁと思い諦めます。しつこく止める権利は私には無いのでその人とは2度と関わらない事にするしかありません。
火気厳禁としている山では火を使わない、とても簡単な事です。大人なのですからその日くらい我慢できないのでしょうかね。