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九月の一日.
山梨県都留市は 盛大な お祭りで 賑わっていた..その頃,私は 一人 山を 歩いていた.
今宵は満月.であるかどうか..私は 月待ちの湯 ⇔ 仙人の水 ⇔ 二十六夜山 ⇔ 赤岩山頂へと..
「月待ち」かつて ここは 江戸時代.上戸沢の娘たち..隠れキリシタンが ろうそくの火を 灯しながら,「二十六夜山」へと 月に祈りを捧げていたという..
これは, 伝説であろうか..私は この物語に大変な 興味を持ち 月待からへと参上したのである.私一人のお祭り..
なだらかな坂道が 永遠と続く..今回,私が 歩いた登山の中では 一番,キツいのでは,江戸時代の娘たちは お祈りの為に ここまで登ってきたの.. ろうそく皿を片手に,嘘でしょ ..
やっとの思いで 仙人の水へ 「水が冷たい〜生き返るよう..」手拭いを 濡らし おでこに あてる..
ようやく 私にも起動が かかったか..足取りも軽くなり,山頂へと 足を運ぶ.
頂上の すぐ下には「二十六夜山講 ・ 行事の跡地」が あった..コケに 埋もれたマリア蔵ではあるが, 今も しっかりとした笑顔で 微笑みを浮かべていた..
何を お祈りしていたのかしら..私も祈ってみるのだが,現実の事しか頭に 浮かばない.
二十六夜山を越え 赤岩山頂へと 足を運ぶ.
以前,今倉山から 「二十六夜山への夏」に載せた 山百合は 姿を消していた..
私が,数々 登山した山が ここからは見える..御正体山・三つ峠.うぬぬ...またしても,富士の山は 雲に遮られて いるではないか..ムービーをご覧になさって下さっている 方々には わかるでしょうか...
私,一人の祭りであった..
karasiko7さんはじめましてこんにちは。
私もこのコースがお気に入りで、遥々千葉県の片田舎
から電車を乗り継いで出かけます。
道坂峠までバスで行き、原生林の今倉山、展望の良い
赤岩、静寂な二十六夜山、そして月待ちの湯で
汗を流し戻ります。
山梨は、よい山がたくさんあり、そこに住んでいられる
karasiko7さんは、羨ましいと思います。
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