【シミュレーションの世界２】

こんばんは、
先週２８日（金）名古屋にシミュレーション関係の仕事で出張。

特急「しらさぎ」で名古屋まで約３時間。
くもり空が、米原に近づくにつれてだんだん晴れてきます。
名古屋に着いた時にはお日様が。
やっぱ、うらやましいです。
おまけに暖かい。
春がもうすぐですね。
こっちはまだ寒いです。
駅前のミッドランドホールだったので、楽ちんでした。

・やっぱり人が多い、都会です。（金沢なんて田舎）
・女子高生のスカートの丈短い。（こっちが心配になるくらいです）
・歩くスピードも速い。（田舎の人はゆっくりです）
・隣の営業所に顔を出せばよかった。（隣なのに・・・）

ここからはちょっと酔っ払っています。あしからず。
新幹線ができたら金沢から東京まで２時間半か・・・
手羽先、うまかった。
名古屋、大好きです。

前のやつ（シミュレーションの世界１）読み返して、書いています。

適当に読んでいただければ、うれしいです。

久しぶりの解析の仕事、ワクワクしました。
たまたま、前の会社で使っていた同じソフトの評価版が他部署に。
評価版なんで制限があり、大規模なデータを扱うことができません。
悪戦苦闘、工夫しながらなんとか結果を出すことができました。

破損した原因は、応力集中という我々の世界では超メジャーな現象。
穴や溝、段といった一様な形状が変化する部分に応力（力と思ってください）
が集中し、壊れたんです。

え〜と、飛行機の窓の形、思い浮かべてください。
丸っこいでしょう。（長楕円）
コメットという世界最初のジェット旅客機が空中分解したんですが、
その原因のひとつが窓の形だったんです。
犠牲者35名。

コメットの窓は四角で角がありました。
この角の部分に客室内与圧による力が集中、亀裂発生、進展、破裂。

この事故は多くの貴重な教訓を残した重要な歴史的事件とされています。
技術の進歩は、多くの犠牲のもとに成り立っているんですね。

もとい。
で、依頼先には｢半径○○以上の丸にすれば壊れないよ」と報告書送りました。
その後、改造、耐久試験で問題ないとの連絡。
「ありがとうございました、KAWAさん。このご恩は一生忘れません」？？？？
解析の有用性を存分にアピールできました。

それがきっかけで解析ソフトを導入、現在社内に3ライセンスあります。

「曲がりなりにも」と言ったのはこういう経緯からです。

続く。