家族でのささやかなお祝いパーティの席で、彼が開口一番、私に言ったのは、
「4歳になったら、お山に登れるかなぁ」
これまでにも、低山やルートの比較的短い山に連れて行ったことは何度もありますが、やはり上の子と行くことが多く、寂しい思いをしていたようです。
基本的に自分の脚で登れないような山には同行させないのと、万が一を考えると、私一人では二人同時の救助が難しいからなんですが、やはり何度かの山行で、兄に及ばないことを自覚していたのでしょう。
実際、上の子の同じ頃と比べても、彼は少し甘えが強いところがあるので、同行させるには私としても相応の心構えが必要になります。それでも、本人が望むなら出来る限り連れて行くでしょう。
私の答えはこうでした。
「お前が登る力がある山に、お前は登れるんだよ」
画像1: 1年前、二人を連れて登った冬の北横岳(天候急変のため中途撤退)
画像2: 3歳最後の冬、北横岳再び
画像3: 1年越しの頂上ゲット
遅レスで失礼します。
わが家の息子は4歳の時(といっても5歳の誕生日の直前)、立山の奥大日岳に行ったのがアルプスデビューでした。真夏なのに雪渓の上で雪遊びしたり、雷鳥を見たり、楽しい思い出になりました。
その後も、毎年のように白馬や鹿島槍など、家族登山してましたが、中学生くらいから付き合ってくれなくなって・・・。
昨年の秋、大学生の息子の金沢の下宿に泊まって、翌日から2人でテント泊の白山登山。久しぶりの山で、息子も喜んでました。たぶん、息子以上に私はうれしかった!
返事が遅くなりました。
下の子は結構連れて行って欲しいとねだるのですが、途中で挫けることも多く、上の子の不満も溜まるのでなかなか難しいところです。それでもいくつかの山に連れて行きました。
そんな彼も先日5歳になりました。まだテント泊の山行には連れて行っていないので、今年はそれが目標ですね。上の子は4歳からテン泊を重ねさせていたので、経験の差が開いてしまっているのが悩みどころです。
彼らにとってはきつい山行になってしまうことも少なくないのですが、それでも今のところ行きたいと言ってくれています。
いつかは誘っても見向きもされなくなる日が来るのかもしれません。
でも、その時はやっと私がまた好きな山に行けるようになるのだからと、今は彼らのためだけに山を登るようにしています。
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