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子供向けに書かれた本ですが、岩場の名称、ザイルさばきについても触れられており、大人でも楽しく読める本でした。
ただ、私のことをズバリ言い当てられたような記述があり、少し恥ずかしくなりました。
「君たちが行く山で、ピッケルを持った登山者に会ったらその人はハッタリ登山者で、たいした山のベテランではないと見てよいだろう。」
「ピッケルを持って、チロルハットをかぶり、ニッカボッカーをはき、おまけにパイプをくわえている登山者は、古い型の登山者で、ロクな山へ登れない人に多い。」
たしかに私は山で怪我ばかりしてて、書いてあるとおりだと思います。
でも、人からどう見られるかを気にするのが見栄だとすれば、人がどう見ようが自分がかっこいいと思うスタイルを通すのが美学と、以前聞いたことがあります。私は、山のブランクが長く、山を歩くときは心は子供のままなので、美学をもとめて子供の頃当たり前だったスタイルでこれからも山を歩きます。
でも、こうも言われます。「美学は、口に出して語られたとたんに見栄になりさがる」
ちなみに、初版は1987年、ザックはキスリング型が一番使いよい、テントはビニロンの家型か屋根型で十分と書いてあります。この本で古い型の登山者と書かれてしまった私は何時の登山者なんでしょうかねえ?
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