ツキノワグマが活動する季節→熊が人を襲うとき)
今朝、日本ツキノワグマ研究所の所長米田一彦さんより執筆された本のお知らせが届きました。
山菜採りに行く方、登山や作業で森に行く方、渓流釣りをする方、山麓に住んでいる方、ツキノワグマが好きな方・嫌いな方、皆さんにぜひ読んでいただきたいです。
米田先生はご自分の足で情報を集め、泥臭い作業や聞き取りを積み重ねて、遭遇事故による不幸な人間と不幸な熊を出さぬよう研究しておられます。
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(米田一彦先生より)
十和利山熊襲撃事件を出す前に、クマの攻撃生態を理解しておくために出しました。
『熊が人を襲うとき』
発売元 (株)つり人社 〒101-8408 東京都千代田区神田神保町1-30-13
《熊が人を襲うとき 内容》
襲われた2255人 1993通りの事故
《必携・クマに襲われて助かる方法》
活動のジャンル別対策法
第一章 クマの暮らし
第二章 襲われた2255人 (1993件の事故)
㈠ 死亡者数は52人・最年少は4歳
㈡ 受傷部位
㈢ 事故発生状況
第三章 活動類別の事故 と対応
㈠ 農林作業中に襲われる
㈡ 初夏に襲われる
㈢ 秋に襲われる
㈣ 余暇中に襲われる
㈤ 釣り中に襲われる
㈥ 散歩中に襲われる
㈦ 見回り中に襲われる
㈧ 遊戯中に襲われる
㈨ 家屋敷地への侵入
第四章 対策別の優劣
㈠ ナタ、カマ、得物で反撃する
㈡ ピッケル、ステッキの利用法
㈢ 爆竹は安価で使い道がある
㈣ 物を振り回せ
㈤ ヘルメットで頭、頚部を守れ
㈥ 木に登るのはどうか
㈦ バカヤロウと叫んでみろ
㈧ ザックを置いて逃げる、は不可
㈨ ラジオは役にたたない
㈩ 死んだ振りは有効だ
11 徒手空拳で闘えるか
12クマの眼を見て後ずさりする・背負った荷で背中を守れ
13クマ撃退スプレーは最強の武器だ
14犬を連れていると重傷か軽傷の極端
第五章 クマは、やはりクマ
㈠ クマの怖いところ
㈡ クマに付け回された
㈢ クマの蟠踞
㈣ リターン攻撃
六章 クマの不思議
㈠ 高圧送電鉄塔に登って感電死するクマ
㈡ 気象と事故
㈢ クマに優しく抱きつかれた人々
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日本ツキノワグマ研究所HPです。
http://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/index.html
本日の読売オンラインです。
秋田県鹿角市の山林で、タケノコ採りの男女4人が相次いでツキノワグマに襲われ、死亡した衝撃的な事件から間もなく1年になる。現場近くで体長1メートル30センチの雌グマが射殺されたが、このクマは“主犯”ではなく、現場近くで目撃された雄グマ「スーパーK」こそが“主犯”だとNPO法人「日本ツキノワグマ研究所」の米田一彦理事長(69)は推測していた。
米田理事長がその後、関係者の聞き取り調査などを続けた結果、人を食べた可能性のあるクマは計5頭で、このうち「スーパーK」とみられる雄グマが昨年9月に捕獲・駆除(殺処分)されていたことがわかった。秋田県では2016年度に、前年度の4倍以上にのぼる476頭のクマを捕獲・駆除したが、「人食いグマ」は3頭生き残ったと米田理事長は推測。目撃者の証言などから、生き残ったのは、「額の左側に古傷のある」若い雄グマと、12歳と推定される高齢の「赤毛の大きな」雌グマ、気性が荒いもう1頭の別の雌グマの3頭だとみている。
現地では間もなくタケノコ採りシーズンを迎えるため、米田理事長は「今年も人食いグマが出没する恐れが十分にあり、厳重な警戒が必要だ」と注意を呼びかけている。
餌場には近づけませんね。
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