孤高に生きた登山家 岡野金次郎評伝

湘南平の岡野金次郎翁記念碑の存在に気づいたのは10年近く前だったと思います。
「岡野金次郎」？聞いたことないなあ、でも地元の平塚に住んでいて、碑が立つほどの登山家なんだあ、といった印象でした。
今回、評伝が発売されて早速読んでみましたが、山を愛する明治男の壮大なヒューマンストーリーに引き込まれました。資料が少ない中、遺族への聞き取りなどで徐々に岡野翁の姿が浮かび上がり、推理小説を読み進めるような感覚もありました。
地元なので、山を眺めながら散歩していたコースもわかります。
今、私自身もジョギング散歩で富士、箱根、丹沢を遠望する日々です。