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ワンゲルに所属するようになり、当初は綺麗な景色を見るのが目的だったのが団体登山の楽しさを知り、景色が綺麗なところへ行きたいという気持ちを前提としながらも難路や藪バリエーションへ挑むようになった。
いつしか学年が進みリーダーになってからも自分の目的は綺麗な山、そして楽しい登山だった。
ただリーダーとして山行設定を行ううちに山が仕事の様になり楽しめる場所で無くなってきている様に感じていた。メンバーを安全に下山させるために能力の限界を試せなくなり、リーダーになった頃に後輩達に再三伝えていた『楽しめ』という言葉を発する機会も少なくなっていた様に思う。
道を見失い、迷いから1人で山に向かう様にもなった。
厳冬期の富士山や槍ヶ岳がそれだ。
自分が出来ることの証明。
体力、精神力のタフさの証明。
ただどちらも1人で山頂に立ち、或いは自分が創り出したトレースを見た時その美しさに声を上げた。
それでも下界に戻ればまた部での仕事が始まる。
難易度は低く、安全面を重視した山行。
ただそれはいつか、後輩達がより高く、より楽しい山行を行う礎にしてくれることだろうとも思える。
俺は俺らしく。
その言葉が1番自分らしさを削っていたのかもしれない。
ある偉大な登山家と山に登る機会を得た。
彼女は山は楽しまないと意味無いよと言っていた。
本当にそう思う。楽しくなきゃ山に行く意味がない。だからこそ自分は単独行を始めたのだから。
楽しむ。1番難しい。
ただ、誰も行ったことのない場所で誰も見たことのない景色を1人見つめ、誰もいない山頂で叫ぶのは最高に気持ちいいし楽しい。
まとまらないけど、書き散らし。
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