■日時
2024年11月10日 9時50分スタート
■リザルト
グロスタイム：2時間43分50秒
ネットタイム：2時間43分48秒
以下、5km毎のlap
(18:52-19:00-19:36-18:27-18:42-19:10-19:39-21:04-9:20)
■当日までの練習状況
9月頃までは趣味優先で週末にトレランであちこちの山へ行くことを主眼としており、平日は低強度走や中強度走がメイン。夏場は暑すぎることもあって5月以降ポイント練習はほとんど実施していなかった。9月以降フルマラソンに向けたトレーニングとして、週1〜2回の頻度での12kmペース走（キロ3分45秒前後を目標）と、10月以降概ね週1回の頻度での25km〜30kmのロング走を取り入れ、それ以外は引き続き低強度走や中強度走を実施。12kmペース走は大会当日の2週間前の時点ではキロ3分35秒ペースでこなせるようになっていた（起伏のあるコースでペース走を実施しているので平地ならもう少し早く走れるのかもしれない）。2週間前から少しずつ走行距離を落として疲労抜き。レース直前の1週間は低強度走のみで45km程。
■当日の装備
・上は半袖のサイクルジャージ、下はランニング用のハーフタイツ。その他に腕時計、防寒としてアームフォーマと軍手、雨対策としてキャップを持参。補給食は持参せず。
■前日からスタートまで
試合当日に備えて十分な休息を取るべく前日は10時前には布団に入ったのだがなかなか寝付けず結局寝不足のまま予定より早めに起床して3時30分ごろに朝食。４時30分頃には自宅を出発して移動開始。移動中6時頃と7時頃にコンビニおにぎり1つずつ消費。飲み物は会場への移動中に600mlペットポトルを7割ほど消費。
自宅の最寄り駅から始発に乗車して列車を乗り継ぎ東京駅から木更津駅7:45着の臨時列車で木更津駅へ。東京駅の発車間際でもなんとか座席を確保することができた。錦糸町あたりでほぼほぼ席は埋まっていた印象。
トイレが混むと思ったので木更津駅到着前後に車内のトイレで済ませてからスタート地点へ向かう。しかし距離が1.5kmほどあるうえに大混雑で結局荷物預け場所に到着するまで1時間かかり既に時刻は8時40分。スタート地点への移動にも時間がかかる旨のアナウンスがされていたため、まともにアップをする時間も確保せずに着替えと荷物の預け入れをすませスタート地点へ向かう。ただ、Aブロックのスタート地点までも結構距離が離れているので、この移動でジョギングをしてウォーミングアップに当てた。またスタート地点のトイレはFブロックのあたりは混んでいたがAブロックのあたりは並ばずに利用できたので助かった。
スタート時刻の20分ほど前にスタート地点にならび号砲を待つ。寝不足のままここまで移動してきて道中はかなりマイナスな気分だったのだが、このくらいの時間になると普段の活動時間に相当するからなのか、気持ちも上向きになってきておりスタートが楽しみになってきた。
■スタート-アクアラインの入り口まで(9km付近)
今回の目標は最低限2時間50分切り、現実的には2時間45分切り、あわよくば2時間40分切りと考えていたものの明確にはペースを決めていなかった。2時間40分を狙うならキロ3分45秒で入る必要があるがそのペースでいったら後半失速し2時間50分すら切れないリスクが高いので非常に悩ましい。結局最初の1kmは無理せず周りの状況に合わせて走りながら自分の調子をうかがい判断することに。1kmを3分53秒で通過し体調は申し分無さそうなのでとりあえずはキロ3分45秒を目安に進むことにした。早々にちょうど良い集団を見つけたものの5km付近の自衛隊基地入り口付近でさらに前に出て一つ前の集団を目指す。北風が強めに吹いているので北に向かうときはなるべく他の選手を風よけに利用することを意識。8�夘婉瓩離┘ぅ匹魏瓩�ると海ほたるまでエイドが無いのでここで塩タブレットを補給するつもりだったのだが見当たらなかったため諦める。上り坂を上って料金所を通過していよいよアクアラインへ。ここまでは概ねキロ3分45秒ペースで来ているが心肺はそれほどきつくなく順調。
■海ほたる往復（9km付近〜19km付近）
序盤から強烈な向かい風を受け、9km〜10kmで4分10秒かかりそれまでと比較して20秒以上遅くなってしまった。しかし特に手を抜いているつもりもないので、やはり向かい風の影響なのだろう。また、ちょうどこのタイミングで単独走になってしまったのはまずかった。仕方なく前を追い何人か抜かしたのだが同じくらいのペースの人はおらず単独走が続く。このあたりで軍手とアームフォーマ―を外し、サイクルジャージの後ろポケットへしまう。12km手前の急坂に入る手前で後ろを振り変えると集団が迫ってきており、レース運びに失敗したことを悟る。8km付近で抜け出さずに集団に残っていれば良かった。仕方がないので追いつかれるのを待ってから集団の後方につき休憩。追いつかれると同時に登りも一段落して海ほたるへ向けての下りとなりペースアップ。風で冷やされたのかハムのあたりに負荷がかかっている感覚が有り無理すると攣りそうだがせっかくの集団なのでスピードを落とさずついていく。
14km手前の海ほたるで折り返すと追い風に転じたため、集団から離れてもそこまで損ではないだろうということで、両ハムがきついこともあってここでいったん周りのランナーは意識せず回復に努める。ペースはキロ4程度まで落ち、残りの30kmはこのままキロ4を維持できるどうかというところであまりタイムは望めないなと少し後ろ向きになっていたが、16km付近でまた集団に抜かれたので気持ちを入れなおして集団の後ろにつく。下りかつ追い風で一気にペースがあがったが何とかついていけそうで気持ちも前向きになる。そのまま再び何人か抜き返しながらキロ3分30秒程度で3km走りアクアラインの区間は終了。
■平地区間(19km付近〜32km付近)
後半はエイドが頻繁にあり、前回のフルマラソンの教訓から補給は十分にしておかないと30km以降で失速すると思っていたので、19km付近のエイド以降はこまめに補給をする。といってもタイムを無駄にしたくはないので基本的にはエイド1か所につきスポーツドリンクを1杯ずつ。21�劼亮蠢阿妊侫襪肇蓮璽佞諒�岐が有りそれまでずっと7人ほどで走っていたところ3人ほどはハーフのゴールへ。直後の21kmのlapタイムから計算して2時間40分切りは厳しいが不可能ではないくらいだなと思い引き続きキロ3分45秒ペースを意識する。しかし平地に戻ってきても割と頻繁に曲がり角が有りその都度風向きが変わるので、ペースのばらつきが大きくて順調なペースなのかどうかがわかりづらい。23km位のあたりで前方を見ると50m程前に数人の集団が形成されており、私の近くにいた人と一緒にこの集団を追う。ペースについてはばらつきが大きく参考にしづらいので、何とか目の前の目標へ追いつくことに集中してペースを落とさないようにする。幸い心肺にはまだ余力が有るので、心肺に負荷をかけてでも前を追うことを意識したのだが、離されてはいないが追いついてもいないという状況が結局30km付近まで続きその後は離されてしまった。それでも前の集団から遅れてきた人を少しずつ回収して順位をあげつつ進んでいくと、32km地点を通過し後半のアップダウン区間が始まった。
■後半のアップダウン区間(32�夘婉瓠船粥璽�)
32kmのエイドでの補給時に若干バランスを崩し、その一瞬でふと気持ちが切れかかってここまでのペースをこの先も維持するのは難しいなと思ってしまった。かつ32kmから33kmの登りでペースダウンしここで流石に2時間40分切りはもう無理だと判断。とはいえ気持ちが切れると一気にキロ5分ペース位まで落ちて2時間50分切りすら怪しくなりそうなので、とにかくメンタルを前向きにするよう自分に言い聞かせる。心肺に余力が有るからと言ってペースを上げようとすると依然としてハムのあたりが攣りそうなので、それだけは避けようと慎重に進む。35�匱蠢阿療个蠅魏燭箸�クリアして下りに転じるも、もう足のダメージがひどくあまりペースは上げられない。キロ4分ペースをオーバーし始めているが幸い大きく失速するところまではいっていないのでそこは良かった。
しかしこのあともう一度登りが有ったはずと思っていると案の定37kmの先で急な上り坂が現れ、この登りでは大きく失速。ペース低下を気にしている余裕はなく、攣らないようにかつ歩かないようにするだけで精一杯で体感的にはこの1kmは5分くらいかかったと思ったが4分30秒弱で抑えられておりもうあとは平地か下りのみ。あと少しという思考が浮かぶと集中力が途切れそうなので、まだまだこれからが勝負と考えるようにしていた。ペースが落ちつつあるのでそれまでと比較して1kmごとの距離表示が出現するのに時間がかかるなと思いながらも何とか足を運び、最後に内房線を超えるところでまた登りが有ってげんなりしたが、もうあとわずかなので多少フォームが崩れても強引に心肺に負荷をかけて耐えるように走り、42�劼魏瓩�たところラストスパート（したつもりだったが後でタイムをみると全然上がっていなかった）。ゴール地点に表示されているタイムは2時間43分台であることが確認でき、そのまま何とか2時間43分台でゴール。考えてみたらフルマラソンで本当に最後の最後まで大きく崩れることなく走りきれたのは初めてな気がする。ゴール地点を通過したものの本当にここがゴールで良いのかと若干不安で（ゴールのゲートはあるが付近に選手も運営の人が誰もいなかったので）スピードを落とさずそのまましばらく進んで左折したところで運営の方がいらっしゃった。
■まとめ
アクアラインを走れる貴重な機会であることに加えて、沿道での地元の方の応援が途切れることなく続く大会で、走っている身としては非常にありがたい。活気のある大会というのは走っていて楽しいと率直に思った。
レース展開の面で言うと、アクアライン部分も強風やアップダウンが有ってもちろん楽ではないのだが、まだ前半で余力が有るだけましで、このコースで真に辛いのは30�勸聞澆離▲奪廛瀬Ε鵑任△襪海箸鮗卒供Ｊ儔修防戮濮�り応えのあるコースだがタイムを追及するには少し不向きなのかなと感じた。また、天候はもともとの予報では曇りのち雨であったが、幸い20�辧�30�夘婉瓩脳�し降られたのみでゴール後も特に降られることは無かった。そして繰り返しとなるがアップダウンと強風の影響でラップタイムのばらつきが大きくオーバーペースなのか適切なペースなのかの判断がしづらい。心拍数でのコントロールが重要なレースな様な気がした。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する