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冒頭の「百姓やればなんとか食えた、人間食うだけじゃ生きていられても暮らせない、ウサギやタヌキじゃない着るものだって買わなきゃ・・・現金に困った」
このことは山に生きるって事の核心部かなって思います。
当時の山間部の村での生活は、貧乏で貧乏でひどい貧乏の内容は読めば想像を絶することと、奥さんの苦労話は胸を打たれます。
昭和初期の黒部での歩荷や遭難救助、狩猟を山賊目線で語ってあるので説得力があり、特に鬼窪さんの訛り混じりの文章は隣で話聞いているようだ。イワナやケモノの話は興味引きます。特にカモシカについては貴重な話がてんこ盛りで、きっとこの方は話し出したら止まらないタイプかもと想像します。
つくづく今の時代に生まれ生きていて良かったと思いながらも、先人への感謝は忘れてはならいと思いますね。
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