今年を振り返って

今年も後ほぼ２日となりました。多分年明けまではもう流石に登らないだろうと今年を振り返ることにしました。
登山日数としては２８日（移動日・滞在日数含まず）その内、百名山は９座でした。
今年は１０座を目指していたのですが、７月に予定していた剱岳は台風と雨と会議で流れ、リカバリーで中ア縦走を考えていたのですが、思わぬ怪我で空木岳を逃し、最後に恵那山で滑り込みの９座で終了でした。
山に登ろうとリターンして２年が過ぎ、色々な山を訪れて色んな景色や人に出会い、しんどいことも楽しいこともあったけれど、こうして無事にいてること思えば、全てのものに感謝だなぁと思います。ここの記録には残していませんが、実家の近くの低山（小さい頃から登っていました。）をトレーニング山として使っているのですが、いつも四丁塚（登山口からさほど遠くない、階段の終わりのところ）で立ち止まり、思い出すのです。リターンした頃に行けるだろうと思って登ったところがそこで足が動かなくなり、目眩がして立っていられなくなってへたり込んだ自分を…
今では全くそんなこともなくサクサク歩けているので、成長したんだなぁ、なんて苦笑いが出るのです。
あの頃に立てた目標が、その年の秋には小学校の時、大学生の時に登ったあの白馬岳を登る、次の年には槍ヶ岳を登る。そしてその次の年には剣岳を登るんだ、と頑張ってクリアしてきましたが、本当に残念、今年の剱岳には行けませんでした。
その代わり、最北端の百名山・最北端の地へ行くことが出来、とても満足です。
基本、バイクを使って山へ登る（宿泊は下界では必ずテン泊）と言うのが私のスタイルなので、昔から北海道を自分のバイクでツーリングしたいという夢と、最北端の山へ登れるという喜びで充実した夏でした。
シルバーウィークには、燕岳〜常念岳への縦走を初めてペア（安心してください、男性ですよ…）で行きました。いつもソロで登っていたのですが、お連れ様は初めてのアルプス、結構気を使いましたがお連れがいるのもいいものです。あの稜線を歩きながら見た槍ヶ岳から穂高連峰の雄大さは、北アルプスならではの景色ですね。人気が出るのもうなずけます。あぁ、去年にあの槍ヶ岳を登ったなぁ、なんて思いだしながら、楽しく登れました。夜中には満天の星空、天文部だった私には、こたえられない喜びでした（ずっとそこに居たくなりました）。
秋に行った初めての中央アルプス、特に緊張と不安の宝剣岳、すごく楽しかったです。今年も充実人生でした。
しかし、こうして楽しく行けたのも周りの人たちの協力のおかげと思います。その人たちのためにもこれからも無事に帰って来なければなりませんね。
さあ、来年はどんな年になるのでしょうか？そうそう、８月１１日の山の日が施行されるのですよね、良いのか悪いのかよくわかりませんが、折角できた休日なので、大いに利用していろいろと沢山登ろうと思います。
山へ行く時に参考にさせて頂いた方々や山行記録などに拍手を頂いた方々などに感謝いたしますとともに、皆さんもお気をつけて楽しい山登りをしてくださいね。では良いお年をお迎えください。