夢の続き〜鳥海山

高校生の時だろうか？図書館でたまたま手に取った写真の光景が忘れられない。それこそが日本百名山の一つ、鳥海山であった。「いつしかこの山に登りたい」、片想いのような気持ちが芽生え、山への憧れを募らせていた。思えばこれが旅への足がかりだったのだろうか？地元から離れ、電車で遠くへ行き、知らない景色、知らない言葉、知らない美味、全てが新鮮に見えた。旅行をするようになったのもきっと、鳥海山という未知なる世界を知り、もっとたくさん「知らない」に触れたい、そんな私がいたのだろう。閑話休題、とにもかくも、私の長年の恋は実り、鳥海山山頂に到達することができた。大切な思い出がまた一つ、私の中に蓄積された今日この頃。