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果実の色は明るいピンク色で、蝶が向かい合って羽を広げている様な形が特徴です。このピンク色はとても魅力的!ただし、シカの食圧に耐えて生き残っているのかほぼササの中に埋もれて足首以下の背丈でした。
夏の草原のセリ科はどれも同じような白い花が咲いてシラネニンジンかな?ハクサンボウフウかな?と思いつつもずっと素通りしておりました。ミヤマニンジンは、以前秋の那須の礫地で見かけた後なかなか種名がわからずにいたところ、軍配状の果実の形という説明でやっとたどりついた種でした。その後、富士新五合目の森の中で見かけて、火山と関係あるのかなと思っていました。しか〜し、山渓ハンディ図鑑(353ページ)にちゃんと書いてありました!!”亜高山帯の草地に生育する”と。なるほどそうだったのか!大菩薩に生育していても合致します。また、神奈川県植物誌2018には丹沢・箱根のブナ帯の草地にも生育するとあります。きっと他にも分布しているに違いありません。随分と長い間見過ごしていたんだろうなぁと思いました。
(シラネニンジンの果実には、この種のようなひらひらした翼はありません。ハクサンボウフウの果実には、狭い翼がありますが小総苞片はないか目立たないそうです。必ず果実に不稔が混ざるとの説明も見かけました。)結局、シラネニンジンもハクサンボウフウもちゃんと見ていなかったのか。。。
ヤマレコの皆さんにお世話になりっぱなしので、何かの参考になればと思い投稿しました。いつもどうもありがとうございます

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