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日記
会津の志津倉山に登った時に、登山口までの林道沿いの木々が立ち枯れているのが目についた。数はかなりの数で、車で曲がりくねった道をターンする度に1、2本といった感じである。いわゆるカシナガによるナラ枯れというものだと思う。下山して山の麓から改めて周囲の山の様子をうかがうと、紅葉時期ということもあり、山の色彩は豊かなのだが、よく見ると紅葉とは違う赤黒い色が点在しているのに気付く。紅葉しているのではなく、枯れているのだ。ナラだって、それなりの大きさに成長するのは数十年かかる。つまり昔のような山の景色は、もう私が生きているうちには見られないということだ。山に上り始めた時、山は逃げないから、また次に登ればいいということを言われて、納得した覚えがある。いま私が思うことは、確かに山は逃げないのであるが、こうした害虫や最近多い集中豪雨による土砂災害で、森の植生や色合いは変化してしまい、昔の山とは違う山になってきてしまっているということである。私が見たいと思っていた山の景色が、少しずつ消えていっているのである。
山は逃げないのであるが
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