２０１７．９．２４
救助訓練 その壱 （以下、実際に行動した時の覚え、救助の手順、想定、使用技術等については、この限りではありません。一切の責任は負うことはできません。お読みになる際は、ご理解をお願いいたします）
想定 ダブルロープ50m×2本
二人でリード&フォロースタイルにて
クライミング中に事故発生
ロープは半分以上でている状態でテンションがかかっている。
要救助者は意識不明。
救助者 ６０ｋｇ 男性
要救助者 ５３ｋｇ 男性
概要
リード者が(ロープが半分以上出た状態)転落し、意識不明、となり、ビレイヤーが自己脱出し、リード者(要救助者)の元に行き、状態、状況の把握及び介助懸垂にてビレイ点まで降ろす。
(なお、使用する支点は強固なものであると仮定)
ロープＡ・Ｂの内、Ａロープにはテンションがかかっている
作業手順�．咼譽ぅ筺爾亮�己脱出
Ａロープのテンションを身体から支点に移す
→仮固定 ミュールノツトが便利
→荷重を支点に移す マッシャー及びマリナーズノツト スリング×１ フリー ビナ×１(マリナーノツトの場合は２)
→Ａロープを別の支点に固定（バックアップ）ギアの使用は少なくしたいので立木 があれば立木に固定すると良い（ブーリン、インクノット、八の字その他）
→使用していないギアは回収
作業手順�◆〕弋濬�者のところまで登り返し
→登り返し Ａロープはテンションが掛かっているので、細くなっていて、ＦＩＸ された状態で、クレイムハンストで登り返しをしたが、ＦＩＸされているＡロー プの縮む力によるものなのかわからないが、Ａロープと６ｍｍのスリングとの絡 みつきがヒドイ。
→ギア類は回収しながら登る（＊状況によっては残しておかないといけないギアも あるのでは？）
→登り返し用のプルージックは2本ともセルフにつないだ方が良い？（後々の作業 でもあったほうが良い）と考える
作業手順�� 要救助者の固定
1/3システムにより引き上げをし、要救助者を支点に固定する
固定の際は、要救助者のセルフを使用。
→支点が近くにあればよいがなければ、その次の支点もしくは支点の構築をしなけ ればならない（今回は最終クリップしたハンガーまで引き上げ）
→ロープＢは要救助者から可能な限り外す（外さないとロープを切る、一度、固定 したＡロープを外しに下まで降りて、また、登り返さないといけない）
→1/3システムの詳細は別の機会に
