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7月、雨により断念した三峯神社から雲取山へ登る計画が、ついに実現できる日が来た。私は期待と不安でいっぱいだった。7月にはソロ登山であった計画が、11月までに登山仲間を見つけメンバーが3人に増える。
11月1日土曜日。天気予報では弱雨であったが、風は弱く気温も大きくは下がらないということで、決行させることにした。
08:49西武秩父駅に到着すると小雨がぱらつく中、多くの人がバス乗り場を目指す。この日は関東屈指のパワースポット・三峯神社にて月に一度の特別なお守りが販売される日ということだったので、登山客だけでなく参拝客もたくさん集まってきているようだ。
2割は登山目的、8割が三峰神社を目指す人々といった様子だろう。
9:10発のバスを目指して来たのだが、どうやらもうバスがないらしい。次のバスが来るのを待つしか無い。
10:10。ようやく4台のバスが登場し、私たちは乗り込むことができた。すでに登山計画よりも1時間押しなので少し不安であるが、計画には多くの予備時間を含ませていたので、日暮れには雲取山荘には間に合うだろうと踏んでいた。
三峯神社まで残り7kmのところでバスが動かなくなる。どうやら神社へのお守りと紅葉のおかげで渋滞を成し、先に進めなくなってしまったらしい...。しかも09:10に出発していたバスさえもまだ神社に到達できていないという。
私はバス車内で地図を取り出し、友人と計画を練り直した。
雲取山荘まではいけなくとも白岩小屋まではどうか、霧藻ガ峰までならどうか。
ここまで準備して来て、こんなカタチで断念したくはなかった。
私たちは神社まで2kmのところでバスを降りた。すでに13時も半分が終わっていたと思う。諦めなければいけないという無念さと、なにがいけなかったのかという自責の念で暗くなっていた。
友人は、三峯神社を余すことなく楽しもうよと言ってくれた。私よりも忙しい毎日を過ごし、限りある休みを私の山行計画のために作ってくれた友人は、優しさもくれた。
三峯の神様に次こそは登らせてほしいことを伝え、「気」のお守りを買ってバス停に戻った。帰りのバスは行きよりも時間が読めそうだという。
幸い3人とも座ることができたので、1時間半ほど眠っていたら西武秩父駅に到着していた。
バスの運転手さんの話によると、こんなに混んだのは初めてでびっくりしている、ということだ。どうやらテレビで紹介されたのではないかという。
三峯神社は登山目的でしか情報がなかったが、まさか混雑がここまでだとは思わなかった。
次はきっと雪解け後の挑戦になるだろう。
山は逃げない、という父の言葉を胸に、春までの鍛錬を誓う。
無念さとリーダーシップの大切さと友人の優しさととも、この日記を記す。
はじめまして、こんにちは。
まさにタイムリーな話題で、思わず書き込みさせていただきました。
私は三峯神社参拝が目的で、今日出かけたのです(車で)。
するとありえないようなところから渋滞。。
秩父市内に入っても全く解消されない様子だったので、駅付近で諦めました。。家を出るのも遅かったのですが。。
想定外でしたよ。
9月に「アド街ック天国」で奥秩父が紹介されていましたね。
三峯神社は一位でした。その影響もあるのでしょうか。
今度は是非ご友人と登頂できますように。
fukumaro-jiさん、お邪魔します。
それは災難でしたね。
デッカイザックを背負ってそのままご帰還とは…。
しばらく前に大輪から雲取に行かれた
レコを読みました。
それもありだな、と思いました。
歩く時間は増えるけど、
乗車時間は短いし、
ダイレクトに霧藻ヶ峰方面に
アクセスできるようです。
私も9月に行きましたが、
バスは2時間弱かかりました。
これだけで疲れました。(泣)
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