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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:装備

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クトーについて
質問2022年02月01日 17:37 (2022年02月03日 18:04更新)
山スキー超初心者です。
クトー購入を検討しています。
ご教授お願いいたします。

クトーのタイプとして、板に直接穴をあけて基盤を設置するG3のタイプと、穴を開けないタイプがありますが、実際の使用でのメリットデメリットについていかがなものでしょうか。

板に穴をあけるタイプは、ヒールリフター使用でも刃が雪面に刺さる構造ですが、実際は穴を開けないタイプとの差は相当にあるのでしょうか。
また、穴をあけるタイプは、外れることがあるような日記も見ています。
https://www.yamareco.com/modules/diary/54994-detail-259852
それであれば、穴を開けないタイプのものはもっと外れそうな気がします。
実際に焼岳で、片方だけのクトーを見たことがあります。
メーカーの仕様だけでは分からないことも多々あると思いますので、ご教授いただけると幸いです。

お手数をお掛けしますが、よろしくお願い致します。

追記
G3クトーは1種類。板に穴をあける必要はなく、ビンディングにクトー基盤結合用のネジ穴がついており、そのネジ穴のみでビンディングとクトー基盤が結合できるようになっているようです。板に穴をあけることはないようです。クトー基盤にクトー本体をひっかることで使用します。
回答2022年02月03日 12:43 (2022年02月03日 18:04更新)
こんにちは。
「板に穴を開けるクトー」というのはこのタイプの事だと思います。
https://yamareco.org/modules/yamareco/upimg/298/2980341/a7401b23601db22931498801f6fdc7d7.JPG
ブンリンの3Dが有名になっていますが、かつてはボレーのこれでした。
ビンディングに取り付ける専用品に対して、「直付けクトー」と呼ばれています。

クトーを使いたくなるのは雪が固くなった急斜登りやトラバースです。
急斜面を登るときにはヒールサポートを使いますが、ビンディング取付タイプはヒールアップするとクトーもアップしてしまって用をなさなくなりました。
(昨今はアダプター内蔵のビンディングもあり、それはある程度の効果を確保しています。)
直付けは常に設定通りの刃が出ているので登高時はすこぶる安心できます。

短所ももちろんあります。
クトーが必要な斜面を越えた後もクトーを外すのが面倒で、わずかな抵抗に目をつむってズルズル引きずって歩く事がままあります。
歩行中に回転式のストッパーが回ってしまい、クトーがはるか後方で昼寝していたという話しを聞きます。(さいわい、私はありません)

道具に何を求めるかで選択が変わりますが、使い勝手が良いのはメーカー純正のビンディング取付タイプと思います。

なを、直付け用のビス穴のせいで板が割れるという事は通常は考えづらく、特殊事情と思います。
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gankoya様、こんにちは。
ドナルドのアイコンのお方ですね(笑)。
ご回答、ありがとうございます。
直付けでも外れることがあるのですね。ヒールリフター使って登っていると、ブーツとクトーの間に隙間ができるので、外れる場があるのか、それともヒールリフターをつかわないとブーツで踏み込むたびに外れるのか?おそらく前者でしょうか。クトーに重さがかかっておらず、むしろ下側から上方向に力がかかるので、スクリューのみで止める方式だと逆回転することがありそうです。スクリュー絞めの後、カチッとロックする方式ならば逆回転はしなそうですが。
ビンディング取り付けタイプでも、クトー自身にヒールリフターがついていれば雪面にクトーを押し込めそうですね。改造できるかもしれませんね。
皆様からのご助言から、まずはメーカー純正のビンディングタイプを使ってみて、改造の余地を検討した後、直付けへ変更するか検討した方が良さそうです。
ご教授、ありがとうございました。
回答2022年02月03日 07:26 (2022年02月03日 18:04更新)
テレマークには経済的に手を出せないのでテレマークを除外して山スキーに限ってです。
私のフリッチのクトーは先端の爪をビンディングに引っかけるようになっているのでずれたこともありません。”穴をあけないタイプ”はこれだけで登ることはかなり困難だと思います。斜登行などで横滑りを防止してシールの効きを補助するご利益が大きいと思います。
”板に穴をあけるタイプ”は白馬でブンリン(雑談で聞いたのですが曖昧な記憶です)のオリジナルを使っている方を見ました。ビンディングとは完全に独立されて踵のあたりに装着するものです。シールなしで山頂まで登られてました。
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Kijo-Ash様、おはようございます。
ご回答、ありがとうございます。
ビンディングに引っ掛けるタイプでも外れたりずれたりすることはないんですね。穴あけタイプのブンリンさんのクトーは、ヤマレコユーザーさんのレコ等で知り、多少調べていましたが、シール無しで山頂までというのは驚異的です。もう完全に登山靴のアイゼン並みですね。ただ、板の曲がりが大きい足の下に穴をあけるタイプでは、強く曲がり込んだ場合に稀に板が折れることがあると聞いたことがあります。本当に稀でしょうが、不安を覚えています(ブンリンさんのクトーというわけではありません)。
G3のクトーに関しては、ある方から情報提供を頂きました。ビンディングの一部に小さなネジ止め穴が2つあって、その止め穴にクトーの基盤をネジで止めるだけで、板自体に穴は開けなくても良い構造になっていました。ですので板自体の強度が落ちるような穴をあけるというようなことではないようです。知らないと、板に穴をあけるものだと勘違いします。
回答2022年02月02日 19:51 (2022年02月03日 18:04更新)
greenriver さま

私の場合、テレマークはG3(タルガアセント専用)のクトー、アルペンはフリッチのクトーを使っています。両者ともビンデイングに直接装着するもので、いわゆる”穴をあけないタイプ”ということになりますか。これまでの山行で外れたことはありません。外れるとすればキチンと装着できなかった場合が考えられます。いずれの場合も装着にはコツがあるようで、こればかりは現場で何度も装着するしかないですね。
ただしビンデイングを他のメーカーに変えた場合にはつかえませんので、これがデメリットですね。テレマークビンデイングのタルガアッセントが製造中止となっており、困っています。

fyi0817より

greenriver さま

わざわざのお礼、ありがとうござます。
私の場合、横ずれの防止の意味合いで使っています。雪が固い斜面のトラバースに大変、役にたっています。とりわけ春の早い時間帯で活躍するかもしれません。それでも横づれするようなら、登高をあきらめて帰ります。
どなたかもおっしゃっていた”道具に何を求めるのか?”が大切なのかもしれませんね。
お互い、安全に雪山を楽しみましょう!

fyi0817より
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fyi0817様、こんばんは。
ご回答、ありがとうございます。
穴あけ無しのタイプでも、きちんと装着すれば外れないんですね。
安心したと同時に、それでも外れている事例があるということから、ありがちなヒューマンエラーがあるのだろうと感じました。それであれば、ありがちな外れる事例集(ヒューマンエラー集)のようなものがあれば良いのになあ・・・と思いました。でも、ないんでしょうね。

ちなみに私は昨シーズンから山スキーというかスキー自体を始めたのですが、道具を使えこなせていない素人が故に、この世界の道具は、まだまだ発展途上なのだろうと感じています。トラブルが発生しやすい構造が十分に改善されていないのではないか?という意味です(素人が故に間違った解釈からくる誤解の可能性もかなり高いですが)。

例えば、TLTビンディングは装着しにくいです。斜面で外れた時でも、その斜面で速やかに安全に装着できる構造とか、慣れなど不要でだれでも1発で装着できるような構造にしてほしいです。ウォークモードからスキーモードへの変更はブーツをビンディングから外さなくてもできますが、その反対はいちいちブーツを外さないとできないのがストレスです。構造を見直していつか改善されてほしいです。

シールにしても、ハードな使用が想定される山でプラスティックの留め具を使っているものがあるのが理解できません。

ビンディングの解放値のメモリなども文字が小さく、老眼にはきついです。
しかも、ポジドライバーなどというちょっと面倒くさいドライバー専用のネジでとめずに、普通のドライバーで留められるネジにしてほしいです。
いっそのこと、ドライバーなど使わずにグローブのまま調整できるようなものにしてほしいです。そうすれば、現場にドライバーを持参せずに済みますし。
ビンディングもブーツサイズの調整幅がもっと大きければよいと思います。

おそらく、これらの現状は、山スキーの業界が車やスマホのような巨大なものではないことから、開発資金の投入が進まないことに起因しているように感じています。

・・・話の趣旨が脱線してしまいましたね。どうも私のわるい癖です。
申し訳ございませんm(__)m。