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近畿

千界山(せんかいやま) / 樋口山・石見山

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滋賀県

最終更新：綿はる

基本情報

標高	101m
場所	北緯35度19分49秒, 東経136度19分01秒

カシミール3D

書籍　滋賀県坂田郡近江町村落景観情報
編集発行　市立長浜城歴史博物館
P8に千界山にある百如庵について以下の通り書かれています。
大項目:宗教
項目:寺院
記号:12
ポイント:百如庵
記事:湖北一帯の比叡山天台宗安楽派の律学道場として、安永7年(1778)慈芳が建立した昭和中頃まで建物は残っていた、現在も慈芳の墓、三重の塔、山門が残っている。

P11の地図に「12百如庵」と記載されています。

書籍　千界山百如庵の慈芳―近江町の先人―
発行者　滋賀県立長浜文化芸術会館
編集協力　百如顕彰会
前半の「ごあいさつ」に以下の通り書かれています。
…前略…千界山には百如伝説を秘めた三重の宝塔、墓碑、井戸、山門等が残されており、彼没後も次々と高僧が来り住み、或いは名の知れた志士・文人の来訪を受けた当地の文化の一中心です。私達はこの千界山の遺跡を守り、百如の学識と人徳を顕彰し継承することを当地に生きる者の責務と自覚し、有志相寄り会って昨年顕彰会を結成した次第です。お蔭で町史談会・町民各位の協力により会員も増加し、去る1月16日には墓前祭と遺墨展を盛大に開催することができました。…以下略…

書籍　あお木の里能登瀬のあゆみ
編集・発行　大字能登瀬史談会
P130に以下の通り書かれています。

千界山の遺跡
慈芳は、輪王寺の公遵法親王に近侍し、また、寛政の三詩人、慈周(六如)と親交がありましたが、安永7年(1778)に郷里の能登瀬に帰り、天の川河畔にある周囲三百㍍が足らず、高さ十数㍍の小さな山で、昔は、樋口山、石見山と呼ばれ息長三小丘の一つに住み着いたのです。この風光明媚な田園地帯の小丘を「千界山」と名づけ、「百如庵」という庵を結びました。ここは湖北の律学道場として後世まで栄えました。