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更新日:2017年09月16日 訪問者数:489
クライミング/沢登り 技術・知識
クロスノット ( クロスベンドの応用で、末端に輪、ハーネス固定、他 )
makobe
◎ スリングのほかにも、いろいろな用途に使える、クロスベンド
・ ロープどうしを結ぶための新しいつなぎ結び、クロスベンドを紹介させていただきました。
・ 考案から1ヶ月がたって、繰り返し結んではほどいてを繰り返して、
いろいろなロープや紐で試したり、ひっぱり強度の比較をしてみたりと、
結びの強度検証や、使い勝手について、確認を続けています。

・ その中で、メインロープの末端どうしをつなぐ場合や、ロープスリング以外の用途、
 (a) ロープの端に輪を作る。
( 用途がかわってくると、ベンドでなくて、クロス・ノットになるのかも知れません。 )
◎ 末端どうしを結ぶ基本形「クロス・ベンド」の結び方を、おさらい。 −−−−−−−−−−−−−−−−
・ 末端を上にかさねるようにひとひねり。
・ もう片方の末端を上から下に、手前の輪に差込ます。
・ うえからかぶせるように三角をつくって。
・ 上から下にまわりこんで。
・ 三角の所に、上から下へ・・・
・ 手前の輪に戻ります。
( 上下とも、末端が元綱と同じ向きにならんでいるかを確認します。)
・ 元綱を色分けしたクロスベンドの基本形です。
・ 引き締めて、完成です。
( 末端の長さがあまりすぎないように、
送り込みながら、元綱を引きます。 )
◎ 末端に輪を作る、「クロスノット」の結び方。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−
・ 結び方は基本と同じです。
( 元綱の末端をひねったあと、輪にして手前から、結び始めます。)
・ 末端を3倍長くして、ひねります。
・ 末端を輪にして、手前の輪に、上から下へ・・・
・ 後は基本と同様に、上から下にまわして。
・ 三角に、上から下に差込ます。
・ 手前の輪に戻して。
( 末端に輪を作る場合も、基本部分は同じです。)
・ 引き締めて、完成です。
・ 輪と元綱を引っ張っておきます。
( 強度は、基本とくらべても遜色なしです。)
( 又割れ方向でも力の集中がおきにくい、クロスベンドの長所が生きています。)
◎ 末端の輪を、最小に調整して、カラビナへセット。 −−−−−−−−
・ 輪を最小になるように調整。
( 引き締める直前で、
輪に指を1本はさんで、
輪の上をいったん手前へ引いてしぼってから、
元綱を引いて締め込みます。)
・ カラビナにセット。
◎ ハーネスに固定する 「 クロスノット 」。−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−
・ ひねった後、ハーネスをくぐらせて。
( 写真ではズボンのベルトに通して・・・)
・ 後は、まったく同じなので、省略・・・
・ 引き締める前に、輪の大きさを調整。
( 輪と元綱だけで、大きさを自由に調整できます。)
・ 締めこんで・・・
・ 完成。
◎ 太さの異なるtロープの末端を結ぶ。 −−−−−−−−−−−−−−−− −−−
・ 写真は6mmのロープと、靴の丸紐を結ぶ。
( 同様に、さかな釣り用のナイロンテグスなど、異なる種類や太さの糸を結んでも、問題なしと思われます。)

( 硬いほうでは、10mmのダイヤロープから、トラロープまで、問題なく結べます。)
◎ 結びの強度について。 −−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−
・ 結びの強度の数値的な比較については、現在試行錯誤をくりかえしています。

・ クロスベンドのいいところ。
 (1)結びやすい ( なれは必要ですが、覚えやすいと思っています。)
 (2)コブが小さい ( 結びがシンプルな分、短いロスで結べます。)
 (3)末端も短くてよい。 ( 末端の吸い込みが、他の結びと比べて少ない。・・・ほとんどない。)
 (4)ほどきやすい。( なれてくると、体重がかかったあとでも、楽にほどけます。)
 (5)ゆるまない。 ( 元綱同士の縦方向はもちろん、又割れ方向でも、ゆるまない。)
◎ 強度比較試験の様子 −−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−
・ クランプでの、引っ張り強度比較の様子。
( 紐の種類で、弱点が違ってきます。)
( 写真は、クロスベンド(3)、ダブルフィッシャーマン、
クロスベンド(試-1)の比較)
・ 毎回切れる対象がちがって、バラバラ。
( 写真はダブルフィッシャーマンの付け根で切れた例)
( 写真は、クロスベンドの付け根で切れた例。)
・ 3mmのロープで比較テスト
( クランプでは、引っ張り強度不足で、
クランプの限界までひっぱっても、切れないので、比較できません )
・ ぶらさがってのテストでも、切れません。
( makobe の 体重60kgでは・・・
めいっぱいゆすっても、切れません。)
・ 3mmロープの強度はすごいです。(推定100kg位)
上:クロスベンド(仮称)
下:ダブルフィッシャーマン
・ パンタジャッキでひっぱってみても・・・
( 3mmロープ、たかだか100kgぐらいと、
みくびっていましたが、
20%以上のびてはいても切れません、
思いのほか手ごわくて、
もう、ガレージジャッキを持ち出して破壊テストするしかないようです。 )
・ 強度比較をやってみた結果。
( 条件や破損の直前の変形等で違いはあると思いますが、今回の勝敗結果のみ表記します。)

< 綿の紐で、つなぎ結びのクロスベンド(3)を検証 >
  強化男結び    × : ○ クロスベンド(3)
  改良強化男結び × : ○ クロスベンド(3)
  ダブルフィッシャーマンベンド 1○2× : 2○1× クロスベンド(3) 

< 綿の紐で、末端に輪をつくる、クロスベンド(3)=クロスノットを検証 >
  改良強化男結び × : ○ クロスベンド(3)
  ダブルエイト   × : ○ クロスベンド(3) 

< 10号ナイロンテグスで、クロスベンド(3)を検証 >
  ダブルフィッシャーマンベンド × : ○ クロスベンド(3) 

< 3mm アクセサリロープでの、クロスベンド(3)を検証 >
  ダブルフィッシャーマンベンド  :  クロスベンド(3)  ・・・ 勝敗つかず、継続
 
・ 極限の負荷のかかった、結びのこぶの変形を見る限りは、クロスベンドが変形が少なく、全体で力を支えている感じで、最も安定していると感じました。
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