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更新日:2017年09月16日 訪問者数:719
クライミング/沢登り 技術・知識
さらに強固なダブルクロスで、結束強度アップを目指す。
makobe
◎ クロスベンドを上回る強化版、ダブルクロスを比較テスト。
・ クロスベンドの長所でもある結びのコンパクトさも、見た目「たよりない」と感じてしまう潜在的不安感があります。
・ そこで、フィッシャーマンやエイトノットが、2回まきの大きなこぶで信頼感アップさせているように・・・  クロスベンドの2回巻き強化バージョンを試してみました。
( 仮称ダブルクロス、・・・ としておきます。)
・ クロスベンド(上)と、ダブルクロス(下)
・ 折り返しの輪を、2回まきにしただけ。

( 一番力が集中する折り返し地点を、2回巻きで分散させて、結束強度をかせぎます。)
( 2回まきのところで、ダブルフィッシャーマンのように、結んでしまわないことがポイントで、結びにするとそこで力の集中がおきて、かえって破断しやすくなります。)
・ 強度比較テストの結果(破断したクロスベンド)
・ ナイロンテグスの切れた跡をみてみると、元綱の折り返しに力が集中、破断しているのがわかります。
・ きれたほうの末端はどこかにとんでいってしまいました。
( 切れずにのこったほうの末端は、急にL字型にまがったところが集中ポイント、そこから末端までは、まっすぐで変形していません。)
・ 強度比較テスト後のダブルクロス
( つまようじの先が、ダブルクロスの結び目です。)

比較テストの結果は、ダブルクロスの勝利。
( 集中ポイント分散の効果があったようです。)
◎ ダブルクロスの結び方。 ----------------------------- 
・ ダブルになると、とたんに結び方がややこしくなります。

( ナイロンテグスでは、手だけでむすぶのはむつかしく、比較テストのための解決策として、
結びを補助するための、治具を使いました。)
・ いつもの6mmロープで、2回巻きから・・・
・ もう片方の末端を上からさしこんで、上にかぶせる。
・ 向こう側で2回巻きして上に戻す。
・ 上の三角にさしこんで、手前に戻す。
・ 引き締めて、完成。
・ わかりやすいように、赤と白の紐でやってみました。
上・・・ 引き締めた後。
( 引き締め前と比べて、見た目が変わってしまって、なにがどうなっているかがわからなくなってしまいます。)

下・・・ 引き締める前。
( 結んだ後に、末端の長さを調節して、2重の部分の重なりが赤と白で対称になっているかを確認します。)
・ どちらもひっくりかえして、裏面も撮影
上・・・ 引き締後の裏側。
( 一旦引き締めてしまうと、こぶが石のように硬くなって、ほとんどほどくことができません。)

下・・・ 引き締前の裏側。
( 締め固め前と後で、がらっと雰囲気が変わってしまって、とても同じ結びとは思えません。)
・ いつものインチキイラストです。
( 2つ前の写真を拡大して、画像加工 )
・ 見た目ややこしいですが、3mm以上の太さのロープなら基本はクロスベンドと同じ・・・
これが、ナイロンテグスでやってみると、結構難解で、難易度もアップ・・・ストレスがたまりそうです。
・ 今回はナイロンテグスで結ぶ為に、治具をつかってみました。
・ 治具で、何とかテグスでも結べるようになりました。
( 巻きつけのベースと、末端のクランプ機能を兼ね備えた、ダブルクロス専用のスペシャルツールを開発。)

( 単なる「割り箸」と思ってはいけません、
結束強度比較テストを行うときも、
このスペシャルツールを2本使ってやるようになってから、テストが簡単に安定しておこなえるようになりました。)
・ 釣りをやられる方の結びについての情報をネットで見ていますと、結束強度が、数値で比較評価されていて、張力測定の機器があったりで・・・ 登山用の評価とはくらべものにならないくらい、客観的に、結びの強さが比較されています。

( それだけ、結束強度100%を求めるニーズが強いのかもしれません。)
・ ナイロン10号テグスの結び目の比較写真
・ 左:クロスベンド
・ 右:ダブルクロス

( なれてくると、どちらも手で結べるようになります。)
◎ 新しい結び方を、ネットで公開することに対しての葛藤と、責任について。 −−−−−
・ 自身でも、ヤマノートに公開するとき、ヤマノートのテーマにふさわしいかどうか迷いました。
( こと山のぼりの世界でのロープワークについては、ひとつ間違えば、命に係る問題ですので、
実際に登山で試してみたこともない、無名の初心者以前のシロウトの私が、紐遊びの範疇で試行錯誤したものの記録を、多数の方の目に触れる形でのヤマノート投稿が、趣旨にふさわしいかどうか、7つ目のヤマノートを書いています8月の現時点でも、逡巡の気持ちは変わっていません。)
・ 3mmロープで結んだクロスベンドの最小スリング。
・ 中央の小さい輪の小さいこぶが、クロスベンドです。 
( 最小500円玉サイズのスリングです、)

・ 右の大きいこぶが、ダブルクロスです。
( こぶが大きくなった分、結びの強度も確実にアップしています。)

コンパクトを選ぶか、最強を選ぶか、悩ましいです。
・  経験も、実績も、裏づけも、ありません。 あくまで紐遊びのレベルでしかありません。

 ( お詫び : 投稿の始めの3つの結び、改良強化男結び「試-きっかけ」、クロスベンド「試-1」、クロスベンド「試-2」について・・・
それぞれのノートの末尾にも追記させていただきましたが、「ほどけにくい」を目指して考案した結びですが、強度比較テストの段階で、結びの元綱近くに張力の集中があって、当初期待した破断強度 ( ダブルフィッシャーマンを超える強度。) がでませんでしたので、途中からタイトルに(試-xx)をつけて表記し末尾にも追記でテスト結果の弱点の説明を付加させていただきました。
スタートからからの参考プロセスとして、ごらんいただきたいと思います。 )

・ 少しでも多くの皆様に、現在のベースとなっているスタンダードな結びをふまえた上で、
ご自身の手で、試してみていただければ幸いです。
<参考にさせていただいたサイトのURL記録です>
・ ロープの結び方 3D           http://knots3d.com/knots/ja_ja/ALL
・ ひも・ロープの結び方 むすびまにあ   http://knots.starrypages.net/
・ 金谷一朗 氏 のブログ ・・・ ロープの結び方に見る文化の違い
          https://pineapple.blog/ロープの結び方に見る文化の違い-dff39a2f7885
・・・ など
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