準備するもの
山頂から見渡す景色から山名同定ができるとかっこいいですよね。
カシバードなるソフトを使うと、山名同定の図が作成できるようですが、実際に撮影してきた画像で山名同定ができないか考えていました。
カシバードなるソフトを使うと、山名同定の図が作成できるようですが、実際に撮影してきた画像で山名同定ができないか考えていました。
準備したものはこんなものかな。
自分で撮影したパノラマ画像。
パソコン。
エクセル
画像処理は「WindowsLive」と「ペイント」
GPSデータがあるとおもしろい。
日本100名山など特定の山頂の経緯度のデータベース。
自分で撮影したパノラマ画像。
パソコン。
エクセル
画像処理は「WindowsLive」と「ペイント」
GPSデータがあるとおもしろい。
日本100名山など特定の山頂の経緯度のデータベース。
位置決定するもの
ある一点から他の一点は、方向角で横方向が、仰角で縦方向を求めることができます。
仰角=tan-1(標高差÷距離)なので、方向角と距離がわかれば、横軸を方向角、縦軸を仰角にしてグラフを作成すれば、山の山頂の位置をエクセルグラフにプロットできるようになります。
仰角=tan-1(標高差÷距離)なので、方向角と距離がわかれば、横軸を方向角、縦軸を仰角にしてグラフを作成すれば、山の山頂の位置をエクセルグラフにプロットできるようになります。
方位角と測地線距離
方向角と距離を求める式はいろいろあると思いますが、国土地理院が公開している計算式が日本で一番オーソライズされたものではないでしょうか。3年ほど前(山行を開始したころ)から国土地理院HPをウォッチしてましたが、昨年末に見たら、測地線距離と方向角の計算式が2013年の夏ごろに最新になって公開されていました。
http://surveycalc.gsi.go.jp/sokuchi/main.html
http://surveycalc.gsi.go.jp/sokuchi/main.html
VBA
上記リンクのなかで、「経緯度から方向角と測地線距離を求める」がぴったりのターゲットとなりました。
繰り返し計算を行うので旧版に比べ計算量が増えますが、繰り返し回数は5回程度のようなので、今時のパソコンなら特に問題になる計算量じゃないはずです。
繰り返し計算を行うので旧版に比べ計算量が増えますが、繰り返し回数は5回程度のようなので、今時のパソコンなら特に問題になる計算量じゃないはずです。
実装状況
VBAスクリプトをここに書くのはやぼなので省略。
スクリプトの紹介ページのリンクを書いておきます。
http://tancro.e-central.tv/grandmaster/excel/kyorihoui.html
スクリプトの紹介ページのリンクを書いておきます。
http://tancro.e-central.tv/grandmaster/excel/kyorihoui.html
山名同定方法
ある地点から別の地点の方向角を横軸、仰角(標高差÷距離)を縦軸とするグラフを作成。
これをパノラマ画像に重ねる。グラフの左右の代表する山頂を重ねることで横方向を決めます。
縦方向は難しいのですが、あえて標高の低い手前の山が写真の下の方にあるはずなので、
そのポイントと写真を重ねることで上下方向が決まります。
これをパノラマ画像に重ねる。グラフの左右の代表する山頂を重ねることで横方向を決めます。
縦方向は難しいのですが、あえて標高の低い手前の山が写真の下の方にあるはずなので、
そのポイントと写真を重ねることで上下方向が決まります。
黒檜山(赤城)からのパノラマ画像を山名同定
山名同定した例をご覧ください。撮影は2013年1月12日に黒檜山ビューポイントからの眺めです。
念のためリンクも書いておきます。
http://tancro.e-central.tv/grandmaster/excel/view-kurobi-1.jpg
http://tancro.e-central.tv/grandmaster/excel/view-kurobi-2.jpg
横方向のずれは、パノラマ合成の歪が原因だと考えます。
縦方向にずれは、ちと勉強中です。
http://tancro.e-central.tv/grandmaster/excel/view-kurobi-1.jpg
http://tancro.e-central.tv/grandmaster/excel/view-kurobi-2.jpg
横方向のずれは、パノラマ合成の歪が原因だと考えます。
縦方向にずれは、ちと勉強中です。
私が実際に歩いた、錫ヶ岳、銀山平から皇海山、郡界尾根で奥袈裟丸山、などのGPSデータも載せました。
面白いことに、あんなに特徴的だった子持山の獅子岩が赤城からは1つの尾根にしか見えない。
郡界尾根で歩いた奥袈裟丸山へは、GPSデータが見事に写真の稜線と重なっていて、あのでこぼこを忠実に歩いたんだなと感動がよみがえります。
面白いことに、あんなに特徴的だった子持山の獅子岩が赤城からは1つの尾根にしか見えない。
郡界尾根で歩いた奥袈裟丸山へは、GPSデータが見事に写真の稜線と重なっていて、あのでこぼこを忠実に歩いたんだなと感動がよみがえります。
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