第1回奥四万十ウルトラトレイルレース
- GPS
- 12:43
- 距離
- 67.1km
- 登り
- 3,967m
- 下り
- 4,432m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆第1回奥四万十ウルトラトレイルレースfacebook◆ https://www.facebook.com/okusimanto/ ・危険箇所はそこそこ有ります。 ・山中にはコース上に支障となる木を斜めに切っているところが多く、誤って転倒すると体に突き刺さるのでは?と思えるほどに鋭角です。暗闇の中を走る時は足元を明るく照らして慎重に走る必要あるので、ヘッドライトの他にハンドライトで足元を照らした方が良いかと思います。 ・コースは走れない区間が多々あります。(激坂過ぎて登れない、降れないやトラバースの小道は幅狭いところもあり走るの危険) ・コースマーキングはふんだんにつけてくれている区間もあれば、あれっ?俺コース間違ってる?と不安になるほどにマーキングが無い区間もありますが、迷うことはありませんでした。(コース間違いして一時間近く彷徨っていたという方には会いました。) |
その他周辺情報 | ☆そうだ山温泉☆ http://sondayama.com/ 大人700円 ☆四国温泉88箇所巡り http://onsen88.info/ ☆四国この食堂この一品88箇所巡り http://shokudo88.info/index.cgi ☆四国堰堤ダム88箇所巡り http://dam88.info/ ☆四国の駅と車窓88箇所巡り http://eki88.info/ ☆四国酒蔵88箇所巡り http://sake88.info/ ☆四国酒の肴88箇所巡り http://chinmi88.info/ ☆四国一攫千金88箇所巡り http://maizoukin88.info/ ☆四国なんでも88箇所巡礼推進協議会 http://shikoku88.in/ |
写真
装備
個人装備 |
雨具
行動食
ドリンク1L以上
携帯用コップ
ヘッドランプ
ハンドライト
予備電池
GPS
ファーストエイドキット(絆創膏・テーピング・ 消毒液)
サバイバルシート
保険証
携帯電話
腕時計
カメラ
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感想
奥四万十でウルトラトレランレースが開催される?
運営費(100万円)をクラウドファウンディングで集めてる?
一体何?と興味を持ち、調べてみるとその理念に共感を持ち、是非参加してみたいと思いエントリー。
当初は9月4日の予定が台風のため延期となり、11月6日に変更。
初めは250名近くいた参加者も延期となる事で半減してしまいましたが、集まった方々はいずれも脚力に自信がありそうな方や挑戦しようというオーラを纏った方達の熱気に包まれてました。
でも、そんな事より73km、累積登りで3000m弱あるようなトレラン大会に出て制限時間15時間以内に自分は完走できるのか?(当初は制限時間14時間でしたが、完走者を増やしたいという主催者の意向により1時間延長…と言うことはドンダケなの?)
と不安に思い、平日週3日10kmのランニングで走り込んで大会に備えました。
前日までシューズを履くべきかどうか?ワラーチで参加したいとも思いましたが、やはり完走優先のため不本意ながらもシューズでの出場を決意。
今回は相方の送り迎えのバックアップ付で土曜日に仕事が終わるとすぐに帰宅して準備して高知へ向けて出発。
深夜1時頃にスタート会場に到着して仮眠しようと思っても気持ちが高ぶって眠れない…
宿舎兼スタート会場となっている旧越知面小学校内をウロウロ。
すると顔見知りも何人かいて話をすることで少しリラックスして午前3時のスタートへとなり、一斉に闇夜に飛び出していきます。
スタートして少しいくと舗装路も林道へとなり、登山道へと変わっていきます。
最初のうちはある程度固まって(追い抜き出来ない程に狭いため)走っていると、5,6kmの地点で左足首に突然の激痛。
思わず「痛い!」と叫んでしまいました。
後続の選手達もどうしたんですか?と心配してくれますが、この時点で何に刺されたのか分からず、足首を見ると何かに刺されたのは間違いなさそう。
そのまま走っていると靴下と刺された箇所が擦れて痛い。
立ち止まり消毒液かけて絆創膏貼って走りつづけます。
山道を抜けるとそこは四国カルスト。
今回のコースのメインデッシュやと思いますが、4時頃では真っ暗で何も見えず寒風が強く吹き少し寒い。
それでも満天の星空を眺めながら、時にはライトを消して走り、先を行く人や後ろを走る人のヘッドライトも幻想的です。
四国カルストを通り抜け第一チェックポイントがある天狗荘駐車場へと到着。
何かに刺された跡は腫れているけど、目まいや異常な心拍上昇、我慢できない程の痛みでもないので先へと進むことに決定。
まだまだ暗い中を再び山中へと入って行きます。
セラピーロードを走り抜け、進んでいると同じ位のペースの方とも会話ができるほどに余裕もできてきて一緒に走ります。
神奈川から来たというお兄さんが蜂に胸を刺されたと言うので場所を聞いたら、自分と同じ場所で他の方も刺されたとか…(一度に5カ所位刺された方もいたとか)
じゃあ自分も蜂に刺されたという事でとりあえずは痛みの原因が分かり一安心。
お兄さんがポイズンリムーバ持っているので吸ってもらい気休め(刺されてからすでに2時間位経過しているので毒は体内に回っているはず)ですが、気持ちを落ち着けて先へと急ぎます。
道中は、マジか!?マジか!?これコースなんか!?
暗闇で一人なら絶対に通らない!!
と思えるような場所もありますが、そこは一人では無かったのでビビりながらも通過していきます。
第2チェックポイントには10時過ぎに到着。
この時点で制限時間より2時間貯金有りますが、ノンビリしてたら貯金もなくなり完走できなくなるので休憩もほとんどなしで進みます。
今回のようなロングレースを走っていると出場選手同士が競争相手というよりも一緒に挑戦する同志という感覚にもなり、福岡から来たというお兄さんと
「どうしてトレラン始めたの?」
「ロング(50km以上)のトレラン大会に7度目の挑戦で初めて完走できそうなんです」
なんて会話もしつつ第3チェックポイントに到着。
福岡のお兄さんはもう少し休んでいくという事でここでお別れ。
私は最後の難所を目指して進んでいきます。
ここまで来ると歩いてでも完走できるほどに貯金はありますが、まだ自分の限界には達していないだろう?たぶん…という事で鞭打ちますが、股関節は痛くて走れなくなってきたし、太腿や脹脛はツル前の筋肉プルプル状態で小刻みに震えてる状態。
それでもスロージョグで我慢して走っていると徐々に感覚も麻痺してきたようで痛みもそれ程に感じなくなってきて第4エイドを過ぎれば最後の難関、「ばんだが森」への累積登り700mへの挑戦です。
急登をペースは落ちるけど休まずに登り続けて山頂へと到着。
ここからはゴールとなる吾桑小学校へと駈け降りてゴール。
12時間43分という結果でした。
小学校へと入ると和太鼓でのお迎えがあったり、沿道での応援に思わず涙しそうになりましたが、涙が出ない程に疲れ果て、顔も埃まみれで疲労困憊でした。
ゴール後は出店の食事類は選手は何を食べてもよい!という太っ腹な計らいによりトン汁、チャーハン、そうめん汁、おでん、いも揚げ等々バクバクと食べさせてもらい感謝です。
久々の限界チャレンジに体が持つのかどうか不安でしたが、何とか完走できて自信もつきました。
今大会の運営スタッフや沿道で応援してくれた方々、そして集まった猛者達のマナーの良さ(拾活用にゴミ袋持ってきてたけど、道中にゴミが落ちてなかった。)に感心。そして送り迎えしてくれた相方にも感謝。
大勢の方に支えられて挑戦できたことに感謝です。ありがとうございました。
大会翌日は手すりにつかまらないと太腿痛くて階段おりられません。
コメント
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shichi7さんお疲れ様でした((((;゚Д゚)))))))
地方のローカル大会だと思ってましたが、このレベルになると全国から人が集まるようですね!!
…じゃないと成り立たないかもですが(⌒-⌒; )
ゴールして、食べまくる余力?
凄さを感じました(°▽°)
次なるチャレンジ⁈
期待してます( ̄^ ̄)ゞ
inakabusさん
ありがとうございます。
今大会の主催者が著名な「走る空手マン」こと中野先生(元高校教師)であったのも宣伝効果があったんだと思います。
スパルタスロン、UTMB、トルデジアン(イタリア、330km、累積標高差24,000m)
を完走した方です。
その方がプロデュースする大会が楽なハズが無い!
との期待感があってみなさん遠方より集まってきたんではないでしょうか?
高知はちょっと遠いかも?ですが、来年はinakabusさんもどうぞ!
苦しくて楽しいですよ。
shichiさん、完走おめでとうございます。
蜂刺されの序盤のアクシデントも乗り越え、やっぱりかなりの変○やと再認識しました。
千羽までには変○に近い領域まで仕上げます(^^)
四国カルスト、暗い時間帯での通過がもったいないですが、仕方ないですね。
遠目でもいい風景なことがわかります(*^.^*)
重ねて完走おめでとうございます!
流石です。
garnetさん
ありがとうございます。
garnetさんが四国に来る理由が一つ増えましたね。
挑戦し甲斐のあるコースですし、時折見える景色もいいですよ。
高知はカツオのたたき、ウツボのたたきもあるし、酒もうまいし。
おいしいものが沢山あります。
来年の予定に入れておいてください。
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