金ピラ山・デン笠・大丸
- GPS
- 03:50
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 643m
- 下り
- 687m
コースタイム
(綱子川偵察)
一古沢バス停 09:35
桜井峠 10:00-10:05
金ピラ山 10:35-10:40
デン笠 10:55-11:00
金山峠 11:05
大丸 11:35-11:45
川合峠 12:15
四方津駅 12:35
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
藤野駅 08:25-(神奈中バス)-08:45 奥牧野バス停 (帰り) JR中央線 四方津駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体が「山と高原地図」による赤実線ルートですが、一古沢バス停から金山峠までの間は標識は一切なく、分岐点では勘に頼って進路を選択したりしています。金山峠にある標識も、金ピラ山のへの道には指示標が付いていませんでした。 金山峠から先はほぼ道標完備です。金山峠から大丸を越えて四方津駅へ至る道は、古くからの道らしい、穏やかで歩きやすい快適な道でした。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 |
感想
ルートの起点となるのは一古沢(いっこさわ)のバス停で、一般的には上野原駅発・無生野行きの富士急バスを利用することになりそうです。
しかし今回、一古沢よりも手前が終点となる奥牧野行きの神奈中バスに乗ったのには、理由が2点ありました。
1点目は、今回の登山前に、近い将来の別の山行のための偵察行を入れていたこと。
それは、大平山から県境稜線を北上して仮に綱子川まで下った時に、綱子川に渡渉できる地点があるのかどうかと、渡渉できたとして、その先で林道に上がれるのかどうかを予め見ておくというものです。
林道を南下していくと、首尾良く大平山への道標が見つかり、綱子川に下った先では渡渉点も確認できて、偵察の成果は上々でした。
2点目は、このほうがJR代とバス代の両方がともに安く上がることです。
一古沢・奥牧野のバス停間は、歩いても10分もかからない程度の距離なので、もし奥牧野には用がなく、一古沢バス停に直接向かいたい場合でも、こうするほうが経済的なのでした。
綱子川偵察の件は関係ないので割愛して、一古沢バス停から書き始めます。
一古沢バス停はT字路に立っていて、北へ農地の中を登っていく道路が分かれています。標識類は一切ありませんが、まずはこの道路で、すでに上に見えている送電鉄塔を目指していきます。
最初の左への分岐を見送って道なりに進んだ後、送電鉄塔が左斜め前方に大きく近付いたあたりで、左に分かれる山道に入ってみたら、これが大正解でした。ほかにも道があるような雰囲気でしたが、鉄塔めがけて一直線に登っていけたので、これが最短ルートだったと思われます。
鉄塔の先には送電線巡視路が続いていて、道は極めて明瞭。やがて動物除けのフェンス沿いの道となり、いくつかの送電鉄塔の脇を抜けた後で、下った先が桜井峠でした。
桜井峠の先では、はじめはフェンス沿いの狭い道をほぼ水平に進みます。やや下った先で突き当たるT字路を右折すると、笹藪の中の切り開きを登って、尾根に出ました。
さらに現れる分岐点で、赤テープも付けられていた尾根道を選ぶと、その先ではなかなか厳しい登りが待っていました。急斜面を直登するのですが、落ち葉で足元が滑って踏ん張れずに難儀する局面が多々出てきます。立ち木に掴まって身体を引き上げ、それでなんとか登れるような箇所も少なくありませんでした。
そんな登りをしばらく続けると、崩壊してしまった祠のあるピークに到着しました。標識はありませんが、ここが金ピラ山なのでしょう。崩れた祠の姿がなんとも無惨で、やや物悲しいピークでした。
金ピラ山からの下りは、登りと比べれば段違いに穏やかで、しかもすぐに終わってしまいました。そして登りに変わると、その先でも足場の悪い急登が再現されることになります。ところがその急登が終わって、緩やかになった道を進んでいくと、いつの間にか勾配が下りに変わっているのに気付きました。
慌てて少し戻ると、登り返した所で立ち木に「デン笠 616m」という標識が架けられているのを発見です。その標識も目立たないものだったのですが、そこが最高点だということにも気付かずに通過してしまったような、そんなさり気ないピークでした。
デン笠を過ぎると、下り始めて5分もかからないうちに、金山峠に到着です。
ここでようやく、今日初めて分岐標識を見ることになりましたが、指示標は左右と直進の3方向には出ているものの、これまで歩いてきた道には何も出ていませんでした。
金山峠から大地峠へは、展望も少ないものの、穏やかで気持ちの良い道がずっと続いていきます。
いくつかコブを越えていくと、やがて大地峠に絡む林道を横断し、その先はやや急になった坂を登り詰めれば大丸のピークです。今日のルートはここが最高点ですが、唯一東側が少し開けている程度の展望でした。
大丸から四方津駅へ向けて下山を開始すると、ほどなく登山道が建設中の林道に絡んでしまい、無駄にアップダウンのある付け替え道が少々煩わしいことになっていました。
でも工事区域から離れて昔からの道に戻ると、ホッとするような優しい峠道に変わります。余計な林道さえ造らなければ、その優しい道がずっと続いていたのでしょうね。
かなり長い下りになりますが、その間に急な箇所や歩きにくい箇所は全くなく、降り積もった落ち葉を踏み締めながら歩ける気持ちの良い道でした。
しばらく快適だった道も、最後には溝状にえぐられて歩きにくくなりますが、その後はすぐに小広くなった川合峠に降り立って、もう集落は目の前です。
さらに下ると、すぐに舗装道路となって山道はおしまい。あとは辻々にある道標に従って四方津駅を目指していきます。
結局金ピラ山の手前で2人の男性を見た以外は、ずっと人に会わない静かな山歩きでした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2009_10_12/mt2009_10_12.html#20091231
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