初冬の沢と峰【持小屋沢源流から矢岳直登、北尾根下降】
埼玉県
kaji-06
- GPS
- 10:07
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,925m
- 下り
- 1,868m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 10:00
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
帰り 武州日野駅 18:08発 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
前回レコ（記録ID：1012073）をあわせてご覧ください。 持小屋沢の沢筋では、滑落〜転落の危険に加えて、熊遭遇の危険があります。 矢岳北尾根（左岸）または矢岳尾根の枝尾根（右岸）が沢筋からのエスケープルートとなります。 矢岳山頂への凹部直登では、両手で手掛りを探る急登が延々と続き、想定以上に時間がかかりました。 矢岳北尾根下降では、迷い易い箇所があります。 |
写真
拍手（勝手に決めんな！、、、ったく）
（土日が忙しかったんで、、、うふふ）
（使わなくても済むが、誰もが渡りたくなる）
怖くて前を通れない。全部高巻きしました。
真ん中左の穴がいかにも、、、。
右斜面を大きく巻きます。
木の枝で雨蓋がズレてた。
日没が近く、直ちに北尾根から下山します。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
保険証
携帯
時計
ストック
|
|---|
感想
「感想/記録」
前回レコ「晩秋の沢と尾根【持小屋沢源流から矢岳尾根】」（記録ID：1012073）の完結編としてアップします。
前回は、持小屋沢源流域の標高800m付近で熊さんの気配（低い唸り声）があり、矢岳尾根の枝尾根にエスケープしました。
今回は、熊さんとの遭遇危険箇所を一つ一つ巻いて、矢岳頂上まで沢筋（凹部）を直登。その後、矢岳北尾根（持小屋沢左岸尾根）から下山しました。
【持小屋沢出合い〜持小屋沢源流域】
前回レコを参照願います。
今回も、ハイカーとして、敢えて杣道（古い作業道）トレースにこだわりました。
水流に沿って遡ると、（沢やさんには）初級レベルの簡単な沢登りルートだと思います。
既に杣道での滑落・転落危険箇所が分っており、面倒な 「 杣道復帰ルート探し」も不要でしたので、楽に歩けました。
【持小屋沢源流域通過】
前回レコを参照願います。
前回、熊さんの気配があった場所は高巻きしました。これ以外にも、沢筋に「穴のある岩」が数多く点在し、一つ一つ巻いて熊さんとの遭遇を回避しました。
穴の前を通ることへの恐怖心から、巻きのロス＋滑落リスクの方を選びました。
「両手で手掛りを探る急登」→「滑落・転落の恐怖と戦う山肌トラバース」→「沢筋への下降」、これをひたすら何度も何度も繰り返しました。
4回目くらいの高巻きで嫌気が差し、「前みたいに尾根へ上がってしまおうか」とも思いましたが、めげずに沢筋復帰を継続しました。これで時間と体力を相当ロスしてしまいました。
水の便が良く、岩穴が多数点在する絶好の居住地区ですね。
【矢岳頂上への凹部直登】
前もって北尾根からルートを観察しておいたのですが、上から見たのと登るのでは大違い。想像を上回る急登の連続でした。
標高900mから上は、直立歩行では滑って登りにくい箇所が大半で、両手を総動員。加えて、「穴のある岩の回避」も継続しました。
ここでも時間と体力を激しく消費。沢の入口から矢岳山頂まで、十分な余裕を見て5時間の予定がなんと7時間強。
日没懸念のため、頂上付近での小休止だけで北尾根から下山しました。楽しみにしていたカップ麺はそのまま持ち帰り。（涙）
【矢岳北尾根下降】
急坂もありますが、直立歩行が可能な範囲です。慎重に歩けば危険箇所はありません。頂上から2時間弱で下りきれます。
迷い易い箇所がありますので、「不安になったら、すぐに地形図と方位計を確認する」ことをお勧めします。
薄暗くなった別荘地の橋の上から、持小屋沢の流れをじっと見ていました。
人の流れを辿る「杣道トレース」と水の流れを遡る「沢筋直登」、これにこだわった一日。
途中でのつらさの記憶よりもはるかに強く、初冬の沢と峰を満喫できた充実感がこみ上げてきます。
暗闇せまる中でも、その透明度がはっきり分る、澄んだ持小屋沢の水。
今日はね。
君のふるさとに、
行ってきたんだよ。
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choco-t さん
kaji-06 さん、こんにちは
持小屋沢源流から矢岳直登ルートの達成、おめでとうございます。
1100ｍあたりからの急登は等高線を見る限りかなり大変だったと思います。
普段見慣れた矢岳の山頂プレートもこの日は違ったものを感じたのでないでしょうか
この時期、そろそろ活動しなくなるのでどこかの穴の中でお休みになっていたかもしれませんね。自分も出来る限り離れて歩いています
塩地平はちょっと開けたスペースに廃小屋があるだけの場所です。
でも杣道にこだわるkaji-06 さんなら、魅力的に見えるかもです。
コメント、ありがとうございます。
普段ネットにあまりかかわらない私には、レコを見つけて戴いたこと自体が驚きです。
沢筋の岩穴（住居）近くで遭遇する熊は、こちらが何をしても逃げません。
こっちには逃げ場がありません。
襲うと、完全に動かなくなる（呼吸が止まる）まで攻撃を続けます。
巻いて、穴を避けるしかありませんね。
（てか、そんなとこ行かない方がいい？ （汗））
塩地平、楽しみです。
篠笛（竹の横笛）を吹くのが趣味ですが、「塩地平で笛を響かせる」ことを目標にします。
早く陽が延びてくれないかな。
本当にありがとうございました。
ネット投稿しなくても、山には行きますので、いずれどこかでお会いしましょう。
いずれまた。
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