トムラウシ山・敗退

2015年12月21日(月) 〜 2015年12月22日(火)

感想

hajimetani

　短縮林道終点からはスキーを履いて夏道をたどる．景色が2014年・冬合宿プレを彷彿とさせるなんとも微妙な積雪量．これは…．1143手前で急になったのと，雪量も大して多くならないだろうという判断でシーデポ．カムイ天上TLはCo.1300．この周辺でタンネがなくなりカンバもかなり薄くなる様子だったので幕営．
　ラテルネデッパ．昨晩は深々と降り積もる冬型の降雪で，積雪量は10-20cmといったところだろうか．スキーをデポした我々はツボ以外の選択肢はない．ラッセルはスネ〜ヒザくらいで未森がtop．途中から夏道が分からなくなる．カムイサンケナイ川の沢中へのトラバースはブッシュの間を行くしかなく，なかなかだるい．コマドリ沢は細く窪んでおり．雪崩の走路になりそうな感じの沢型．今回は視界がなく上部の様子も見ることができなかったのでリーダー会で話した通り使わない．横の斜面はなかなか斜度があり，ブッシュがずいぶん生えている．もうピークに行けるだけの時間はないので，弱層テストの練習をして帰ることにする．帰りは行きのトレースをずっと引き返す．なんだか昨年行った初冬山行の白雲の時と同じような心境．テンバにてデポ品を回収して，林道を歩く．ワックスが若干残っているリーダー以外はみんな下駄に苦しみ，時間がかかる．日没ギリギリ前に緑雲橋に到着．10時間動いたのもあるけれど，どちらかというと精神的に疲れた．

この時期にトムラウシに行くためにはもう少し戦略を立てなければならない？この時期には部内で記録を見かけないような山行だったのだが…