街道を行く 薩摩街道 熊本城下より肥後を南下
- GPS
- 320:00
- 距離
- 99.5km
- 登り
- 892m
- 下り
- 853m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:56
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 9:36
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 11:30
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:59
天候 | 曇り時々小雨、大雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
行きはくまモン車、帰りはななつ星に遭遇し、別に鉄ちゃんではないが、ある種幻の車両に逢ういいことあるなと。 肥薩オレンジ鉄道、JR九州ともに営業努力を感じます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
熊本市街から日奈久まで。地震の爪痕が厳しく、ひびあり、瓦礫あり、壁の傾きあり、屋根の崩れに怯え。 車に嫌がられても車道を行く他なし。 川尻、宇土、日奈久温泉が被害が大きいです。 赤松太郎峠は田浦側で昔道も一応ありますが、途中から藪で厳しいです。 佐敷太郎峠は今は隧道ルートで我慢をお勧めします。 田浦側も分かりにくいです。しくって鉄塔から尾根筋を南方向に突き抜け、電波塔発見をもって佐敷太郎峠到着を悟ると程なく薩摩街道表に。 ただそこからはおとなしく車道を降りる方が無難かと。 佐敷太郎の林道から先の谷筋は旧天城からの河津側並みに悲惨です。 竹が全てを覆い尽くします。 佐敷に降りて燃え尽きました。 ただ佐敷は駅から遠いため、佐敷から湯浦も丘越えはあり、地味に疲れますが、湯浦まで。 駅、3号とも近く、温泉も街中にあるため、切り上げるのに便利です。 津奈木太郎は回避。やや敗北感はありますが、高速がある中、どういうルートで行けるのか不明であり、不安でした。佐敷太郎でこりたという面も正直あります。 水俣は駅のある平地ではなく裏の丘を行きます。 川を渡ってすぐの急登りなど袋で3号に合流するまで楽しめます。 肥薩国境は感慨深いです。 橋が西南戦争の跡までなくて渡渉というのだからすごいです。 |
その他周辺情報 | 日奈久温泉、湯浦温泉。 |
写真
感想
全日程4日目
気が熊本城散策で満ちたりたこともあり、今後に備えて略街道筋で先を急いだ感じでした。
熊本地震の被害は、白川(阿蘇から流れる川)の南側から宇土の区間がかなり深刻でした。前レコで書いたお城の石垣や、その北の駐車場が潰れたマンションなど序章でした。
報道では南阿蘇村ばかりが取り上げられていますが、街中近郊の住宅街でもかなりやられています。それを忘れてはなりません。
件の地震の爪痕は非常に強く、今やっと解体中、歩道は瓦礫やら崩れそうな溝やら、屋根やらとあり、正直歩道を歩くのは大変危険でした。
更に車道は交通量多いのでなおさら怖かったです。
くまモンの地震なんかに負けんばいの幟がその住宅街の中に掲げられていました。
彼の地の皆さん、本当に負けず頑張ってください。
それでも日はまた昇る。それを信じて
改めて、何か貢献できないかと体感することはできたかなと思います。
今回、ルート上では極力その場の資本と考えられるところにお金を落とすよう、酒、食材、飲食店を選んできたつもりです。
これは山に行くときにも、極力地元のものを買うように心がけています。
登山者として、現地に行っても、その場の人々に還元できていることは本当に知れていますが、それゆえになおのこと
歩き旅は残酷なまでに観察できてしまうことがつらいですが、体感はできますね。
全日程五日目
宇土から日奈久温泉へ
観光要素は宇土城跡と日奈久温泉散策位でしょうか。
舗装路5日で足裏とかかとが限界です。
左足首も怪しくなりつつあります。
正直山道の方がいいです。
日奈久温泉では、温泉神社が出色
今まで海辺を行きながら見えない状態でしたが、ここからは八代海、市街、天草、雲仙など。
相撲場を囲む野外ベンチもいいです。
野外ステージみたいになっていました。
お湯もいい湯でした。
日奈久では昔はそのステージで人が溢れるように賑わっていたのにねぇと聞きました。
でも、せっかく場はあることですし、八代からは遠くもないのですから、何らかのイベントをもっとやっていけばいいことだと。
座して待てば捨てれるのみ。何かを訴求して行かないとと。
なお、熊本市から南でやたら東肥赤酒というものが出ます。
熊本ではこれでお正月にするようで、お屠蘇もついてます。
普通の日本酒とは全くのべつものであり、色は紹興酒に近いでしょうか?
宇土、日奈久温泉は被害が大きいです。
この先はどうなんでしょう。
現地に行き、現地が資本の店で飲食などをする。ここまでそうしてきましたが、ここから先も、今回は今まで以上にテーマに掲げて行きたいと思います。
全日程六日目 日奈久温泉から三太郎へ
佐敷太郎で燃え尽きました。
荒れきった沢筋を下り燃え尽きました。
大雨もあってぼろぼろ。佐敷は駅から遠いし、
駅近くに温泉がある湯浦まで粘りました。
全日程七日目 津奈木太郎の扱いに悩みました。
湯浦で昔道に関し、土地の老人に聞いたり交番の人に聞いたり、津奈木太郎峠越えのブログ読んだりしたが、津奈木まで高速が来たあと、そこをどう巻けばよいのかの情報が得られず。明治道だと距離が4kmも延びてしまうということもあり、色々考え、3号で新水俣までとしました。佐敷太郎の惨状からして計算がたたないというのが許容できなかったというのが決め手。
津奈木にでてからは基本昔道で、水俣も街に出た方が全然楽なのですが、こちらは丘越えの方で。
案外楽しめました。
そして昼過ぎ。遂に肥後を歩き切りました。
三太郎というものの、赤松太郎は知れてます。
問題は佐敷太郎。
二度と行かないでしょうね。
道がただきついのではなく、忘れられた地故に、ウォーキングデー以外、砕石場が通過させないと看板に掲げてあり、ならば3号から逸れるところに掲示せいとか、その他諸々あって感じ悪いです。これまでの幾多の試練が導いてくれたと考えています。
とにかく、佐敷太郎は無難に明治道にしておくことを強くおすすめします。
また、こういうのがあった上での肥後突破ゆえ、境川に出たときは感無量でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する