記録ID: 1031444
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ハイキング
中国
岡山県岡山市 矢坂山(万成山〜魚見山)岩(イワ)ンダーランド!
2016年12月25日(日) [日帰り]
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体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 03:39
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 262m
- 下り
- 244m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:58
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 3:36
8:04
16分
スタート地点(北向八幡宮)
8:20
8:20
23分
旭ヶ丘病院北鉄塔登山口
8:43
8:46
30分
92m峰(万成山)
9:16
9:30
17分
クジラ岩(古墳探し含む)
9:47
9:47
11分
魚見山登山口
9:58
10:02
8分
標高60m岩群
10:10
10:20
33分
こうの岩
10:53
10:58
24分
かわず岩
11:22
11:24
16分
青陵神社
11:40
ゴール地点(北向八幡宮)
岩だらけのイワンダーランド!
歩行距離8km、歩行時間3時間、歩行数12,200歩
歩行距離8km、歩行時間3時間、歩行数12,200歩
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ザラついた滑りやすい砂地では、下りは多少気を遣います。今回は大量の落ち葉が積もった所はなく、滑らずにすみました。岩の上を歩く所もあるので、運動靴ではなく軽登山靴のほうがいいでしょう。住宅密集地にある登山口、遊歩道や鉄塔巡視路の分岐などは迷いやすいことがあります。事前に調べておき、地形図とコンパス、あるいはGPSナビで確認しながら進む必要があります。周辺の採石場は日曜日は休みでしたが、土曜日のこの日は作業中でした。間違えて作業道に入り込むと危険です。 東の鉄塔登山口から92m峰(万成山)<写真05>にアプローチしようとしましたが、巡視路の入口がわからず、旭ヶ丘病院の北から南北に延びるコンクリート道に入って少し引き返しました。斜面から踏み跡らしきものを見つけて林に入り、すぐに巡視路に合流できました。 未確認古墳2<写真04>の周辺の巨石の間には一部、見えない段差があります。踏み抜くことはありませんでしたが、不意にズボッと沈んだのでバランスを崩しかけました。 魚見山・こうの岩<写真18>の登山口は1本東の路地に入ってしまい、桜の木などが植わった所から無理矢理1m程上って道に合流しました。途中で墓地の脇を通りますが、その前にも墓地へと逸れる道があり、間違って引き返しました。 |
その他周辺情報 | 徒歩圏に、ご飯派は岡山名物のえびめしが食べられる「えびめしや」、うどん派は讃岐うどんが食べられる「讃岐うどんむらさき」、イタリアン派は多種多様な焼きたてピザが食べ放題の「リトファン」など、食事処が充実しています。 |
写真
05標高92m峰(万成山)
南斜面
近くに鉄塔がありました。この辺りを万成山といい、昔は北向八幡宮<写真01>がこの付近にあったようです。これは磐座(いわくら)だったのかもしれません。植物が茂っていましたが、踏み跡らしきものがありました。動画も撮りました。
南斜面
近くに鉄塔がありました。この辺りを万成山といい、昔は北向八幡宮<写真01>がこの付近にあったようです。これは磐座(いわくら)だったのかもしれません。植物が茂っていましたが、踏み跡らしきものがありました。動画も撮りました。
08標高80m峰
東南東に80m峰の北斜面にある古岩龍王<写真26>の周辺の広場が見えます。一瞬、すべり山(大野山)?と思われるほど、すべすべの山肌でした。すべり山とは違い、子供たちは段ボールで滑って遊ばないようです。理由は行ってみてわかりました。
東南東に80m峰の北斜面にある古岩龍王<写真26>の周辺の広場が見えます。一瞬、すべり山(大野山)?と思われるほど、すべすべの山肌でした。すべり山とは違い、子供たちは段ボールで滑って遊ばないようです。理由は行ってみてわかりました。
10クジラ岩より
東南東方面景観
手前の大きな岩がクジラ岩です。ベンチがあり、ゆっくり休憩できます。ベンチの南西に矢坂山東3号墳がありますが、かなり小さく、幅40cm程の天井のない箱式石棺のようでした。
東南東方面景観
手前の大きな岩がクジラ岩です。ベンチがあり、ゆっくり休憩できます。ベンチの南西に矢坂山東3号墳がありますが、かなり小さく、幅40cm程の天井のない箱式石棺のようでした。
15コバノミツバツツジ
狂い咲き?この木だけ、なぜか半分ぐらいの花が開花していました。そのうち、「あっ、まだ冬だ!?」と気づいて散っていくかもしれませんので、今が見頃です(^^♪アスファルト道に出て魚見山登山口に向かいましたが、路地を1本間違えてしまいました。18日に下りたときは間違いようがなかったのですが…
狂い咲き?この木だけ、なぜか半分ぐらいの花が開花していました。そのうち、「あっ、まだ冬だ!?」と気づいて散っていくかもしれませんので、今が見頃です(^^♪アスファルト道に出て魚見山登山口に向かいましたが、路地を1本間違えてしまいました。18日に下りたときは間違いようがなかったのですが…
16魚見山標高60m岩群
魚見山の南尾根は断続的に岩群が続きます。ここから本格的な「岩(イワ)ンダーランド」(仮称)です。写真左上にこうの岩<写真18>が見えています。18日にこの岩の上に立ったときには、こんなに高い岩だと気づきませんでした。上部は十字に割れているので、側面から上部にかけて動画を撮ってみました。
魚見山の南尾根は断続的に岩群が続きます。ここから本格的な「岩(イワ)ンダーランド」(仮称)です。写真左上にこうの岩<写真18>が見えています。18日にこの岩の上に立ったときには、こんなに高い岩だと気づきませんでした。上部は十字に割れているので、側面から上部にかけて動画を撮ってみました。
17魚見山標高70m岩
奇岩と松と白い雲&青い空とのコラボが絵になっています。この岩は登頂できませんでした。写っていませんが、足元の岩は三角形になっており、濡れていると滑りそうです。ここから東側を見下ろすと、観音像がある岩場が見えます。例のタイヤと人気漫画のイラスト入りバッグは健在でした。
奇岩と松と白い雲&青い空とのコラボが絵になっています。この岩は登頂できませんでした。写っていませんが、足元の岩は三角形になっており、濡れていると滑りそうです。ここから東側を見下ろすと、観音像がある岩場が見えます。例のタイヤと人気漫画のイラスト入りバッグは健在でした。
18こうの岩上部
少し岩をよじ登ると、こうの岩の付け根に出ました。<写真16>の左奥に見えている岩を目の前で見たシーンです。やはり、魚見山では唯一固有名詞がつく岩だけあって、抜群の存在感があります。
少し岩をよじ登ると、こうの岩の付け根に出ました。<写真16>の左奥に見えている岩を目の前で見たシーンです。やはり、魚見山では唯一固有名詞がつく岩だけあって、抜群の存在感があります。
19こうの岩下部
岩の下はコンクリートの土台で補強されていました。横顔もなかなか欧米的(鷲鼻)でワイルドです。18日の山行記録で魚見山南尾根岩場2<写真40>として載せたのがこれでした。そのときには、こうの岩が特定できず心残りだったので、今回わかってすっきりしました。ここから動画も撮りました。
岩の下はコンクリートの土台で補強されていました。横顔もなかなか欧米的(鷲鼻)でワイルドです。18日の山行記録で魚見山南尾根岩場2<写真40>として載せたのがこれでした。そのときには、こうの岩が特定できず心残りだったので、今回わかってすっきりしました。ここから動画も撮りました。
20こうの岩下部より
南方面景観
低山が故に、岡山市の中心部が眼下にリアルに見えます。ちょうど、白い岡山ドーム前を新幹線(のぞみ14号)が通過するのが見えました。向こう(写真右側)に見えるピラミッド状の山は玉野市の常山(つねやま)です。
南方面景観
低山が故に、岡山市の中心部が眼下にリアルに見えます。ちょうど、白い岡山ドーム前を新幹線(のぞみ14号)が通過するのが見えました。向こう(写真右側)に見えるピラミッド状の山は玉野市の常山(つねやま)です。
21こうの岩てっぺん
前回は見下ろしただけでしたが、今回は下からアプローチし、付け根まで行けたので、こうの岩のてっぺんに立てました。下りるのが難しそうだからと、連れはパスしました。上からは360度パノラマ展望が広がります。もし、磐座(いわくら)だったらごめんなさい(*_*;
前回は見下ろしただけでしたが、今回は下からアプローチし、付け根まで行けたので、こうの岩のてっぺんに立てました。下りるのが難しそうだからと、連れはパスしました。上からは360度パノラマ展望が広がります。もし、磐座(いわくら)だったらごめんなさい(*_*;
22こうの岩側面
このアングルから岡山ドーム、さらにその向こうに常山(つねやま)が見えるのが、不思議な光景でした。こうの岩はどの方向から見てもいろいろな表情を持つ楽しい山です。道に戻り、今度は平らな展望岩から動画だけ撮りました。クジラ岩<写真10>の脇を通過し、アスファルト道を横切って古岩龍王<写真26>に向かいます。
このアングルから岡山ドーム、さらにその向こうに常山(つねやま)が見えるのが、不思議な光景でした。こうの岩はどの方向から見てもいろいろな表情を持つ楽しい山です。道に戻り、今度は平らな展望岩から動画だけ撮りました。クジラ岩<写真10>の脇を通過し、アスファルト道を横切って古岩龍王<写真26>に向かいます。
23標高80m峰北西斜面
<写真08>で見えている少し下の辺りです。ザラついた滑りやすい砂地で、雨上がりのためか、ところどころに小さな水たまりがありました。滑って遊ぶのは避けたほうがよさそうです。ここも巨岩が多く展望も効きます。休憩&展望スポットがたくさんありすぎて、なかなかスムーズに前に進めません(´・ω・`)
<写真08>で見えている少し下の辺りです。ザラついた滑りやすい砂地で、雨上がりのためか、ところどころに小さな水たまりがありました。滑って遊ぶのは避けたほうがよさそうです。ここも巨岩が多く展望も効きます。休憩&展望スポットがたくさんありすぎて、なかなかスムーズに前に進めません(´・ω・`)
25笑い岩と怒り岩
池田光政の時代に古い宮があったようです。よく観察した結果、向かって左を笑い岩、右を怒り岩と判断しました。写真をクリックし、「詳細ページ」の文字をクリックして別ウィンドウを開き、クリックすると拡大できます。
池田光政の時代に古い宮があったようです。よく観察した結果、向かって左を笑い岩、右を怒り岩と判断しました。写真をクリックし、「詳細ページ」の文字をクリックして別ウィンドウを開き、クリックすると拡大できます。
30かわず岩
一番奥に見えているのが、かわず岩でしょうか。ゴリラの横顔のように思えました。とりあえず周辺の景色を動画に撮ってみました。この時は高さがあるだけで周りにある他の岩とそんなに違わない平凡な感じの岩でした。ところが見るアングルによって…<写真31〜33>へ
一番奥に見えているのが、かわず岩でしょうか。ゴリラの横顔のように思えました。とりあえず周辺の景色を動画に撮ってみました。この時は高さがあるだけで周りにある他の岩とそんなに違わない平凡な感じの岩でした。ところが見るアングルによって…<写真31〜33>へ
31かわず岩登り
近づいてみると、岩が重なってしっかりとバランスが保たれていました。てっぺんは丸みを帯びて狭く、これ以上は上れませんでした。後日、調べてみると、万成稲荷神社の磐座(いわくら)とされていましたが、この東にある伏見神社のことでしょうか。一見、柔和に見える丸い岩も裏に回ると…<写真32>へ
近づいてみると、岩が重なってしっかりとバランスが保たれていました。てっぺんは丸みを帯びて狭く、これ以上は上れませんでした。後日、調べてみると、万成稲荷神社の磐座(いわくら)とされていましたが、この東にある伏見神社のことでしょうか。一見、柔和に見える丸い岩も裏に回ると…<写真32>へ
32かわず岩逆サイド
かわず岩の反対側に回ると、丸いイメージから打って変わって、ゴツゴツした鋭利な岩に見えました。カエルの顔に見えなくもありません。おもしろかったので、岩の周りをまわりながら動画を撮ることにしました。さらに別のアングルから見ると…<写真33>へ
かわず岩の反対側に回ると、丸いイメージから打って変わって、ゴツゴツした鋭利な岩に見えました。カエルの顔に見えなくもありません。おもしろかったので、岩の周りをまわりながら動画を撮ることにしました。さらに別のアングルから見ると…<写真33>へ
34ヒヨドリジョウゴの実
大木にからみついていました。ナス科のつる性多年草で、ヒヨドリがこの実を好んで食べることから名付けられたとされています。しかし、実際には毒があるため、食べられずにずっと残っているようです。
大木にからみついていました。ナス科のつる性多年草で、ヒヨドリがこの実を好んで食べることから名付けられたとされています。しかし、実際には毒があるため、食べられずにずっと残っているようです。
35青陵(あおはか)神社
青陵古墳という長さ45mの前方後円墳の後円部分に建てられています。伝説によれば、吉備津彦命(きびつひこのみこと)が鬼ノ城(きのじょう)を攻め落とし、温羅(うら)と妻の首をここと坊主山とに別々に埋葬したところ、坊主山から呻き声がし続けたため、石棺を造ってここに一緒に埋葬したとのことです。
青陵古墳という長さ45mの前方後円墳の後円部分に建てられています。伝説によれば、吉備津彦命(きびつひこのみこと)が鬼ノ城(きのじょう)を攻め落とし、温羅(うら)と妻の首をここと坊主山とに別々に埋葬したところ、坊主山から呻き声がし続けたため、石棺を造ってここに一緒に埋葬したとのことです。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
|
---|
感想
先週の日曜日に引き続き、矢坂山を訪れました。1週間以内に同じ山域に行ったのは長期休み以外では初めてです。前回は中央部から西部中心に周ったので、今回は東部の万成山から中央部の魚見山を周りました。やはり、このエリアも岩、いわ、イワだらけでした。しかも、自然の展望台として機能している巨岩や奇岩がとても多く、山行を楽しいものにしてくれます。
この辺りは笹ヶ瀬川を中心に津島、津高、楢津、吉備津など、“津”がつく地名が多いです。また、その南には北長瀬、西長瀬、庭瀬など、“瀬”がつく地名が多いことから、おそらく、昔はこの辺りが内海で古くから文化が栄え、4世紀頃からこの内海の近くにたくさんの古墳が造られたのでしょう。今回、万成(まんなり)山に登る途中で発見した古墳<写真03、04>は、岡山県の埋蔵文化財地図にも記載されていませんでした。こうした未確認の古墳がたくさんあるものと思われます。このような古墳を発見するのは宝探し感覚でとても楽しいものです。
おそらく、これが2016年最後の山行、登山納めとなるでしょう。神社で始まり、神社で終わり、古墳で始まり、古墳で終わった山行でした。約1,500年ぐらいタイムスリップしたような気分に浸りました。磐座(いわくら)のような岩がいくつも出てきたので、山の神様に2017年の心身の健康を願いながら、無事山行を終えました。
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