日向山


- GPS
- 06:14
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 677m
- 下り
- 705m
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
写真などの詳細はブログに書きました! http://usaco.tonpoo.com/archives/172 |
感想
韮崎からバス
韮崎の駅からは瑞牆山や金峰山にも登れるので、駅の周りはちょっと賑やかでした。駅からは山交タウンコーチのバスに乗って車内でフリーパス(1,300円)を購入。バスの運転手さんは運転しながら路線の名所などを案内してくれる親切な方でした。いや、少なくともこの時点ではそう感じていました・・・。
バスを降りたら、運転手さんに教えていただいた道を真っ直ぐ進んで突き当たりを左にずっと登っていくルートを進みます。同じバスに乗っていた、品川から来たというおじさまと意気投合し、三人旅となりました。道中には意外と栗が落ちていることに気づき、栗拾いをしながら山道を進みます。
でも、何かがおかしい・・・。
おかしいと思いつつも、いつもは必ず用意している地図を今日はなんと忘れてしまった!ので、言われたままに進むしかありません・・・。
登山道入り口までの遥かなる道のり
しばらく進むと突き当たりに看板。そこにはなんと、登山道入り口まで4.8キロという文字が!!「山頂まで」ではなく、「登山道入り口」ですよ!?・・・何かがおかしいけれど、このまま進むしかありません。あたりは別荘地のようで、家がところどころに建っていました。
ひたすら車道を進んでいきます。が、やはり何かがおかしい・・・。でも、どうしようもないので歩き続けます。登山道入り口まで残り3キロ、2.5キロ、2キロ、1キロ・・・、もう辛い。出来れば、山道を歩きたい・・・。舗装されていると足にきますね・・・。
ちょうど通りかかった軽トラのおじさんが声をかけてくれました。天使の声「乗って行くかい?」「いいんですか!」三人で荷台に飛び乗り、最後の1キロをビュッと登ってしまいました。軽トラのおじさん!乗せてくれてありがとうございます。本当に感謝!でも、もうちょっと早く声をかけてくれたらよかったかも・・・(笑)。
ランチをとって登山開始!しかし・・・
さて、こうして着いたのは、登山道の入り口『矢立石』です。ここからが本番なのに、なんだか既に力を使い果たした感じがする・・・。今日の帰路は、15:25に『べるが尾白の湯』でバスに乗る予定。でも、既に11時を過ぎています・・・。さて、どうする?軽トラのおじさんも一緒になってミーティングです。「『錦滝』から登れば、バスに間に合うかもよ!」といわれ、そちらを参考に登ることにしました。少し歩いたところにあった『尾白川渓谷駐車場まで50分』という看板が気になりますが、そのまま進みます。
錦滝に到着したのが12時。そばにあるあずま屋でランチです。山頂からおりてくる方が続々と。もう、帰れるんだ・・・ちょっと羨ましい。ランチを簡単に済ませ、出発!と言いたいですが、時間が迫っているので、登るか否かを三人で相談・・・。結局、行けるところまで行ってみることに。
いざ登り始めてみると本当にすごい山道!!急斜面です。ロープを使って、はしごを使って・・・。下山する方達に励まされながらなんとかがんばりましたが、焦る気持ちと時間に余裕が無いので、同行したおじさんに、私たちは断念することを伝えました・・・。ごめんなさい、おじさん。もう、私たちの心は折れてました。
失意の下山
そして、下山開始。あっけなく降りて来ると、錦滝には、先程登り道で応援してくれた団体さんが・・・。「おりてきちゃったの?どうして?」と色々きかれ、訳を話すと、おじさん達が、山頂の写真を見せてくれました。「きれいだったよ〜、また、登りに来ればいいよ」と。悔しい思いをしつつ、13:30に登山道入り口『矢立石』にもどってきました。
でも、もう、歩けないよ〜、と思っていたら、同行のおじさんが、登山口から降りてきたご夫婦に声をかけて、ヒッチハイクの交渉中!快く私たちのヒッチハイクを引き受けてくれました。本当に感謝。車って速いね〜。ビュッと20分で『べるが尾白の湯』まで運んでいただきました。感謝、感謝(涙)。
温泉とビールと栗の渋皮煮
バスが来るまで1時間あるので、ゆっくりと温泉につかって〜心も癒されます。温泉からは八ヶ岳がバッチリ見えて、ふと、何しにきたのか?忘れてしまいました。
いい気分で、お風呂を出ると、おじさんと旦那がビールで乾杯中!出会いに乾杯ですかね?さらに、そばに居たおばさんが声をかけてくれました。「これ、どうぞ」と頂いたのは栗の渋皮煮です!なんとそのおばさん、先程、錦滝で出会った「東松山市 日曜山楽会」という団体さんの一人。みなさんもお風呂に入りに来ていました。疲れていると甘い物はいいですよね。そして、これが美味しい〜!ありがとうございます。なんだか、いい旅だ〜。あれ?、何か忘れてますよね。
衝撃の事実!!
そして、バスの時間が迫ってきたので、皆様にお別れをして、バス停へ。ここからは小淵沢に向かいます。そして、そして、知ってしまった、驚愕の事実が・・・。
乗車してほどなく停車したバス停の名前は『尾白川渓谷』。ここは本来行きのバスで私たちが降りるはずだったバス停。でも、こんな場所で降りてない・・・。そう、行きのバスが止まったのは、バス停じゃなかったんです!!!この(本来の)バス停の近くには、尾白渓谷駐車場というのがあります。そしてここの場所こそ、ブログで検索したとき見た登山口!そうそう、ここから歩く予定だったの。ここから、歩く予定だったの・・・。え〜、うそでしょ・・・・・・(涙)。ここからなら、50分で登山道の入り口『矢立石』に着く予定だったんだよな〜・・・。そう、あの登る途中で見かけた看板の場所に出る予定だったのです。知っていたら、ここから登ったのに・・・。山頂にも登れたかもしれないのに・・・。悔やまれます。
こうなったら、絶対、おいしい駅弁の『元気甲斐』を食べなきゃ気が済まない!と思ったら売り切れでした。ツイてないなあ・・・。
決意と感謝
いつか日向山にリベンジします。だって、見たいもの。白い砂山〜。
今回は、沢山の方々の優しさに触れることができ、感謝感謝の一日でした。
一緒に旅をしてくれた品川のおじさん、ありがとうございました。
軽トラのおじさんありがとうございました。
東松山市の山楽会の方々、励ましのお言葉ありがとうございました。渋皮の栗、美味しくて、帰ってすぐ作ってみました。
長野のご夫婦、車にのせてくださって、ありがとうございました。
地図はこれから忘れないようにしないと!教訓です。
北杜市民バスの運転手さん、お願いだから、嘘つかないで!
日向山は、尾白川渓谷のバス停から登れます!
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