(沢1)全国連盟講習会 初級沢登り 丹沢 中川川水系 マスキ嵐沢
- GPS
- 07:21
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 868m
- 下り
- 774m
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
感想
この日は全国連盟主催の初級沢登り講習会に行ってきました。
場所は西丹沢の中川川 マスキ嵐沢です。
後藤講師のヤマレコはこちら→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-112770.html
朝、渋沢駅に集合してピックアップしてもらい、大滝沢キャンプ場の登山道入り口へ集合します。
そこで装備を貸していただいたり、講師の紹介、沢とは?などの簡単な説明のブリーフィングを行いました。
講師の先生は、神奈川労山の後藤氏、埼玉労山の今井氏、全国連盟の川島氏です。
出発前に準備運動をしっかり行い登山道に入ります。
はじめは整備された登山道を歩きますが、講師から沢登りを行う際の注意点である道迷い、読図についての説明をポイントポイントで受けます。
(1)沢の岸の方向の呼び方について、右岸、左岸というときは、上流から下流を向いたときの方向ということ。
(2)リーダーに連れて行ってもらうのではなく常に自分も考えること。
(3)沢をどこからどこに越えたかなどを記憶しておくこと、沢の合流点を見落とさないこと。特に夏になると葉が生い茂るので注意してみること
(4)ほとんどの場合は、流域面積に応じて水の量が決まるのでそれも意識してみること
などなど。
しばらく登山道を登っていくと、マスキ嵐沢の標識があり、そこが入渓点になります。
まずは初めて履いた沢靴の感触を確かめながら、手で触るとコケでぬるぬるする岩も沢靴で乗ると思ったよりどころか全然滑らずに歩けることに感動していました。
大きな一枚岩(ナメというのかな)や、小さい滝を越えていくと、大きな滝が出てきます。
こういうところは講師の後藤講師今井講師がロープを出して上で確保、下のほうでは川島講師がアドバイスをしてくれながら生徒は登って行きます。
ここでもクライミングの足の置き方やホールドのつかみ方が生きて来ました。スタンスもホールドも豊富にあり落ちる気はしませんでしたが、初めての沢で何が起こるかわからないので慎重に登りました。
途中、自己確保をしながら登る方法として、プルージックを使ったやり方を習いました。
プルージックのメリットは、片手で作りやすいということと、両方向に効くといくこと。。下降だけならほかのフリクションノットでも問題ないが、トラバースなどで登り下りが交互にくるようなときに有効なやり方だそうです。
いくつかの滝を超え、最後に少しハングした涸れ滝を登ったあと、時間がなかったので懸垂下降とトップのビレイ、登り返しのデモンストレーションを見せていただきました。
この日のトップのビレイは、ハーフマスト、あとATCガイドを使ったビレイの2種類をみることができました。
滝の遡行が終わったら涸沢にて読図の練習。コンパスと地形を見比べながら、この地形が地形図のどこに当たるかを確認しながら進みます。
自分はどうも読図が弱く、現在地の特定が苦手ですので、きちんと交点に立ってから正確な方向を認識するようにしたいと思います。
最後は先頭で地図を見ながら登頂し、引き続き下山のときも先頭を任されましたが、初めての山と、初対面のメンバーを引き連れて降りて行くのは、講師の方々がいるとはいえ緊張します。
講師の方から、降りるまでは緊張感を解かないようにとのアドバイスがありましたが、そんな余裕はありませんでした(笑。
この日学んだことを忘れないように、家や山で実際に練習したりしてもっと技術も上げていきたいと思います。
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