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記録ID: 119158
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科

霧ヶ峰(車山)

2008年07月12日(土) [日帰り]
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GPS
04:20
距離
13.8km
登り
725m
下り
464m

コースタイム

西白樺湖バス停  10:25
車山高原     10:55
車山       11:40-11:55
蝶々深山     12:20-12:30
物見岩      12:45-12:55
八島湿原(西端部) 13:35
沢渡       14:05
霧ヶ峰ICバス停 14:45
天候 概ね良く晴れて、昼前後に少し曇った程度でした。
過去天気図(気象庁) 2008年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
茅野駅 09:35-(諏訪バス)-10:20 西白樺湖バス停
(帰り)
霧ヶ峰インターチェンジバス停 16:05-(諏訪バス)-16:39 上諏訪駅
コース状況/
危険箇所等
穏やかで歩きやすい道がほとんどを占めるルートでした。標識等による案内もしっかりしています。
この日、最も通過困難だったのは、蝶々深山〜物見岩間にあった、ぬかるみの酷い箇所でした。

※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。
※GPS導入前なので、ルートは推測です。

感想

茅野駅から霧ヶ峰方面行のバスに乗りましたが、西白樺湖のバス停で降りたのは私1人だけでした。
そこに着くまでに、バスは白樺湖の周囲をぐるりとほぼ1周しましたが、湖畔はどこもリゾート開発をされ尽くした感があって、自然な景観はほとんど残されておらず、私の目にはあまり好ましい風景には映りません。
とりわけ遊園地やコンビニまであるのは興醒めで、その魅力的な名前から1度は訪れてみたいと思っていた湖でしたが、今後ここだけを目的に来ることはないと思われます。

少し舗装道路を歩いて、上を通るビーナスラインの高さまで登ってから、信濃路自然歩道に入ります。
広い草原の中に延びていく開放的な道は、登りであることを意識させられない程度の緩やかな坂が続いて、足取りも軽く進んでいけます。この時点で、すでに散発的ながらもニッコウキスゲなどの花を見ることができました。
また、この自然歩道を歩いている間は、登山者の姿はまったく見られず、いたって静かな草原歩きでした。

ところが車山高原に入って遊歩道と合流した途端、観光客で溢れる世界に一変します。リフトは続々と人々を山頂めがけて送り出し、遊歩道も多くの人で賑わっています。
遊歩道脇に様々な高山植物の小さな花が増えていく中を、引き続き緩やかに登っていますが、やはり見事なのはニッコウキスゲでした。
まだ4分程度の咲き方のようで、パンフレットで良く見るような、あたり一面が黄色く染まる光景には及ばないものの、それでも十分に見応えがありました。

八島湿原への分岐を過ぎていよいよ最後の登りにかかると、道は歩きにくい階段状に変わり、そこだけはかなりきつい登りとなります。
でも急登は長くは続かず、ほどなく中央に気象レーダーの建つ山頂に到着となりました。

山頂にも多くの人の姿がありますが、十分な広さがあるため、幸いにも人がひしめいている雰囲気はありません。
やや雲が増えていたものの、近くの八ヶ岳は全山をスッキリと眺められ、南アルプスも少し霞みがちながらもほぼ全容が見えています。
ただし富士山はうっすらとした見え方にとどまり、中央アルプスや北アルプス方面にも雲がかかって、あまり良く見えませんでした。

車山の次は八島湿原を目指します。分岐点まで戻った後は、草原の中の平坦な道で、車山乗越を過ぎてから1度緩く下った後にその分を登り返すと、こんもりとした蝶々深山の丸い頂上です。
そこからの展望も、車山が立ちはだかる方向を除けばほぼ全方位で申し分ありません。腰掛けるのに適当な岩も多く、人が少ない分だけ車山よりも落ち着いて休憩できました。

蝶々深山の先では、1箇所ぬかるみが酷くなっていて、泥の中にかなり深く靴がめり込み、場所によっては靴の上部にまで泥が回るほど。
登山靴ならば平気だったのかもしれませんが、今日もいつものように防水性ゼロのトレイルランニングシューズだったので、泥の浅い所を慎重に見極めて、なんとか通過しました。

物見岩まで来ると、これから向かう八島湿原が眼下に全貌を表していて、そこでの休憩も気持ちの良いものでした。

物見岩からジグザグに下っていくと、次第に灌木が増えていき、川を渡るあたりでは、美しい森の中に入って心が和みます。
そして森を抜ければいよいよ八島湿原が現れます。でも残念ながら湿原の花の季節には少々早かった模様で、見られた花は散発的にとどまりました。
湿原の縁を木道で回り、西端の八島ヶ池からは沢渡へと歩く方向を変えて、湿原の周囲をぐるっとほぼ半周しています。

沢渡まで来ると、そこは五叉路のようになっています。最終的に霧ヶ峰インターチェンジに向かうのですが、どの道標にもそのような行き先が書かれておらず、少し考えさせられました。
ここでは、それらしい方向を「園地」とする道標が示していて、目指すバス停の方向にその「園地」なるものがあったよう記憶していたので、その道を進んでみます。
すると道は、ビーナスラインから少し離れて並行するように、緩やかに高度を上げていったので、どうやら間違いないようでした。

歩く人の少なそうな道ですが、うっすらと苔むした森の中を進む道は、北八ヶ岳の登山道に似た趣があって、とても雰囲気は良かったです。
尾根まで登ればそこで森の中を抜け、周囲が草原状に変わって一気に展望が開けます。見渡す先には、もう目的地の霧ヶ峰インターチェンジが眼下に迫っていました。

残すは僅かな下りだけで、しかも行き先も良く見えています。途中で左右に道が分岐していて、道標がどちらも駐車場を示しているので迷いましたが、どちらを進んでも問題なかったようです。
右の道を選んで緩やかに下っていくと、道の脇には次第に様々な花が増えてきました。花の名前を記した標識も数多く立てられていて、花には無知な私でも楽しみながら歩くことができています。
霧ヶ峰インターチェンジに到着したのはバス時刻の1時間以上前。ドライブインの「霧の駅」で遅い昼食を取り、土産物を物色たりして、バスが来るのを待ちました。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2008_07_09/mt2008_07_09.html#20080712

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