白馬五竜高山植物園(遠見ゲレンデ回想)
コースタイム
天候 | 曇り、朝晩雨、山はガス |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/gondola/summary/ ○道の駅はくば 夜間も含めて無料wi-fiが使えて便利です。 |
その他周辺情報 | ○白馬五竜高山植物園 http://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/ ○白馬かたくり温泉「十郎の湯」:600円(割引券で500円) カランが10口とあまり広くはありませんが、 ちょっとメインストリートから外れるので混まなくていいです。 http://mall.hakubamura.net/juro/index.html 割引券:http://mall.hakubamura.net/juro/waribiki.htm |
写真
感想
今回は極めて個人的なレコになります。
悪しからず。
芸がないかもしれないが去年と全く同じパターンで臨んでみた。
土日の混雑を避けるために7月の最後の木・金曜日に休暇を取り、木曜日の昼間に移動、道の駅はくばにて車中泊。
金曜日に遠見尾根を登り五竜山荘でテン泊、翌土曜日に唐松岳に行き八方尾根で下山。
そんな予定だったのだが・・・。
小生が聴くのはHARD ROCK。それも70年代がほとんどだ。車のオーディオのハードディスクにもCD200枚近くが録音されている。
そんな中で最近は滅多に聴くこともないBryan Adamsを選んだのは偶然なのか、神のなせる業なのか。
アルバム「Cuts Like a Knife」、タイトル曲を始めとしてオープニングナンバーThe Only OneやStraight from the Heartなど小生が大学生の頃に大ヒットしたアルバムだ。
そしてその頃の記憶がよみがえってきた。
とてもいいアルバムで大好きだったが、このアルバムを一番よく聞いたのは、自分の部屋でもなく、車の中でもない。五竜とおみのゲレンデだ。
なぜ?と思うぐらい、一日中このアルバムがゲレンデに流れていた。
高校生の頃、多少スキーをかじり、大学に入ったらSKI三昧を考えていた。
そして大学に入り、仲良くなったのがY君。
何と実家は白馬で旅館をやっているという。
学生時代は他の仲間といつも飲みに行ったり、終電が無くなれば彼の下宿に泊まったり、そして冬は当然の如く彼の実家の旅館に長逗留してスキーを楽しんだ。
就職してからも冬に行くことも有ったし、小生の結婚式にも彼の結婚式にもお互い呼びつ、呼ばれつ。
しかし、残念ながらお互いに就職し、時を経るにつれ、だんだん彼のところに行くこともなくなってしまった。それでも年賀状だけはやり取りは続いていた。
今から何年前だろう。
彼に出した年賀状があて先不明で戻ってきたのは。
そして彼からの年賀状も届かない。いつも「たまには遊びに来てください」と書いてある賀状が。
その時はたいして気にも留めず、住居表示でも変わったかな、郵便局が何か間違えたかな。という程度。
そして、翌年も、その次の年も同じことが・・・。
あれぇ、変だなぁ。と思いつつも日々の忙しさにかまけて特にそれ以上追及することもなかった。
昨年のこと、
五竜〜唐松の計画を立てたときに何気にgoogleのマップで彼の実家、M旅館を探した。
神城の駅から下った国道沿いのちょっとクランクになった交差点の角にあったM旅館。
それがマップに無い。
M旅館の名前も、建物の形も。
部屋に「ごりゅう」や「からまつ」、「とおみ」などの名前がついていたM旅館。
いったいどうなってしまったのだろう?
当然木曜日の移動日に行ってみた。
建物はあった。昔のままの姿で。しかしM旅館の名前はどこにもない。
廃屋ではないが、人の気配もなかった。
道の向かいにある旅館に行き尋ねてみた。
出てきたのはもう90歳を超えるかというおばあさんだったが、話は聞けた。
田舎によくあることだが、遠い親戚筋だということだった。
なんとY君は数年前に癌で亡くなったのだそうだ。合掌。
そして、詳しくはここに書けないが、M旅館は人手に渡ったようだ。
親父さんは彼が結婚して間もなく亡くなったのは知っていたが、おふくろさんはまだ健在のようでそう遠くないところに住んでいるとのことだった。住所までは知らないのか、突然訪ねてきた男には教えられないのか判らなかった。
改めてY君のご冥福を祈りたい。
さて、昨年と全く同じ日程で同じ計画は残念ながら天候までも同じになってしまった。
天気予報が芳しくないのも承知していたが、微かな望みを持っていたものの、朝起きれば雨。
強行する選択肢は無かった。
目的はピークハントではない。テン泊をして絶景を観ることなのだ。
(五竜山荘のTシャツはちょっと欲しいけど)
濡れながら真っ白い景色を観ても何も面白くもない。
またしても断念。
そう、山は逃げないのだ。
昨年はどうしてもテン泊がしたくて富士見平(瑞牆山、金峰山の近く)まで戻り、無理やりテン泊としたが、今年はどうしたものか。
そうこうしていると山はガスっているものの雨は上がったので、今年はテレキャビンで地蔵平まで行くことにした。
エスカルプラザで盛んに宣伝しているのに影響されてか「ヒマラヤの青いケシ」ってのも見てみたかったし。
30数年ぶりにテレキャビンに乗ってみると、昔良く滑ったゲレンデが一望。
またY君のことを思い出した。
高山植物園は特に感想もないかなぁ。
まぁ高山植物は人工的に植えられたものよりやっぱり自然の中で咲いてこそだとは思うけど。
それでも時間があったので花撮影の練習と思ってのんびり写真撮って、ソフトクリーム食べて3時間ぐらいぶらぶらしただろうか。
しかし花を撮るとどうしても図鑑調になってしまうんだよなぁ。
背景にもっと工夫が必要かも。
降りてからは「十郎の湯」にのんびり浸かり、あとは2泊目となる道の駅に戻ってビール。
まったりのんびりな一日を過ごしておしまい。
ここまで読んでいただいた方、お付き合いいだだきありがとうございました。
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