神威岳（日高）…沢・藪・激急＆笹ダニの山

2017年07月30日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.8km
• 登り: 1,267m
• 下り: 1,265m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:40
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:40

5:40 神威山荘
7:45 8:00 尾根取り付
10:35 11:05 神威岳
12:30 12:45 尾根取り付
14:20 神威山荘

ルートは手書きです。

天候

晴れ時々曇り　16℃　　弱風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口までは、道の駅「みついし」から車で約41km。そのうち17kmは未舗装の林道ですが、この時はプリウスでも大丈夫でした。ただ、いつ崩れてもおかしくない箇所がいくつもあるので、事前のリサーチは必須です。林道終点に「神威山荘」あり。10台は駐車可能。トイレ使用可。

コース状況／危険箇所等

自分は初めてなので沢靴で行きましたが、ニシュオマナイ川の水量は少な目で登山靴でも可能でした。尾根道は3点確保が必要なほどの直登急斜面＆ところどころに泥道あり。脚力と腕力が無いと、途中で力尽きるかも知れません。特に、下りは非常に危険で、今年、転落死亡事故があったようです。

写真

7/30 5:36

5：20　神威山荘着。日曜だから満車を心配したけど、無用でした。先行者と思ったら、これから帰る方でした。

7/30 5:38

5：40　出発。　もしかして一人かも！？　満車より一人ぼっちの心配をするべきでした〜。

7/30 5:41

神威岳が見えます。距離は近いのですが、CTは遠いです！

7/30 5:45

ニシュオマナイ川の最初の渡渉。飛び石で行けました。

7/30 5:53

巻き道は草や藪。

7/30 6:08

テープがたくさんあるので迷うことはほとんど無し。

7/30 6:09

テープを見て渡渉。

7/30 6:22

渡渉の繰り返し。この水量なら遡行した方が速いかも？

7/30 6:24

笹薮はこれですからね〜。大声で羆様に行くよと合図。

7/30 6:38

7回目の渡渉かな？

7/30 6:42

歩きやすい巻き道もあり。エゾアジサイ。

7/30 6:45

釣り用の沢靴なので、当たり始めて足が痛い！

7/30 7:04

登山靴に履き替えようと思ったけど、初めてなので踏ん切りがつかず。

7/30 7:35

右の沢へ。

7/30 7:38

10分ほど詰めると、

7/30 7:47

7：45　尾根の取り付です。

7/30 8:05

少し登ったところに沢靴と水をデポ。

7/30 8:13

ここの笹はカムエクより深いかも！？

7/30 8:24

泥の急斜面も至る所に。

7/30 8:43

笹につかまりながら登ります。

7/30 8:45

泥地も笹につかまります。

7/30 8:58

たまに日高の峰々が見えて嬉しい！

7/30 9:02

岩場じゃない登山道で、こんなに三点支持を使ったのは初めて！

7/30 9:07

おお〜、目指す神威岳が見えます。

7/30 9:09

横を見ると荒々しい西稜線。

7/30 9:23

反対側には日高の山々。

7/30 9:47

深い笹ですが、

7/30 9:47

登山道はハッキリ着いています。

7/30 9:56

奥深い谷。

7/30 10:05

山頂手前では、

7/30 10:06

多少ハイマツを漕ぎます。

7/30 10:18

山頂が見えてきました。

7/30 10:25

ナナカマドの実。秋の気配ですね〜。

7/30 10:36

10：35　　神威岳着。　誰もいません。

7/30 10:37

見えた景色はこれだけでしたが、不満はありません。

7/30 10:40

これで、日高の難峰、幌尻岳、カムエク、神威岳に登頂。残すはペテガリ岳です。

7/30 11:18

下山していくと、だんだんガスが晴れてきました。

7/30 11:20

神威山荘方面も見えています。

7/30 11:30

急斜面の笹薮は怖いわ〜。何度もクライムダウン。

7/30 11:48

泥地の急斜面もクライムダウン。ここの下りは危険です。

7/30 12:24

ようやくデポ地。

7/30 12:27

ダニチェックすると、いました！　追い払います。

7/30 12:39

沢は登山靴のまま下ります。

7/30 13:20

こんな水量の時は、沢靴は要らないです。

7/30 13:32

羆が怖い。鈴＆大声で乗り切りました。

7/30 14:18

14：20　無事下山。　山に登ってみて、休日でも1人の理由が分かった気がします。

7/30 16:46

下山後は、三石温泉へ直行。そして、風呂から上がってビックリ！　笹ダニがふくらはぎに噛みついていたんです！　まだ、頭が潜っていなかったので、速攻で引き抜きました。笹ダニは30分風呂に浸かっても平気なんですね。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT3 パナソニック

感想

aki-tk

　距離が往復11kmなのにCTが12時間40分。ガイド本やヤマレコを見てもどうもCTが長すぎるのではないかと思いましたが、登ってみて、このCTは決して大げさではないと感じました。もし、ニシュオマナイ川の水量が多かったら、直登尾根が濡れていて滑りやすかったら自分のCTはもっと長くなったと思います。やはり、日高の難峰は侮れないですね〜。

　特に、尾根の下りは通常の登山道ではありえないような急な斜面で、何度もバックステップで三点支持姿勢をとりました。

　また、ここは笹ダニ（マダニ？）が多く、下山後には入念な笹ダニチェックは必要でした〜。ダニよけスプレーはほとんど効かなかったかな？

　最後に、この登山道を整備してくださっている浦河山岳会の方々や林道を整備してくれている道庁の方々に感謝してレポを締めたいと思います。

コメント

akadake5

熊いるんですよ
こんばんは
よく一人で行きましたね・・・
何かあったらバイバイですよ

aki-tk

Re: 熊いるんですよ
人を当てにして天気の良い日曜に行きましたが、誰もいないとは誤算でした。やっぱり羆いますよね〜。鈴では効果ないだろうと、大声を３００回以上出しながら進みました。運が良かったです。