城峯山・大前山・破風山
- GPS
- 04:34
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,079m
- 下り
- 1,387m
コースタイム
鐘掛城 10:10-10:15
城峯山 10:35-10:45
西門平バス停 11:30-11:40
大前 12:15
天狗山 12:30-12:35
大前山 12:45
札立峠 13:00
破風山 13:10-13:20
秩父温泉前バス停 13:50
天候 | 良く晴れて気温も上がり、穏やかな1日でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
秩父鉄道 皆野駅 08:40-(皆野町営バス)-09:11 西門平バス停 (帰り) 秩父温泉前バス停 14:24-(皆野町営バス)-14:43 秩父鉄道 皆野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●西門平〜城峯山(往復) 「関東ふれあいの道」として良く整備されており、穏やかで難しい箇所の全くない道です。道標も適切なタイミングで立っていました。 ●西門平〜大前 舗装された林道歩きです。 ●大前〜天狗山〜大前山〜札立峠 「山と高原地図」で登山道の赤線が引かれているのは大前山〜札立峠間だけですが、全区間道筋はしっかり付いていますし、要所には道標もあって、迷う心配のない道です。 天狗山の先ではクサリを頻繁に見ることになりますが、使う必要があるのは大前山直前の最初のクサリだけで、それ以降のものは、なくても問題のない程度のものでした。 ただし急な地形が続きますので、クサリを使う/使わないにかかわらず、注意深く通過する必要はあります。 ●札立峠〜破風山〜秩父温泉前 再び「関東ふれあいの道」となって、登り下りとも緩やかな道でした。 山道の終点からは「風戸入口」バス停が近いのですが、今回は日帰り温泉施設の「水と緑のふれあい館」を利用したので、帰りのバスには「秩父温泉前」バス停から乗車しています。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
秩父鉄道の皆野駅から町営バスに乗り換えます。
バス乗り場は駅から離れて少し歩いた所にあって、同時に発車する2系統のバスが並んで待っていました。
どちらも方向幕表示が「日野沢」や「金沢」といった路線名となっていて、行き先の地名を示していないのが分かりにくいのですが、「日野沢」と表示されている西立沢行きに乗ります。
途中から最後の乗客となった私が西門平で降りると、そこは満開で見頃を迎えた山桜や菜の花など、色とりどりの沢山の花で彩られたとても美しい山里でした。
バス停のすぐ上には休憩用のあずま屋があって、帰りにここでバスを待つ時などに使えそうです。そして登山口は、バスの進行方向へ少し道路を歩くと、右手にありました。
最初にコンクリート舗装の急な坂を登っていくと、山道が左手に分かれて、少しの間だけ、清々しい水音を聞きながら沢の間近を進みます。
そしてすぐ石伝いに対岸へ渡ると、そこから斜面に取り付いていきます。その後は鐘掛城までずっと、急な傾斜や難しい箇所のない、緩やかで歩きやすい道が続いていました。
鐘掛城が間近になると傾斜が増していき、巻き道を左に分けてさらに登れば頂上です。説明板によれば、鐘掛城は戦国時代に武田氏が築いた山城とされています。
見渡せば北側を中心とした展望が開けていますが、展望は城峯山で存分に楽しめるはずなので、ここではベンチ代わりに置かれていた丸太に腰掛けて、休憩に専念しました。
鐘掛城の先で急な木段を下りると、次のピークにも左に巻き道が付いていますが、そちらには入らずにピークを踏んで行きます。するとピークを越えた下りは、やはり急な木段となっていました。
その先で緩やかな道を少し進むと、休憩舎とトイレのある石間峠で、ここではMTBの人たちを見掛けています。
城峯山への最後の登りはやや急となり、かなりの部分を木段が占めていました。頂上に着くと、なんと誰もいません。電波塔に登れば、360度の大展望が独占状態でした。
展望台には、全8方向の山名付き展望写真が大きなパネルとなって据え付けられていて、見えている山が何という山なのかがとても分かりやすくなっています。
ただ、せっかくの好天にもかかわらず、くっきりと見えるのは両神山など近くの山ばかり。春霞で少し遠目の山はもううっすらとしか見えず、谷川連峰や八ヶ岳などになると全く分からないのが残念でした。
城峯山から西門平バス停までは、来た道を引き返します。鐘掛城とその手前の小ピークは、復路では巻き道を選んで楽をしました。
全般的に穏やかで登りやすかった道は、下るにも快適で、わずか45分で西門平まで戻っています。
西門平バス停の上にあるあずま屋で少し足を休めた後は、林道で大前集落へと向かいます。
集落に入って間もなくのT字路を直進すると、道はすぐに山道に変わります。歩く人など少なそうな道ですが、意外にもしっかりとした踏み跡が続いていました。
途中の分岐点で、天狗山を経由せず直接大前山に向かう道(標識では「近道」と書かれていました)を左に分けて、まず天狗山を目指します。
頂上直下では急な道になりますが、大きな問題もなく天狗山に到着しました。
頂上には小さな祠と、「天狗山(お天狗さま)」とだけ書かれた標識があるだけです。周囲にはまだらに樹木が立っているものの、一応は全方向に展望が開けていました。
なお、天狗山から西に延びる稜線にも、どこまで続いているかが不明ながらも、明瞭な踏み跡が続いているのを確認しています。
天狗山の先では、しばらく急な地形が続きます。
一旦短く急降下した後の、大前山へ登る短い岩場にはクサリが下がっていましたが、さほど傾斜が急ではなく、手掛かりも豊富にあるため、補助的に使う程度のクサリでした。
大前山の頂上は、狭くて休憩するスペースもなく、ここは通過するだけとなっています。
大前山を過ぎると、クサリ場が頻繁に現れるようになりました。5〜6箇所はあったと思います。
とはいえ、極めて短いものや、なんでこんな所にまでクサリが、と思うようなことも少なくなく、結局それらのクサリは全く使わずに終わっています。
クサリどころか、手を使う必要のある箇所すら少なくて、大抵の場所はほとんど足だけで普通に歩けるような状況でした。
この区間の途中で、「鞍掛山 629.2m」という標識のあるピークや、「如金(にょっきん)さま」という標識の立つ岩塔の脇などを通過しています。
クサリが続いた区間を過ぎて、緩やかに下っていくと札立峠。札所巡りのゴールとなる34番札所・水潜寺への道が越えている峠で、その峠越えの道を横切る形で稜線を直進します。
破風山への登りが今日最後の登りとなりますが、あまり長いものではなく、10分ほどで頂上に着きました。
南側に展望が開けた頂上では、眼下に秩父市街が広がっていて、遠くには武甲山や武川岳などが眺められました。
破風山からは先は緩やかな下りです。あずま屋のある地点で、直進する桜ヶ谷への道を分けて左折すると、明るく美しい雑木林の中の気持ちの良い道が続きました。
猿岩は見るだけで通過して、風戸の集落の中へ入ると道は一旦舗装道路に変わりますが、しばらくすると道標に従って再び山道に入ります。
2度目の山道を下り切れば、バス通りのすぐ脇に出て、最寄りのバス停は「風戸入口」になるはずです。
でも、バスの時間まで余裕があったので、日帰り温泉施設の「水と緑のふれあい館」へ向かい、食堂だけ利用して山菜ソバを食べたりして、バスの時間を待ちました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2008_04_06/mt2008_04_06.html#20080412
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