槍ヶ岳〜大キレット〜北穂高岳

コースタイム
上高地‐横尾‐槍沢ロッジ‐ババ平(キャンプ地)
2日目
ババ平‐大曲‐殺生ヒュッテ分岐‐槍ヶ岳山荘‐槍ヶ岳山頂‐槍ヶ岳山荘‐中岳‐南岳山荘
3日目
南岳山荘‐A沢のコル‐北穂高岳山荘‐涸沢小屋‐本谷橋‐横尾‐徳沢
4日目
徳沢‐明神池‐上高地
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れのち曇り(夕方1時間ほど雨) 3日目 晴れのち曇り(夕方1時間ほど雨) |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡から上高地までシャトルバスを利用(往復切符¥2,000) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<徳沢〜横尾> 小熊に出会いました。 先日、横尾にも出没とのこと。。。 <大キレット> 天候が良かった為、慎重に行けば問題ありません。 足の置き場がないようなところには、ステップや杭が設置してありました。 浮石が多いため、石を落とさないように気をつけると共に先行者の歩きにも注意が必要です。 【温泉】 沢渡近くの温泉は混み合っていたので、松本ICに帰る途中の竜島温泉せせらぎの湯に行きました。(¥500) |
写真
感想
今年のお盆は何処も天気が良さそうでどの山にしようか迷っていました。
去年、天候が悪く断念した剣岳も捨てがたかったのですが、
5日間も連休が取れることはなかなかない為、今回の山行に決定!!
とは言え、いきなり大キレットなんて大丈夫なのかかなり不安でした。
インドアクライミングである程度のクライミング技術を備えてきたものの、
岩稜通過は今まで北穂高岳から奥穂高岳に抜けただけで、経験はあまりありません。でも、天候にも恵まれ無事通過してきました。
1日目は槍沢キャンプ地まで。上高地発がお昼になってしまったので、少し急ぎ気味で歩きました。
途中、小熊に出会い少し立ち往生しましたが、コースタイムを約1時間縮めました。
熊に出会ったのは初めてで、親熊が近くにいるんじゃないかとしばやく冷や冷やしながら歩いていました。
無事、槍沢ロッジに到着。テントの受付を済ませ、キャンプ地に向かいます。
水場、トイレの近くのテン場はテント同士の距離が1mもないんじゃないかというくらい密集してました。私たちは少し離れた沢沿いに張ることにし、静かな場所で快適に過ごせました。
2日目、上のほうに厚い雲がかかっています。夕方から雷雨と聞いていたので、早めに出発しました。
歩き始めてすぐお花畑♪♪♪写真を撮りながらゆっくり登っていきます。
槍ヶ岳山荘に近づくと槍の穂先も見え、テンションがあがります。
山荘からは重いザックを置いて、山頂を目指します。
山頂についた頃には、厚い雲の中に…展望はなく残念でした。。。
槍ヶ岳山荘の焼きたてパン、美味しかったですよ。
山で焼きたてパンが食べれるなんて、パン好きの私には嬉しいことです。
雨が降る前に、南岳小屋へと先を急ぎます。
途中、天候が余りよくなくガスっていた為、雷鳥のつがい、雛に出会うことが出来ました。本日はサルにも出会い、こんなに動物に出会えることは珍しい。
雨が降る前に、小屋にも無事つくことが出来ました。夕食の途中で予報どおり降り出してきました。ささっと食べ、雨も降っているので早めに就寝しました。
3日目、いよいよ大キレット通過です!
天気は晴れ。風もほぼなし。気をつけていけば大丈夫であろうと、気を引き締めて臨みました。難所ではちょっとした渋滞が起こります。この待ち時間に写真を撮り、移動中は控えました。
クライミングをやっておいた為か、足場のないところにはステップや杭がありましたし、慎重に行けば問題なく通過できます。
このルートで一番気をつけたことは落石です。細かい石が多く、踏み込むときについ落としそうになってしまいます。落とさないように、落とされないように。落石には十分に注意が必要なルートだと思いました。
北穂高岳山荘に着いた時には、なんともいえない気持ちです。久しぶりに達成感を味わった。
徳沢まで下り、生ビールを飲んで、ロッジでお風呂に浸かり、最後の上高地での夜を過ごしました。
4日目、上高地観光して早めに帰路につきました。
明神岳がとってもきれいに見えました。明神池からの明神岳も最高です。池には逆さ明神も見れました。梓川沿いをのんびり歩き、ビジターセンターに寄り帰りました。
最高のお盆休みを過ごすことが出来ました。
たくさんのお花を見ることことができ、難関ルートとされている大キレット通過を成し遂げ、初めて熊、雷鳥の雛に出会うことができ、今回の山行も得るものが大きい良い山行となりました。
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