夜叉ヶ池〜三周ヶ岳〜三国岳(は途中敗退)
福井県
岐阜県
Thomas
1ROW
- GPS
- 01:03
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,225m
- 下り
- 1,226m
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- 山行
- 5:41
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 6:59
�綸仍蓋�7:25-8:20夜叉ヶ池8:48-9:12P1,252m9:22-9:52三周ヶ岳 【2:27】
�膸絢�ヶ岳10:22-11:03夜叉ヶ池 【0:41】
●三国岳●
�緻觝汽�池11:12-12:20リタイア引き返し地点 【1:08】
�腑螢織ぅ�引き返し地点12:21-12:42P1,206m12:55-13:20夜叉ヶ池13:20-13:30幽玄ノ滝13:53-14:24登山口 【2:03】
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・駐車場はかなり広く、一番奥が登山口(駐車場入口の左にトイレ) ・林道はガイドブックに書かれている通りガードレールの無い狭路ではあるが 生死をわける怖さではない♪ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・夜叉ヶ池までは水場あり滝あり岩場ありの快適な登山道。 ・夜叉ヶ池〜三周ヶ岳は評判通りの藪漕ぎ(オーバーヘッドあり)…それでも踏み跡はしっかり付いているので、藪に潜れば道を誤ることはない。 ・夜叉ヶ池〜三国岳は、さらに藪が深いうえに入山者が少ないせいか、藪が絡みあっていて難儀します。また途中から踏み跡も不明瞭になり、結果的にはゴールまで辿り着けず。 |
写真
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(と言っても沢への下りからスタート)
分岐を左に進んだすぐ先に池に下る木道があります
藪漕ぎに集中すると、頭にとまっても気にならなくなります
感想
今回は藪漕ぎで有名な(?)三国岳と三周ヶ岳を一度に終わらせる計画。
前日の夜に登山口となる池ノ又林道終点を目指す。この林道は、どのガイドブックを見ても「ガードレールがなく車一台しか通れない狭路で危険な道」と書いてあるが慎重に運転すれば何のことない普通の林道である。
翌朝は6時頃に起きると早くも数台の車があり、3組の登山者が入山して行く姿を見送る。
登山口から入ると、まずは沢への下り道から始まりアップダウンとフラットが適度に続く歩きやすい道を進む。水場や滝があって退屈しない。昇龍ノ滝までにヘビ一匹と巨大なウシガエルに遭遇…またスズメバチによく似た大きなアブが多く、顔の周りをブンブンと飛び回る。最初はスズメバチと思い走って逃げていたが、よく見てみるとアブなので少しは安心する。ただ、刺されるとやはり痛い(笑)。
目前に夜叉壁と昇龍ノ滝が現れると登山道も一変し、ロープや鎖の付いた岩場の登りとなる。登り切ったところが分岐点で、草木が茂って見えないが、そのすぐ裏側に夜叉ヶ池がある。分岐を左に少し進んだところから夜叉ヶ池に下りる木道が設置されており、休憩がてら寄ってみるが池の周囲はすべて木道で立入禁止のロープが張りめぐらされている。ここ夜叉ヶ池にしか生息しない固有種の「ヤシャゲンゴロウ」の保護が目的らしい。
存分に夜叉ヶ池を堪能し、いよいよ三周ヶ岳に向かう。登り始めて最初の小ピークを過ぎたあたりから藪漕ぎが始まる…。やはり噂どおりの強烈な藪で、腰のあたりから胸の高さになり、終いには背丈を越え、藪に潜って進むほうが早いところまである。一応、踏み跡はついているが藪をかき分けて(または潜って)足元を確認しないと進む方向がわからない…。ようやく開けた場所に出て(1,252mピーク)ここで少し休憩。ここまで来て、藪漕ぎに心が折れ引き返す人が多いのも頷ける。確かに、ここからまた藪の中に再突入するのは強い意志が必要だ。この頃には目の前に立ちはだかる藪に集中しすぎて、大きなアブが体に止まろうが刺されようが気にならなくなっている(笑)。意を決して再突入し予想以上に長い距離を歩いて、ようやく三周ヶ岳山頂にたどり着く。結構な急登にもかかわらず藪漕ぎに集中していると、登る苦しさを忘れてしまっていた。山頂は木々が育ちすぎているためか展望はそれほどでもない。30分ほど休憩して来た道を夜叉ヶ池まで戻る。
※ガイドブックによると夜叉ヶ池〜三周ヶ岳間はコースタイム1時間となっているが(登山口〜夜叉ヶ池間は適切な時間表示なのだが)これを参考にして計画立てるのは個人的に少し危険な気がする。(夜叉ヶ池〜三国岳間もしかり)
三周ヶ岳を登り終え、次は分岐から左へと三国岳方向に進み、小高いピークを過ぎたあたりから、こちらも強烈な藪が出現する。パッと見ただけでは、すべてが木々に覆われていてどこが登山道か分からない。三周ヶ岳よりも藪の密度が濃いうえに、入山者も少ないからか藪どうしが交差して絡みあい行く手を遮っている。それでも体重をかけて藪を押し倒すように進むが、ある程度行くと踏み跡が不鮮明になる。今まで所々に見えていた赤テープも見えなくなる。それでも薄い踏み跡を辿って無理矢理に三国岳方面に進むと完全に道が無くなる。ここで敗退を決めて引き返すが、今きた道すらわからないような状態で、とりあえず上へ上へと高度を下げないように藪を押し倒しながら戻る。10分ほどさまよって、どうにか赤テープを発見し踏み跡が確認できるところまで戻るも、カーブのたびに道を間違うほどの不明瞭さで何度も藪に引きずり込まれながら、ようやく見覚えのある1,206mピークに着く。「こんな藪漕ぎは一回で終わらせたい!」と必ず2山を登って帰るつもりだったが、この時には登頂意欲は完全に失せていた。
1,206mピークで少し体を休めた後、夜叉ヶ池で止まることなくそのまま下山。登りでは素通りだった幽玄ノ滝で体を洗い流しながら水浴び休憩。藪とアブに傷つけられた体に冷たい水が心地よい。下山後も駐車場の入口付近の湧水で体を拭いてサッパリ爽快。ただ…数日間は手足の痒みに悩まされる。やはり藪漕ぎは長袖長ズボンですべき(笑)。
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