岩手山、岩鷲古道を辿る


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,242m
- 下り
- 1,261m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
載せたルート図は明らかな登山道、林道以外は大体の場所を示していると思って下さい。 |
写真
感想
岩手山の北の麓に古上坊跡という名称の場所がある。調べてみたら、昔の岩手山登山口の宿泊施設、宿坊だった。今の上坊登山口と大分離れているようだが、昔はここから直接平笠不動小屋まで道があったとのこと。これが本来の上坊登山道で、今の上坊ルートは新しく出来た道である。石でできた標柱は、古い道から現在の道に移設されたらしい。いつの頃に現在の上坊登山道が出来たのか、何故変更されたのか、分かってないらしい。
地元の方が古上坊跡の上に一合五勺の標柱を見つけ、地元の山岳会がこの古道を辿り、岩鷲古道と名付けたけれど、ほとんど道が不明で人工物も新たに発見できず、確かなことは分かってない。
今年の7月の初めに、午後の時間が取れたので、一合五勺を確認しようと偵察に行ったが、見つけることが出来なかった。
今回も出発が遅くなったし、山頂付近に雲がかかっているため、一合五勺の探索と、少し上まで登って引き返すつもりでいた。スタート地点は洞ケ沢を林道が横切る地点。ここから先は自分の車では無理だ。
林道を行きつ戻りつしながら、前回の探索場所より東の藪に入る。明瞭な踏み跡があるが、間伐予定の札が木に貼ってあり、これは違うと戻る。
この辺りかなと藪に突入する。しばらく行くとなんとなく道の様だ。少し奥に進み過ぎたので、戻ってみると右手に色褪せた標柱が。ようやく発見、一合五勺です。さっき近くを通った筈ですが、見落としていました。
一合五勺の発見後、藪が酷くなく思いのほか歩き易いため、高度がグングン上がるのに調子にのって、遂に不動小屋まで達してしまった。
地元の方は、古道は平笠不動小屋とツルハシの間、三十六童子付近に出るように通っていたとしている。地形的にみると、直接平笠不動小屋に出る尾根を辿るのが、自然のような気がしていた。
上部のハイマツ帯の困難さを考えると、三十六童子付近に出る方が楽な気がする。古道は三十六童子に出たのだろう。そうすると自分の辿ったルートを、どこかで左方向に転進することになる。それよりも次は三十六童子から下に向かって降りていった方がわかり易いのか。
どちらにせよ、この岩手山の広大な藪の中で、発見されていない石柱を探すのは難しいだろう。一合五勺の石柱でさえ、一度は見逃したのだから。
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