アフリカ最高峰キリマンジャロ<マチャメルート>
bonito
コースタイム
8/15 8:00 マチャメ・キャンプ出発〜12:30シラー・キャンプ着
8/16 8:30 シラー・キャンプ出発〜16:00バランコ・キャンプ着
8/17 8:15 バランコ・キャンプ発〜16:00バラフ・キャンプ着
8/18 0:00 バラフ・キャンプ発〜ウフルピーク目指すも嘔吐と下痢により断念
約2時間登り30分程で下りて来て2:30バラフ・キャンプ着〜高度順応 バラフ・キャンプ泊
8/18 23:00 バラフ・キャンプ発〜
8/19 7:10 ステラポイント(5685m)着〜9:10ウフル・ピーク(5896m)着〜下山
13:00 バラフ・キャンプ着(休憩&食事)15:00バラフ・キャンプ発〜19:00ムウェカ・キャンプ着
8/20 9:30 ムウェカ・キャンプ発〜12:30ムウェカ・ゲート着
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
飛行機
8/13ナイロビ〜アルーシャ(アルーシャ泊) 8/14マチャメゲート着 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【1日目】 マチャメゲート標高1800m〜マチャメ・キャンプ標高3000M かなり整備されたジャングルの中の結構ぬかるんでいる登山道を歩きマチャメ・キャンプへ 【2日目】 マチャメ・キャンプ標高3000M〜シーラ・キャンプ標高3840M 小川の流れる谷を渡ったり峡谷を越えるとなだらかなルートになりシーラ・キャンプへ 【3日目】 シーラ・キャンプ標高3840M〜ラーバ・ターワ標高4642M〜バランコ・キャンプ標高3950M 結構きつい登りが続くがラーバ・ターワからは下りになる 【4日目】 バランコ・キャンプ 標高3950M〜バラフ・キャンプ 標高4600M キリマンジャロにしてはかなり急な登山道をよじ登る 【5日目】 バラフ・キャンプ 標高4600M〜ウフルピークを目指すもあえなく断念 【6日目】 バラフ・キャンプ 標高4600M〜ステラ・ポイント(5700m)ウフルピーク(5895m)〜ムウェカ・キャンプ 標高3100M 高地砂漠、低潅木帯、樹林帯とどんどん景観は変わっていく 【7日目】 ムウェカ・キャンプ 標高3100M〜ムウェカ・ゲート 標高1500M 整備されたジャングルの中の登山道ではあるがぬかるんでいてかなり滑りやすい ポーターやガイドさえたまに転んでいた |
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感想
《キリマンジャロへの道〜マチャメルート〜》
今年は地震の影響で夏の節電が叫ばれた
5月の連休明けに、節電対策に向けた会社のカレンダーが発表された
5・6月は休みが少ない代わり、7・8月の休みの多さに驚いた
キリマンジャロが呼んでいる
そんな気がした
「素人でも登れる唯一の大陸最高峰キリマンジャロ」
私の心は決まった
そこから私のキリマンジャロ登頂計画が始まった
まずはチケット手配
旅行って全部自分で手配した方が絶対楽しいから
今回も勿論手配したのは飛行機のチケットのみ
トラブルに遭った時は全部自分で対応しないといけないけど
それも楽しみの一つ
同時進行で、休みのたびに近所の山でトレーニングを開始
装備も休暇も準備万端に整え
2011/8/11〜8/28と言う長〜い休暇を取り
8/11 成田からドバイ経由でナイロビに向かう
8/12 ナイロビに着いた日は安宿ニューケニアロッジにて宿泊 (1泊約600円)
キリマンジャロの情報収集をと思ったら、そこでも申し込めると言う事で決めてしまう
が、問題発生!
楽チンに登頂だけを目指す私は、勿論マラングルートから登ろうと思っていたのに
山小屋が満室のため1週間ほど待たないと無理だと言う
今にして思えばイモトの撮影の為に山小屋は抑えられていたのか…
でも1週間は待てない
急きょマチャメルートから登る事になる (マラングは山小屋泊でマチャメはテント泊)
テントに5泊もするなんて初めてで (最終的には6泊になった)
寒さは大丈夫か…?とかなり不安で、泣きそうになったけど、他に選択肢はない
戸惑いながらも値切るところはきっちり値切り
ナイロビ‐アルーシャの往復のバス代・アルーシャでのホテル2泊と朝食を込みにしてもらい
1190ドル支払い翌日のバスでアルーシャへ向かう
(込みにしてもらったバス代やホテル代は総額7000円程度か)
1日目
8:30私のスタッフがホテルに迎えに来てくれる
約束の時間を少し遅れたのは
私が高山病の薬ダイアモックスが欲しいと騒いでいたから
この薬日本で入手するには保険適用外になるためかなり高くつくので
何としても現地で手に入れたかった
そして日曜日の朝に開いている薬局を探すのが大変だったとの事
この薬現地では数ドル程度と聞いていたけど、
私はタダでもらってしまった
(まぁ最後に払ったチップがかなり高かったから…)
私一人のパーティで
ガイド1人
サブガイド?1人
シェフ1人
ポーター2人
計5人のスタッフが付く
(このサブガイドらしき人は最後まで何の役割の人だったのかよくわからなかった)
タンザニア人スタッフは男ばかりで (たまに女性のポーターがいるらしい)
私紅一点…何となくうきうきして来る ♪
登山口の事務所での手続きの多さに驚く
歩き始めが午後になり、明るいうちにキャンプ地に着くのか心配したけど
17時には着いてしまう
この日以降毎日キャンプ地に着くたびレンジャーハットみたいな所で受付をする
そして夜のご飯の多さにも驚く
一体何人分の量なんだ…?
ガイドがペットボトルに熱いお湯をくれる
夜は湯たんぽ代わりに使って、翌日はそのまま飲料水に使う
飲料水は川からくんできた水
そしてその水はキリマンジャロの溶けだした氷河から流れる川の水
2日目
歩く距離は大したことなく物足りない感じ
私はかなりいいペースで歩けたらしく、ガイドに褒められたけど
私と一緒に歩くガイド以外は、私が出発したあとテントとか荷物を片づけてから出発し
いつの間にか私を抜かして次のキャンプ地に着いて、テントを張ってお茶の用意をして待ってくれている
夜の食事も余りに多くて食べきれず、ガイドも一緒に食べてくれた
彼らスタッフも同じ物を食べているのかと思ったら
彼らはウガリと言うトウモロコシの粉を湯で練って作ったものを食べると言う
だから私に出される食事は私のためだけに作ると
じゃ私も皆と同じウガリでいい、と言うかむしろウガリを食べたい
たった一人の為に別メニューを用意するなんておかしい
しかしプログラムで決まっているからという事で諦める うぅ…
この先も私は毎日ほとんど残す事になるけれど
残った食事がどうなるのかは恐くて聞けなかった
私一人で特にすることもないし、明日も早いので
8時には寝てしまったのがいけなかったのか…
夜中気分が悪くなり嘔吐…頭痛もするし、全く眠れず
トイレに行った時これからの活躍が期待されたヘッドライトを破壊してしまう
このタイミングで壊れるなんて…
夜は寒かったけど星空がきれいだった
アッタク時用に持ってきたスキーウェアのパンツをこの日以降毎晩着込んで寝袋にくるまる
この後高山病との壮絶な戦いが始まる
3日目
朝ガイドに体調不良を訴えると頭痛薬を探して来てくれた
ダイアモックスはまだ飲むなと言う
歩き始めた時はまだ頭痛があったけど、私の体調は徐々に回復
ところが今度はガイドが体調不良を訴え始める
最初冗談かと思った
ガイドは月に2〜3回はキリマンジャロに登り始めてもう4年になると言ってた
朝は体調不良の私の荷物も持ってくれて登り始めた
1時間も歩かないうちにガイドは石の上に座ったきり動かなくなってしまった
そのうち他のパーティの人たちが集まり始める
彼のガイド仲間も集まってきて皆あちこちに電話をかけ始める
(今やキリマンジャロでも携帯圏内はかなり広く、ガイドやポーターはほとんど携帯を持っている)
レスキューと言う単語が耳に入って来た直後に出た結論
私のガイドは高山病のため下山 (標高4000m付近)
えーーー
ガイドの高山病ってありかーーー
いやいや、そんな事は滅多になく、彼も初めてでかなり動揺していたのに
所属する会社は違う自分の友人のガイドに私を託して下山してしまった…
君を勇気づけて何としてもウフル(山頂)に連れていくよって言ってたじゃーん
そして2番目のガイドと共に取り残される私…
彼もとてもいい人でかなり気を使ってくれた
その彼のパーティはイギリス人の学生のグループ
彼らに混ざって登頂を目指す事になる
ガイドと二人で登っていた時は何でも聞きたい時に聞けたし、私だけのために気を使ってくれたけど
友達同士の学生のグループに私一人だと何となく寂しくなってきた
勿論イギリス人学生もいい子たちばかりで色んな話はしたけど
夜もあり得ない位の量のご飯が出て来て、無理して少し食べたけどほぼ全部嘔吐…
2番目のガイドに指示を仰ぐと
嘔吐してすっきりしたら薬は飲まない方がいい
自分は色んなケースを見て来ているプロのガイドだからまだ大丈夫だ
と言われると少し安心した
4日目
朝起きると顔があり得ない位むくんでる
大丈夫か…?私…
それでもやはり歩き始めると、何とか体調も顔も回復
徐々に高度を上げて、標高4600mのバラフキャンプに着いた時は息が切れて辛かった
キャンプ内を歩いていると突然他の登山客 (多分ヨーロッパ人) に
「あぁあなたねーガイドを病院送りにした人は」みたいな事を言われ驚く
何で知ってるんだ…?
2番目のガイドから今夜0時前には出発すると説明を受け
夕食を取り早めに就寝
が、そこからが大変だった
寒くて全く眠れず、気持ち悪く、頭痛もあり、嘔吐の他に下痢まで…
何度トイレに行ったか分からない位行った
23時に起こされた時は寝袋から出られず、起き上がれず…
2番目のガイドも様子を見に来てはくれるが
大丈夫!頂上まで行きたいと言う気力があれば一緒に頑張れる!
との事で、フラフラしながらも起き上がり一緒に登る事にする
私のスタッフであるサブガイド?も一緒に登ってくれる事になる
5日目 (アタック初目)
私の準備が遅れて0時位にイギリス人グループと共にやっと出発
ところが一緒に歩いたのはわずか数メートルで、私はどんどん遅れ始める
そうなると私と一緒に登ってくれるのは、私のスタッフのサブガイドだけ
2日目までは私が皆をゴボウ抜きして歩いてたのに、今日は皆に抜かされ、とうとう最後になってしまう
途中でも何度吐いたか分からないし、下痢もかなりひどかった
夜とは言え、満月に近く月明かりでかなり明るく (ヘッドライトがないので助かった)、登山道を歩く人たちがよく見えるのに下痢してる私…
さすがにちょっと遠くに行こうとすると、危ないからダメだと言われる
そしてサブガイドの口から信じられない言葉が…
諦めた方がいいのでは…?
泣けた
涙が溢れてきた
それでも2時間は頑張ったけどやはり限界だった
とりあえずキャンプ地に戻る事にする
2時間かけて登った距離を30分程で下りて来る
どうする!?どうする!?
私はキリマンジャロに呼ばれてる
そう思って来たけどそれは私の勘違いだったのか
夜が明けると私を追い抜いて行った人たちが続々と下りてくる
それを見ると涙が止まらない
そこから私の登頂に向けての執念の計画変更が始まる
色々な可能性を探る
�￣簀�
�△翰荼�は諦めて昼間登る
��今夜再チャレンジして次のキャンプ地に泊る事なくそのまま下山
どのプランも問題点を含んでいる
�，發箸發�6日間のプランで登ってきて5日目に1泊延泊となると食料が不足する恐れあり
バラフキャンプは水場まで往復3時間 (ポーターの速度で)
私の更なる出費もある
��一見一番無難に思えるけど登っている人がほとんどいないから緊急時の対応が出来ない
�７魑咾平佑嚢盪撹造里覆た佑覆蕕箸發�く1300m程登って一気に4400m程下りるため時間的に無理であると言われる
すでに登頂を終えキャンプ地に戻ってきた2番目のガイドからは
一生懸命働いてお金を貯めてキリマンジャロに来たのはわかるけど
もう君はキリマンジャロにいるんだからそれでいいのではないか
君の今の体調では難しい
でも最終的に決めるのは自分だし、君の出した結論には我々は全力でサポートするよ
と言われ、登頂成功して満面の笑みで帰れる自分と
このまま諦めて帰る自分を想像してみたけど
やっぱりここで諦めると言う選択肢なんて私にはない
絶対ウフルピークに行きたいと訴える
そして�，妨�けて2番目のガイドがあちこちに掛け合ってくれる
自分のパーティもあるのに…
でも全責任は自分で負いますらしき内容の誓約書を書かされる
そして2番目のガイドは全てを手配してから、友人のガイドに私を託し、自分のパーティと共に下山
イギリス人の学生グループからは登頂成功を祈ると言われ切なく見送る
そして私は3番目のガイドと一緒に登る仲間が見つかる
インドから移民したと言うイギリス人家族 (男ばかり)
とてもフレンドリーで、一緒に夕ご飯を食べていると
私の申し込んだ会社のグループが見つかったと言う事で
あっという間に4番目のガイドに引き渡される
こちらは台湾人のグループ (男ばかり)
4番目のガイドから今夜の説明を受ける
0時に出発すると言う
しかし私は前日の苦い経験がある
私一人先に出発したいと申し出る
体調が完璧ではなかったし、私の遅れで4番目のガイド率いるパーティに迷惑をかけたくなかった
私は23時に私のサブガイドと何故かシェフも一緒に登り始める事で話はまとまる
そしていよいよ23時予定通り彼らとともに、かなりの厚着をして出発
この日も結局ダイアモックスは服用せず
6日目 (アタック再チャレンジ日)
最初こそ調子よく歩けていた私も徐々に抜かされ始める
空気が薄く呼吸が出来ない
目を開ける気力もなく、目を閉じたまま歩いていると寝るな!と怒られる
10m進んでは休んで、10m進んでは休んでの繰り返し
ちょっと横になろうとすると危険だダメだと怒られる
この時には私の全財産とパスポート入りの荷物は全てシェフに丸投げ
私の眠気覚ましの為にずっとキリマンジャロの歌を歌い続けてくれる彼らはいつ呼吸をしているんだ…?
(眠気は感じなかったけどずっと目をつぶったままの私が眠いと思っていると感じていたらしい)
最終的には一人が上から私を引っ張り、一人が下から押し上げて
時には両腕を支えてくれてようやくウフルピークに立つ事が出来た
今度は嬉しくて嬉しくて涙がこぼれた
私は間違いなくキリマンジャロに呼ばれていた (と思う)
私のサブガイドやシェフだけじゃなくて、その場にいた旅行者も皆抱きしめてくれて、私の涙を拭いてくれた
私は一生忘れない
どれだけ多くの人に励まされ、支えられ5895mの地に立てたか
そしてアフリカ大陸最高峰から見た景色
感動はしたけれど、へたれている私の内ポケットから勝手にカメラを取り出しバシャバシャ撮りまくるサブガイド
登頂成功の余韻に浸りたかったけど、ここは危険だからと早速下山開始
富士山の大砂走りみないな感じで最初走った
でも息が続かないし、空気が薄くて走れない
しかもほとんど何も食べない状態でずっと登っているため、相当お腹がすいてきた
お腹がすいたと何度もいう私
だけどゆっくりしか下りられない
いい加減シェフが先に下りると言いだした
彼はバラフキャンプに戻って私の食事を作らないといけないのだ
ゆっくりゆっくり下りてきた私は、出発して何と14時間もかけてやっとバラフキャンプに戻ってきた
あんなにお腹がすいたからご飯を先にと言ってた私は、テントに着くなり寝袋に入り寝てしまう
1時間で出発すると言われたのに起きたのは1時間後
すでに冷めてしまった食事をほとんど残し、暖かいお茶を飲んだ直後にテント入口にて嘔吐する最低な私…
そしてそれを大丈夫だよと笑顔で片づけてくれる最高のスタッフ
私が出遅れたせいで最後のムウェカキャンプには薄暗くなってから到着
それなのにすでに私のテントは張られていて食事の用意もされている
今日は本当に長い一日だったけど最高の日となった
7日目
朝トイレに行くとポーターのトイレと書いてあり薄暗くかなり汚い
不思議そうな顔をしている私にあっちだと教えてくれる人がいる
そっちにはツーリストトイレと書いてありかなり立派で中は明るい
余りの違いに愕然とする私
何故分ける必要があるのか…
何故こんなに違いがあるのか…
これは誰の発想なのか…
そもそも登山なんて地元の人にとっては意味のわからない行動だろう
金持ちの異国民の遊びに付き合わされて気の毒だと思う反面、雇用を生み出してもいる
最初のガイドがまだ病院に行く前に聞いたことがあった
ヒマラヤでは荷揚げにヤクを使うのに何故ここは使わないかと
そんな事をしたら仕事がなくなってしまうからと言っていた
だから食事をするためにテーブルとイスまで毎回荷揚げするのだ
私だって一生懸命働いて貯めたお金でキリマンジャロまで来たのだから、この大名登山はありなんだと自分に言い聞かせながら登ったけど
一生懸命働いているのは私だけじゃなくて彼らも同じだ
彼らの仕事ぶりを見ていると分かる
そして彼らはキリマンジャロ登山はいかに高いかも知っていて
おそらく金持ちの外国人にとっても一生に一度の登山であると思っている
だからなのか、国民性なのか、あり得ない位親切にしてくれる
私を1週間に渡り支え励まし続けてくれたスタッフに、私はいい値でチップを払う
ポーターは1人1日10ドル×7日
シェフ・サブガイドは1日15ドル×7日
本当に色々考えさせられる登山になった
キリマンジャロの歌をまた皆で歌ってくれ、最後のムウェカキャンプ地をあとにして下山開始
私は皆をゴボウ抜きにして、改めて低地には強いんだけどなぁと一人つぶやく私
ムウェカ・ゲートに着いて再び驚く私
ここでもツーリスト用とスタッフ用のトイレや水場が分かれている
最初のガイドが迎えに来てくれて山での出来事を夢中でしゃべるがほとんど知っていた
毎日電話して私の様子を確認していたと
そんな彼に私はチップを100ドル払う
ガイドとそれ以外のスタッフにはやはり明らかな違いがあった
英語力もそうだけど山の知識とトラブルの対処方法などでガイドのチップが高いのは当然と思われる
そして延泊分170ドルも支払う
ちなみにアルーシャで私が泊ったメルーインと言うホテルのフロントで働く男の人の給料は月に150ドル
今回の登山は本当に楽しかった
そしてそれを演出してくれたタンザニア人スタッフにはどれほど感謝してもしきれない
キリマンジャロのあとはケニアに戻りサファリ4日間に参加するがキリマンジャロが余りに楽しかったのと余りの環境の違いにしばし戸惑う
今回の旅行はナイロビに着いてロストバゲージと言う地味なトラブルもあった
(トレッキング装備は無事だったから大した問題ではなかった)
キリマンジャロから下りて来たら足の親指と薬指の爪が死んでしまった…
今まで何の問題もなくもう5年も愛用しているトレッキングシューズなのに
下山後は足を引きずって歩くほど痛かった
そして嘔吐と下痢を繰り返した私は5キロほど痩せた…
帰国後1カ月で完全に戻ったけど
今回の総費用は個人手配の為
飛行機:\201,810(エミレーツ航空)
キリマンジャロ登山費用(チップ込み):1,810 USD
サファリ4日間:485 USD
その他諸々を含めて18日間で\410,000
(1USD≒\80で計算)
とツアーに比べるとかなり安く抑えられたのではと思う (お盆の時期にしては)
ただし日本人にはほとんど会わず会話は全て英語だったので自分の意思を伝えられる程度の英語力は必要かと思われる (私も万全ではないけど)
ちなみに帰国後プロの登山家ってどれくらいで登るのかと気になって調べると
植村直己マラングルートで登ってた
キボハットから3時間たらずでギルマンズポイント(5,682m)に着いている
ありえーん
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