記録ID: 1325282
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ハイキング
関東
大楠山と佐島の遺跡巡り
2017年12月01日(金) [日帰り]
神奈川県
hirokok510
その他20人 - GPS
- --:--
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 477m
- 下り
- 508m
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三崎口駅バス停8:35-9:00荒崎バス停ー9:10荒崎公園ー荒崎散策ー9:19展望台ー散策ー9:23どんどんびきー9:25十文字洞ー散策しながらバス停に戻るー9:33バス停ー長井バス停でバス乗り換え、10:02前田橋バス停下車ー10:13遊歩道に入るー10:28登山口ー11:26雨量観測所ー11:33大楠山（昼食）11:43--12:11道標ー12:40頃、大楠山入口交差点通過ー13:04湘南佐島なぎさの丘ー13:07東蔵寺8ジオサイト＝東工大提案）付近擁壁脇の化石の崖ー13:20佐島マリーナ入口バス停ー13:30横須賀市立自然人文博物館主催三浦半島遺跡巡り-佐島二丁目海岸付近の崖斜面中にある横穴墓の説明ー14:00新倉造船付近の遺跡の説明14:20-14:35佐島の丘1丁目付近、古墳時代後期（飛鳥時代？）倉庫群らしき遺跡で三浦半島の古墳を作る勢力と王権との関係に関する解説ー14:50なぎさの丘バス停14:59逗子駅行バスー15:28新逗子駅
| 天候 | 曇り後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
写真
荒崎バス停下車、永井町荒井の「道切り」ー道切りとは疫病などの災厄を防ぐための呪術で三浦半島では、この新井地区にのみ残ったという。、
12/1 9:00
荒崎バス停下車、永井町荒井の「道切り」ー道切りとは疫病などの災厄を防ぐための呪術で三浦半島では、この新井地区にのみ残ったという。、
荒崎はかつては海底で、黒っぽいスコリア質凝灰岩と白っぽいシルト質凝灰岩が繰り返す。基層は三崎層で海底で堆積（砂岩泥岩互層）したものが地殻変動で傾斜隆起して陸地化し、差別浸食を受けてその上に火山灰などが積もってローム層がのり、その境界は不整合面となっている
12/1 9:11
荒崎はかつては海底で、黒っぽいスコリア質凝灰岩と白っぽいシルト質凝灰岩が繰り返す。基層は三崎層で海底で堆積（砂岩泥岩互層）したものが地殻変動で傾斜隆起して陸地化し、差別浸食を受けてその上に火山灰などが積もってローム層がのり、その境界は不整合面となっている
荒崎海岸の地層は城ヶ島と同じく三崎層です。三崎層の地層は厚さ数10cmぐらいで横に良く続いており，何種類かの地層が重なっています。左の写真で言うと灰白色〜灰色の地層がシルト岩と砂岩，黒灰色〜黒色の地層がスコリア凝灰岩です。また崖を観察すると，とことどころ白色緻密な地層が挟まれているのが分かります。これは凝灰岩です。―日本地質百景HP解説より
1
12/1 9:14
荒崎海岸の地層は城ヶ島と同じく三崎層です。三崎層の地層は厚さ数10cmぐらいで横に良く続いており，何種類かの地層が重なっています。左の写真で言うと灰白色〜灰色の地層がシルト岩と砂岩，黒灰色〜黒色の地層がスコリア凝灰岩です。また崖を観察すると，とことどころ白色緻密な地層が挟まれているのが分かります。これは凝灰岩です。―日本地質百景HP解説より
展望台（城山）に登る―傾斜した凝灰岩の地層が荒々しい―松の形も面白いが強風のせい？？
こんなすごい場所が三浦半島にはたくさんあるがーージオパークの引き受け手はないのか？こうした地質・地形などの調査研究は、大学の地質教室以外は、横須賀市立博物館や神奈川県立地球博物館などだろうが、人手や予算が限られているのだろう――解説も少なく、ボランティア団体もないようだーー。
12/1 9:16
こんなすごい場所が三浦半島にはたくさんあるがーージオパークの引き受け手はないのか？こうした地質・地形などの調査研究は、大学の地質教室以外は、横須賀市立博物館や神奈川県立地球博物館などだろうが、人手や予算が限られているのだろう――解説も少なく、ボランティア団体もないようだーー。
横須賀観光情報ー「ここはヨコスカ」よりーー「かつてここは、鎌倉幕府創設に貢献のあった三浦一党の荒次郎義澄の居城跡といわれています。また幕末のころには幕府の命により彦根藩が台場を築いた所でもあります。
ここから長浜に出るシーサイドハイキングコースの終点に近い山腹には、古代の下級豪族の墓である横穴古墳群があり、昭和32年に横須賀市博物館が発掘調査をしたところ人骨や副葬品と思われる土器や金属器などが多数出土しました。」
横穴古墳群もあったらしい
12/1 9:19
横須賀観光情報ー「ここはヨコスカ」よりーー「かつてここは、鎌倉幕府創設に貢献のあった三浦一党の荒次郎義澄の居城跡といわれています。
また幕末のころには幕府の命により彦根藩が台場を築いた所でもあります。
ここから長浜に出るシーサイドハイキングコースの終点に近い山腹には、古代の下級豪族の墓である横穴古墳群があり、昭和32年に横須賀市博物館が発掘調査をしたところ人骨や副葬品と思われる土器や金属器などが多数出土しました。」
横穴古墳群もあったらしい
また幕末のころには幕府の命により彦根藩が台場を築いた所でもあります。
ここから長浜に出るシーサイドハイキングコースの終点に近い山腹には、古代の下級豪族の墓である横穴古墳群があり、昭和32年に横須賀市博物館が発掘調査をしたところ人骨や副葬品と思われる土器や金属器などが多数出土しました。」
横穴古墳群もあったらしい
多分「どんどんびき」？？―狭い入り江から打ち寄せる波がどんどん引いていく様から名づけられたらしいーー
このあたりの地層の境界は「不整合」なのか？早大大学院地球環境資源理工学専攻のジオパーク案の記述には「ここでৄられる傾斜した地層は，凝灰質シルト岩とスコリア質凝灰岩の互層(三
崎層)です．この地層は約1200~400万
年前の新第三紀に海底で堆積しました．
上位の褐౦の地層は約7~1万年前の第四
紀の関東ローム層です．この両者の間に
は約400万年の年代差があります。このよ
うに地層の年代にপきなギャップがある
関係を不整合といいます．」とある
12/1 9:26
このあたりの地層の境界は「不整合」なのか？早大大学院地球環境資源理工学専攻のジオパーク案の記述には「ここでৄられる傾斜した地層は，凝灰
質シルト岩とスコリア質凝灰岩の互層(三
崎層)です．この地層は約1200~400万
年前の新第三紀に海底で堆積しました．
上位の褐౦の地層は約7~1万年前の第四
紀の関東ローム層です．この両者の間に
は約400万年の年代差があります。このよ
うに地層の年代にপきなギャップがある
関係を不整合といいます．」とある
質シルト岩とスコリア質凝灰岩の互層(三
崎層)です．この地層は約1200~400万
年前の新第三紀に海底で堆積しました．
上位の褐౦の地層は約7~1万年前の第四
紀の関東ローム層です．この両者の間に
は約400万年の年代差があります。このよ
うに地層の年代にপきなギャップがある
関係を不整合といいます．」とある
山頂の展望台は入れなかったが、ここは入れるかもしれない――残念ーー
皇帝ダリアのようなーー少し違うようなーー我が家では育てそこなって花が咲かなかったのでよくわからないーー
30分以上下って例の皇帝ダリアのような花を見て、人里に下ってきたのかという期待
バス停を過ぎて（佐島マリーナ行バスはもう出てしまったので歩くよりなかった）、1時過ぎにようやく佐島なぎさの丘に出る（のちの遺跡巡りの解散場所）
12/1 13:00
バス停を過ぎて（佐島マリーナ行バスはもう出てしまったので歩くよりなかった）、1時過ぎにようやく佐島なぎさの丘に出る（のちの遺跡巡りの解散場所）
時間がないので何があるのかじっくりと見ることはできなかったーー
横須賀市立自然人文博物館の考古の学芸員、今村先生の話を聞くーーこれまで半島の東浦野遺跡を中心に歩いたが、今後は西側（西浦）の遺跡を紹介するという。
12/1 13:38
横須賀市立自然人文博物館の考古の学芸員、今村先生の話を聞くーーこれまで半島の東浦野遺跡を中心に歩いたが、今後は西側（西浦）の遺跡を紹介するという。
これまで近づけていた古墳も崖崩れなどで今は近づけないという―残念
この付近（なぎさの丘）の発掘で郡衙に関係するような倉庫群跡が出たらしい（奈良。平安時代？）ー港から近い場所なので、ここから都に送ったり、物資を各地に送ったりしたようだ。
12/1 14:27
この付近（なぎさの丘）の発掘で郡衙に関係するような倉庫群跡が出たらしい（奈良。平安時代？）ー港から近い場所なので、ここから都に送ったり、物資を各地に送ったりしたようだ。
三浦半島の古墳を作るような豪族は海上交通を支配することで成長したらしい
横穴墓は5世紀末葉の北部九州の墓制で、磐井の乱の平定後、ヤマト王権の直接支配を受けるようになった九州の豪族が海上交通を担う集団が太平洋岸一帯に派遣され、列島の海上交通網をヤマト王権がしないする形で横穴墓が6世紀末には関東にも到達したらしい
12/1 15:19
横穴墓は5世紀末葉の北部九州の墓制で、磐井の乱の平定後、ヤマト王権の直接支配を受けるようになった九州の豪族が海上交通を担う集団が太平洋岸一帯に派遣され、列島の海上交通網をヤマト王権がしないする形で横穴墓が6世紀末には関東にも到達したらしい
撮影機器：
感想
午後から横須賀市立博物館の遺跡見学会があるので、集合場所の佐島に行く前に荒崎と大楠山を歩くという欲張った計画を実施する。自宅を6時頃出て行動食を百円コンビニで購入して電車に飛び乗り、三崎口に向かう。川崎駅乗り替えに手間取り、京急の特急を一本逃して、2-30分予定より遅れて荒崎に到着。バスを降りて荒崎公園展望台を目指した。途中道を確認しようと人に訊ねるがそのご夫婦らしき人はフグの稚魚を取ろうとしていた。荒崎公園に出て、城山展望台やどんどんびき、十文字洞などを散策し、地質の特徴を見る。迫力ある荒々しい岩肌を見る。荒崎からバスを乗り継いで前田橋バス停で下車し、遊歩道からハイキングコースに入って大楠山を目指す。思った以上に上り下りが多く、時間がかかる。山頂手前のピークにある雨量観測所の塔を見ながら進み山頂に出る。ここの展望台はお店とともに閉鎖されている。休日などは空いているのかな？雨量観測所の塔に登ればよかったが後の祭り。お弁当を食べ展望を少し撮影してすぐに出発、50分くらいで下山し、さらにバスに乗り遅れたので、佐島マリーナ入口まで50分くらいかけて歩く。結構遠い。横須賀市立博物館主催の遺跡見学会は1時半集合、解説者は学芸員の今村先生。この佐島周辺の崖には横穴墓が無数にあり、古墳時代後期の横穴墓は北部九州を起源とし、そうした集団がもたらしたもの、海民がきたのだという。もともとの半島の海民との関係はどうだったんのか？長柄桜山古墳は？また佐島なぎさの丘造成の際に出土した古代の倉庫群はどうやら奈良平安時代の郡衙、ヤマト王権の物資の保管輸送と関係が深いという。まだまだ半島の遺跡は面白いところが多く、また次回以降も参加したいと思った。
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