テイネハイランド（雪崩対策講習会）
dahama
nekutaiusagi
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:30
| 天候 | 晴れ時々雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
午前の最後に中腹の斜面に移動し、講師によるピットチェックのデモ、このあと各自でハンドチェックの実技、30cmと60cmの深さでズルッとズレました。
11
15時、講師の挨拶で解散、ゲレンデは午前と午後移動のために1本ずつ滑りましたが、所々に強烈なアイスバーンが…初滑りには過酷な条件でした（苦笑）
6
装備
| 個人装備 |
ビーコン
プローブ
シャベル
スキー
ストック
携帯
カメラ
|
|---|
感想
今シーズンの初滑りは何十年振りかのテイネハイランドです、前回滑った時はまだ山頂へのロープウェイが稼動していたような気がします。
初滑りといっても、メインの雪崩対策講習会の最中に移動として、2本滑っただけなので、あくまでもオマケという感じですが…
当日の朝は気温こそキリッと冷え込みましたが、雪だるまのマークが並んでいた前日までの予報がウソのように晴れ渡り、絶好の雪崩講習会日和になりました。
これまでなかなか都合が合わずに参加できなかった念願の講習会には、2,3年位前からぼちぼちBCを始めた大学生の息子と一緒に参加しました。
9時15分の集合時間に間に合うように、駐車場に到着すると既に駐車場はかなり埋まっていて、レストハウスも大勢のスキーヤーでごった返し、リフト乗り場前も大行列、「テイネハイランド大人気？それとも、いつの間にかスキーブームが再来していた？？」実は、たまたまSAJの指導者研修会が開催されていて、500人もの参加者が集結していただけでした。（苦笑）
受付時に講師から「講習は山頂で行いますので、午前と午後と2回分リフト券を買っておいてください。」
チケット売り場で「2回分で2,280円です！」と言われ思わず「はい?」と聞き返してしまいました、今どきのリフト一回券は、割高でいい値段するのですね…
講習会のスタッフと受講者合せて20名が、山頂の少し奥まったスペースに集まり、まずはビーコンの使い方の練習です。ビーコンチェックから始まり、捜索の実際まで一連の技法を体験することができました。
これまでビーコンは、山に入る時に漫然と身につけているだけで、万が一の時には自分は助けてもらえるかもしれないが、人を助けてあげることはできないという「宝の持ち腐れ」状態だった、という事が講習によってわかりました。（自嘲）
プローブに至っては、購入して何年も経っているのにもかかわらず付属のケースから出すことも今回が初めてという体たらく…組み立てた後にロック（方法はメーカーによって異なる）をすることさえ知らずに、雪に突き刺し引き抜く時にバラバラのすっぽ抜けの大失態です。（苦笑）
スコップについても、駐車場所の確保か食事の時のイスとテーブル作りに使うのみで、スコップワークのなんたるかを知ろうともしていませんでした。
午前の講習の仕上げは中腹の斜面まで滑り降りて、ピットチェックについて学びました。受講者はより簡易なハンドテストを行い、実際に深さ30�僂�60cmのところでスパッとズレる体験をしました。
一通りの方法は学びました、しかしチェックの結果はあくまで現地での気象条件や地形など加味した上での判断材料のひとつであり、どのようにアプローチするのか最終的には自分で決断しなければなりません。
午後からは、山頂でビーコンによる複数埋没者の捜索の方法を学び、中腹の斜面で2名のビーコン所持者と1名の不所持者が埋没した、という想定でシュミレーション訓練をおこないました。
そこで「今度こそは！」とプローブのロックをしていたつもりでしたが、掛かりが甘く引き抜いた時にすっぽ抜けてしまいました。訓練なので事なきを得ましたが、こんなミスは一刻を争う現場では許されません。
講師からは、捜索活動訓練の現場での動きを通して、道具の扱い方や人の動き方など細やかな助言をいただきました、これは書籍や説明書からは得ることのできない現場ならではの貴重なノウハウでありました。
これまでは正直、万が一何かあった時に「何も装備を持たないでBCに出たの？」と批判されることをかわすために、とりあえず装備だけは身につけておこう、とそんな気持ちも心の片隅にあったのだと思います。
講師からは、「雪崩の現場に遭遇することは一生に一度あるかないかですが、いざ事が起こった時に適切な判断と行動がとれずに後悔することのないよう、技術を身につけて下さい。」との言葉に、昨年の救命体験の記憶が蘇りました。
「実技に勝るものはなし！」机上だけの知識習得だけではなく、何度も練習を繰り返して、自然に体が動くようになるまでに高めることが大切です。
これからは、今回学んだことを繰り返し訓練し、いざという時には仲間を助けられるように、そして自分も助けてもらえるように仲間に伝達していきたいと思いました。
ところで、購入してからただログだけを取り続け、完全に山旅ロガーの補助機と成り下がっている「GPSMAP64SCJ」の活用のための講習会を、どなたか私のためにしていただけないでしょうかね？（笑）
こっそり拍手
コメント
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する