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Yamareco

記録ID: 1338273
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無雪期ピークハント/縦走
中国山地東部

妹山 (岡山県鏡野町)

2017年11月10日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:49
距離
7.7km
登り
693m
下り
693m

コースタイム

日帰り
山行
4:57
休憩
0:52
合計
5:49
距離 7.7km 登り 693m 下り 693m
9:30
54
スタート地点
10:24
140
登山口
12:44
13:36
59
妹山
14:35
44
林道出会い
15:19
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
R179の下齋原から三ツ子原林道に入り、林道沿いにある広い路肩部分に駐車してスタート。この路肩の傍には大日如来様の石塔と、チェーンの掛けられたコンクリートの橋がある。

林道を歩いて、適当なところから尾根に取り付いて山頂へ。登る道中に見つけた明瞭なルートを降って、林道を歩いて戻った。
コース状況/
危険箇所等
■ 林道(電子国土には記載されていない立派な林道がある)をはじめ、踏み跡や作業道など、人が入った痕跡はたくさんあるが明瞭な登山道は無いといってよい。赤やピンクのテープを頼りに、登れそうな尾根筋と方向を見定めて登っていく。
文字で説明するのは難しい、GPSログを見てルートファインディングしながら登っていくのがよい。

■ 標高850mからササヤブが始まり、頂上に続く支尾根の稜線は胸の高さまでのササヤブをこいでいく。ヤブを抜けると周囲は一気に開ける。ササヤブは、足元に何が転がっているか分らない上に、どんな動物が潜んでいるかも分らないので十分注意する必要がある。
その他周辺情報 西に山ヶ上、東に花知ヶ仙、南に奥津温泉
ここに停めてスタート。すぐにチェーンを張られた橋を渡る。
ここに停めてスタート。すぐにチェーンを張られた橋を渡る。
橋を渡って振り返ったところ。道なりに林道を歩く。
橋を渡って振り返ったところ。道なりに林道を歩く。
林道を歩いていると、左上に大日如来様が祭られていた。
林道を歩いていると、左上に大日如来様が祭られていた。
分岐に出会った。道なりに左に曲がりる。こちらが新道のようで、直進は旧道のようです。旧道は、地形図にもある途中から沢沿いの登山道になるみたい。
分岐に出会った。道なりに左に曲がりる。こちらが新道のようで、直進は旧道のようです。旧道は、地形図にもある途中から沢沿いの登山道になるみたい。
林道はず〜っとこんな感じの道。
林道はず〜っとこんな感じの道。
次の分岐、ここを直進したほうがいいかもと、帰路の途中に思った。
次の分岐、ここを直進したほうがいいかもと、帰路の途中に思った。
上の分岐を直進するとすぐに行き止まり、開けた駐車スペース空き地になる。
上の分岐を直進するとすぐに行き止まり、開けた駐車スペース空き地になる。
上の空き地の奥から沢に降りて渡渉した対岸には、登山口らしきテープがぶら下がってた。対岸の先には、西の尾根を登る踏み跡がありそう。
上の空き地の奥から沢に降りて渡渉した対岸には、登山口らしきテープがぶら下がってた。対岸の先には、西の尾根を登る踏み跡がありそう。
実は私は先の分岐を左上に進み、一段上から渡渉して尾根を目指してしまった。写真は渡渉したところ。
対岸の沢沿いにはかすかな道があった、おそらく地形図にある破線なのでしょう。目指す尾根への道はなさそうなので、左岸を上流に移動しながら取り付く場所を探すことにした。
実は私は先の分岐を左上に進み、一段上から渡渉して尾根を目指してしまった。写真は渡渉したところ。
対岸の沢沿いにはかすかな道があった、おそらく地形図にある破線なのでしょう。目指す尾根への道はなさそうなので、左岸を上流に移動しながら取り付く場所を探すことにした。
ビールの空缶がたくさん捨てられていた、もしかして宴会の痕跡か?、大外しはしていないだろうと少し安堵。
ビールの空缶がたくさん捨てられていた、もしかして宴会の痕跡か?、大外しはしていないだろうと少し安堵。
沢から大きな音がするので近寄るとちょっとした滝があった。落差は7mくらいかな。
沢から大きな音がするので近寄るとちょっとした滝があった。落差は7mくらいかな。
とりあえず目指す尾根を掴んだようだ。
とりあえず目指す尾根を掴んだようだ。
赤杭と県行造林のコンクリート杭No1。このままこの尾根を登っていけば大丈夫だろうと一安心して、ザックを下ろして少し休憩。
赤杭と県行造林のコンクリート杭No1。このままこの尾根を登っていけば大丈夫だろうと一安心して、ザックを下ろして少し休憩。
こんな植林帯とも樹林帯ともいえない尾根を登っていく。この写真にも小さく写っているが、赤杭のない単独の「県行造林杭」もあった。
こんな植林帯とも樹林帯ともいえない尾根を登っていく。この写真にも小さく写っているが、赤杭のない単独の「県行造林杭」もあった。
左下に林道を見ながら尾根を登っていると、赤杭とセットの県行造林のコンクリート杭No2に出会った。この辺りまで林道歩いて来ても良かったのかも。
左下に林道を見ながら尾根を登っていると、赤杭とセットの県行造林のコンクリート杭No2に出会った。この辺りまで林道歩いて来ても良かったのかも。
そのまま尾根を登ればいいのですが、あまりにきつくなったのと、目の前に見つけた左へのトラバース道に誘われて、左隣の尾根に浮気することに。そのトラバース中に右上に見つけた落ちてきそうな大岩。
そのまま尾根を登ればいいのですが、あまりにきつくなったのと、目の前に見つけた左へのトラバース道に誘われて、左隣の尾根に浮気することに。そのトラバース中に右上に見つけた落ちてきそうな大岩。
白やブルーのハチマキを巻いた樹木が現れてきた。上のほうに妹山名物のササヤブが見えていることだし、騙されてもいいやということでこの尾根を登ることにした。
白やブルーのハチマキを巻いた樹木が現れてきた。上のほうに妹山名物のササヤブが見えていることだし、騙されてもいいやということでこの尾根を登ることにした。
標高830mあたりから最初のササヤブの洗礼、膝辺りまでなのでレベル1と呼びましょう。
標高830mあたりから最初のササヤブの洗礼、膝辺りまでなのでレベル1と呼びましょう。
ササヤブを越えると樹木が現れてきた。左上に三ヶ上の岩のピークも見えてきた。
ササヤブを越えると樹木が現れてきた。左上に三ヶ上の岩のピークも見えてきた。
赤杭とセットの県行造林No3が現われた。
赤杭とセットの県行造林No3が現われた。
ササヤブはおさまったのかと思っていたら、さらに酷くなった。ピンクテープが更なるヤブに突っ込めと示唆している。腰から胸辺りまでのササヤブが続いた。レベル2と呼びましょう、歩行に大きな問題はありませんが足元が見えないので転がっている石や木を気にしながら歩かなくてはならない。
ササヤブはおさまったのかと思っていたら、さらに酷くなった。ピンクテープが更なるヤブに突っ込めと示唆している。腰から胸辺りまでのササヤブが続いた。レベル2と呼びましょう、歩行に大きな問題はありませんが足元が見えないので転がっている石や木を気にしながら歩かなくてはならない。
笹の海に飛び込んだら、案外深かった。
笹の海に飛び込んだら、案外深かった。
上空が開けてきて、目指す尾根の頭が近づいて来た。
上空が開けてきて、目指す尾根の頭が近づいて来た。
支尾根の頭に到着、ササヤブはもう終わったかと思いきや、
支尾根の頭に到着、ササヤブはもう終わったかと思いきや、
さらに強烈なササヤブが待ち受けていた。レベル3と呼びましょう。でも笹だけなので、歩いて歩けないことはない。ここまで来て退散するわけには行かないので、突き進むのみです。足元は全く見えません。
さらに強烈なササヤブが待ち受けていた。レベル3と呼びましょう。でも笹だけなので、歩いて歩けないことはない。ここまで来て退散するわけには行かないので、突き進むのみです。足元は全く見えません。
イヤになってきたら空をみる。
イヤになってきたら空をみる。
目の前は笹のヤブ、仕方がないので漕ぐ。
目の前は笹のヤブ、仕方がないので漕ぐ。
空を見る・・・。
空を見る・・・。
なんじゃ、こりゃ。指の太さのネマガリダケ、もう空も見えない。レベル4と呼びましょう。念のために、のこぎりを持ってきているので出そうか出すまいか迷ったものの、力づくで突入した。抵抗が強く、なかなか前に進めない。
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なんじゃ、こりゃ。指の太さのネマガリダケ、もう空も見えない。レベル4と呼びましょう。念のために、のこぎりを持ってきているので出そうか出すまいか迷ったものの、力づくで突入した。抵抗が強く、なかなか前に進めない。
こんどは笹と木が混じったヤブ。これは今までのようには進めない、あともう少しだと激を入れて格闘する。
こんどは笹と木が混じったヤブ。これは今までのようには進めない、あともう少しだと激を入れて格闘する。
出た、開けた!、目の前に知花ヶ仙か。
出た、開けた!、目の前に知花ヶ仙か。
東を向くとビクトリーロードがみえる。もう少しで頂上。
東を向くとビクトリーロードがみえる。もう少しで頂上。
ビクトリーロードを登る、ちょっとしたヤブ。振り返ってみると左斜面はすごい傾斜、滑り落ちたらどうなるんだろう。
ビクトリーロードを登る、ちょっとしたヤブ。振り返ってみると左斜面はすごい傾斜、滑り落ちたらどうなるんだろう。
大岩の右をトラバースして前方を見上げる、天国への階段 by Led Zeppelin だな。。。
大岩の右をトラバースして前方を見上げる、天国への階段 by Led Zeppelin だな。。。
妹山頂上に到着。かなり探したが、頂上の証はこれだけ。ほかには、祭事に使えそうなテーブル状の岩があった。腰掛けるのにちょうどよい。所要時間3時間を予定していたが、3時間と15分かかった。まあよく頑張った。
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妹山頂上に到着。かなり探したが、頂上の証はこれだけ。ほかには、祭事に使えそうなテーブル状の岩があった。腰掛けるのにちょうどよい。所要時間3時間を予定していたが、3時間と15分かかった。まあよく頑張った。
頂上にて) 祭事用に使われたと思われるテーブルロックと、登ってきた稜線。
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頂上にて) 祭事用に使われたと思われるテーブルロックと、登ってきた稜線。
頂上にて) ヤブも一級品だったが、眺望も一級品。まずは目の前に知花ヶ仙。
頂上にて) ヤブも一級品だったが、眺望も一級品。まずは目の前に知花ヶ仙。
頂上にて) 右にパンすると、湾曲した知花ヶ仙の尾根の奥に泉山。
頂上にて) 右にパンすると、湾曲した知花ヶ仙の尾根の奥に泉山。
頂上にて) さらに右方向には、国道179号線沿いの町。
頂上にて) さらに右方向には、国道179号線沿いの町。
頂上にて) 見事な大山。左から、烏ヶ仙、大山弥山〜剣ヶ峰、三鈷峰、野田ヶ山、矢筈・小矢筈山、大きな鞍部を越えて甲ヶ山、勝田ヶ山、綺麗にならんでいるのが見える。これはすばらしい。
頂上にて) 見事な大山。左から、烏ヶ仙、大山弥山〜剣ヶ峰、三鈷峰、野田ヶ山、矢筈・小矢筈山、大きな鞍部を越えて甲ヶ山、勝田ヶ山、綺麗にならんでいるのが見える。これはすばらしい。
頂上にて) 東の無名ピーク。奥の山々の名称は不詳。
頂上にて) 東の無名ピーク。奥の山々の名称は不詳。
名残惜しいですが、ピークを後にする。
名残惜しいですが、ピークを後にする。
東へ降りる降り口もあったが、今回は安全を期して登ってきたヤブを引き返すことにした。最初の注意点は、主稜線からヤブの支尾根に分岐するところ。私は見逃して少し行き過ぎてしまった。
東へ降りる降り口もあったが、今回は安全を期して登ってきたヤブを引き返すことにした。最初の注意点は、主稜線からヤブの支尾根に分岐するところ。私は見逃して少し行き過ぎてしまった。
支尾根のヤブは、端のほうを歩いたほうが多少歩きやすいかも。
支尾根のヤブは、端のほうを歩いたほうが多少歩きやすいかも。
たまにヤブがなくなるところもある。
たまにヤブがなくなるところもある。
県行造林杭No3 あたりから、降りる尾根筋を変更した。土塁のような、溝のような、少なくともヤブはない。
県行造林杭No3 あたりから、降りる尾根筋を変更した。土塁のような、溝のような、少なくともヤブはない。
傾斜がきついので登るには向かないが、懸垂下降しながら降るには適しています。ロープを利用して下ることにしました。
傾斜がきついので登るには向かないが、懸垂下降しながら降るには適しています。ロープを利用して下ることにしました。
火の用心のプラカードがある、人の手が入っているので安心。
火の用心のプラカードがある、人の手が入っているので安心。
大きな岩の段差を降りたら、沢が見えてきた。見えるはずの林道が見えないので少々不安も。
大きな岩の段差を降りたら、沢が見えてきた。見えるはずの林道が見えないので少々不安も。
こんな感じの沢。沢を渡ると登山道があったので、沢に沿って下ります。するとすぐに林道に出会った。よく分らないなりに左へ折れるとぐるっと回って降りて行く事ができた。
こんな感じの沢。沢を渡ると登山道があったので、沢に沿って下ります。するとすぐに林道に出会った。よく分らないなりに左へ折れるとぐるっと回って降りて行く事ができた。
林道は一箇所えぐれていますが、それ以外は四駆の軽トラが走るには十分な道だった。
林道は一箇所えぐれていますが、それ以外は四駆の軽トラが走るには十分な道だった。
駐車位置まで戻ってきました。頂上から1時間45分かかった。
駐車位置まで戻ってきました。頂上から1時間45分かかった。
車の斜め後ろには、「大日如来」と彫られた大きな石碑があった。
車の斜め後ろには、「大日如来」と彫られた大きな石碑があった。
奥津の温泉街の入口まで戻ってきて振り返りました。一番左に妹山が、奥津温泉の道路案内と案内塔の間に知花ヶ仙が見えている。
奥津の温泉街の入口まで戻ってきて振り返りました。一番左に妹山が、奥津温泉の道路案内と案内塔の間に知花ヶ仙が見えている。

装備

個人装備
折りたたみ式のこぎり

感想

激しいヤブと急登に悩まされたが、頂上からの展望は格別だった。機会を見つけて、もう一度行ってみたいと思える山頂だった。

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