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ハイキング
赤城・榛名・荒船

イヴの霊山たけやま 天然榧のクリスマスツリー

2017年12月24日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
1.5km
登り
217m
下り
226m

コースタイム

日帰り
山行
1:35
休憩
0:15
合計
1:50
11:15
25
スタート地点
11:40
11:55
70
嵩山
13:05
ゴール地点
天候 曇り 気温高め
過去天気図(気象庁) 2017年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅「霊山たけやま」が登山道入口です。交通アクセスは最高です。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありません。
群馬県道53号を中之条方面から上ります。嵩山は今年3月に来ていますが、小天狗という地点の氷雪で滑落の危険を感じ、登頂を断念しました。
群馬県道53号を中之条方面から上ります。嵩山は今年3月に来ていますが、小天狗という地点の氷雪で滑落の危険を感じ、登頂を断念しました。
道の駅「霊山たけやま」の駐車場から見た嵩山。寒さを感じないので薄手の防寒具だけを着用しました。11:10頃で駐車場の占有率は20%程度でした。
道の駅「霊山たけやま」の駐車場から見た嵩山。寒さを感じないので薄手の防寒具だけを着用しました。11:10頃で駐車場の占有率は20%程度でした。
東登山道から登ります。右奥に「道の駅 霊山たけやま」の電飾があります。この詳細が下山時に明らかになります。
東登山道から登ります。右奥に「道の駅 霊山たけやま」の電飾があります。この詳細が下山時に明らかになります。
前回来た時は表登山道をピストンしましたので、このルートは初めてです。
鳥居をくぐり登山開始です。
前回来た時は表登山道をピストンしましたので、このルートは初めてです。
鳥居をくぐり登山開始です。
路面が乾燥し、整備も行き届いた歩き易い登山道を進みます。
路面が乾燥し、整備も行き届いた歩き易い登山道を進みます。
今回の山行では凍結を懸念して長靴(軽量安全靴)を履きました。いつも使っているウォーキングシューズよりも軽く、足が高く上がるのでグイグイと高度を上げていきます。
今回の山行では凍結を懸念して長靴(軽量安全靴)を履きました。いつも使っているウォーキングシューズよりも軽く、足が高く上がるのでグイグイと高度を上げていきます。
さあ、ここで私の住む新潟県では発見不可能な樹木を見ることができました。正種の榧(カヤ)です。周りに目をやると、そこら中に自生しているではありませんか!
さあ、ここで私の住む新潟県では発見不可能な樹木を見ることができました。正種の榧(カヤ)です。周りに目をやると、そこら中に自生しているではありませんか!
葉先が尖り、指に刺さると飛び上がるほどの痛みを感じます。亜種のイヌガヤではない、正種のカヤであることの証です。
古代から葉や種子が魔除けとして使われ、木質は堅固で碁盤・将棋盤の最高の材料となります。
葉先が尖り、指に刺さると飛び上がるほどの痛みを感じます。亜種のイヌガヤではない、正種のカヤであることの証です。
古代から葉や種子が魔除けとして使われ、木質は堅固で碁盤・将棋盤の最高の材料となります。
林の奥から人の声が聞こえたので見てみると、岩に空いた穴に登山者が入っているのが確認できました。
林の奥から人の声が聞こえたので見てみると、岩に空いた穴に登山者が入っているのが確認できました。
ズームすると、この様な状態になっています。
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ズームすると、この様な状態になっています。
「弥勒穴」という礼拝所です。沿道にはこの様な信仰に関連した見どころが豊富です。
「弥勒穴」という礼拝所です。沿道にはこの様な信仰に関連した見どころが豊富です。
弥勒穴の解説。夫婦円満の神、穴の神だそうです。
弥勒穴の解説。夫婦円満の神、穴の神だそうです。
上り始めて10分程で五合目に到着してしまいました。とても楽な山です。
上り始めて10分程で五合目に到着してしまいました。とても楽な山です。
オーバーハングした岩の下に石仏が安置されています。
逆層スラブの様になっているので、接近しませんでした。
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オーバーハングした岩の下に石仏が安置されています。
逆層スラブの様になっているので、接近しませんでした。
西登山道との、山頂へ向けた合流点。歩き易い、安全な登山道が続きます。
西登山道との、山頂へ向けた合流点。歩き易い、安全な登山道が続きます。
ここから岩登り開始。鎖場になっています。
ここから岩登り開始。鎖場になっています。
山頂が視野に入りました。
山頂が視野に入りました。
山頂のある岩、「大天狗」です。
山頂のある岩、「大天狗」です。
アップしてもう1枚。
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アップしてもう1枚。
山頂の祠と長野県方面の遠景。無風で寒さは感じられませんでした。
山頂の祠と長野県方面の遠景。無風で寒さは感じられませんでした。
山頂付近で15分の休憩後、表登山道で下山することにしました。
山頂付近で15分の休憩後、表登山道で下山することにしました。
平地に数多くの石仏が・・・
今年3月に来た時は、表登山道の途中で引き返したのでこの場所は通りませんでした。
平地に数多くの石仏が・・・
今年3月に来た時は、表登山道の途中で引き返したのでこの場所は通りませんでした。
「実城の平」という旧蹟でした。ここに城を構えた上杉軍城主の悲しい伝説が紹介されています。
「実城の平」という旧蹟でした。ここに城を構えた上杉軍城主の悲しい伝説が紹介されています。
表登山道にも数多くのカヤが見られました。
偶然にも本日は12月24日。天然のクリスマスツリーと呼ぶにふさわしい情景です。
表登山道にも数多くのカヤが見られました。
偶然にも本日は12月24日。天然のクリスマスツリーと呼ぶにふさわしい情景です。
直立ちした美しい樹形のカヤです。雪が無くて雰囲気が出ないけどメリークリスマス!
直立ちした美しい樹形のカヤです。雪が無くて雰囲気が出ないけどメリークリスマス!
私の住む雪国ではチャボガヤとハイイヌガヤという亜種しか生育していません。カヤも群馬県、福島県が北限らしいです。
私の住む雪国ではチャボガヤとハイイヌガヤという亜種しか生育していません。カヤも群馬県、福島県が北限らしいです。
表登山道の状況。平坦でこちらも歩き易い。
表登山道の状況。平坦でこちらも歩き易い。
まだカヤの話題は続きますよ。この山にはもしかしてあるのではないかと思い続けていたら、本当にあったのですよ。カヤの大木が。
まだカヤの話題は続きますよ。この山にはもしかしてあるのではないかと思い続けていたら、本当にあったのですよ。カヤの大木が。
樹高にして15m超、直径は60~70cmありました。日当たりの良い場所で樹勢良く生長しています。
樹高にして15m超、直径は60~70cmありました。日当たりの良い場所で樹勢良く生長しています。
これが樹皮です。なかなか見られるものではありません。
これが樹皮です。なかなか見られるものではありません。
地表を探してみましたが、実が落ちていなかったことから雄の木なのでしょう。
実は薬用・食用になり、大相撲の土俵に埋められる数種の縁起物のうちの一つなのです。
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地表を探してみましたが、実が落ちていなかったことから雄の木なのでしょう。
実は薬用・食用になり、大相撲の土俵に埋められる数種の縁起物のうちの一つなのです。
ところが、カヤの雌の木というのは数が少なく、カヤの実というもの自体が珍しいのです。
ところが、カヤの雌の木というのは数が少なく、カヤの実というもの自体が珍しいのです。
この大木の全景です。またいつかこのカヤに再会できることを願って山を降りました。
この大木の全景です。またいつかこのカヤに再会できることを願って山を降りました。
しかし、上には上があるもので、登山道を下って間も無く、林の奥に樹高25m超のカヤの大木があるのを発見しました。
しかし、上には上があるもので、登山道を下って間も無く、林の奥に樹高25m超のカヤの大木があるのを発見しました。
これは樫(カシ)ですね。色々な常緑樹が元気良く生育している山でした。安全で楽しい山でした!
これは樫(カシ)ですね。色々な常緑樹が元気良く生育している山でした。安全で楽しい山でした!
東登山口に戻り、(例の)電飾を裏から覗いてみました。
東登山口に戻り、(例の)電飾を裏から覗いてみました。
小型の白熱電球を一個一個配線して作られたものなんですね。
施工時期がだいぶ古い様に見受けられますので、現在電飾は稼働していないのではないでしょうか。
小型の白熱電球を一個一個配線して作られたものなんですね。
施工時期がだいぶ古い様に見受けられますので、現在電飾は稼働していないのではないでしょうか。
下山後は晴天になり、良い日差しが出たので山頂付近が綺麗に撮影できました。
下山後は晴天になり、良い日差しが出たので山頂付近が綺麗に撮影できました。

感想

植物を観ながら山を歩くのが趣味なので、カヤの話題に偏重し過ぎた内容になったことをお許し下さい。
カヤの正種の実物というものに初めて観て触れることができたので、感激しまくりました。

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