迷沢山 物凄い鈍足で往復12キロを歩いた。

コースタイム
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:10
天候 | 曇り・小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先週、今季初のスノーシュー登山を阿部山でしたが登りで時速1キロ弱という驚くほどのスローペースで自分自身にガッカリしてしまった。いくら苦手のスノーシューで汗をかきたくないのでゆっくり歩きとは言え、これでは歩行距離の長い山には行けないゾ!ザックを重くしてもっと体の負担をかかる練習をせねばと思っていた。
そこで、家から行きやすいキツイ傾斜が標高差約600メートル近くある迷沢山への送電線ルートを登ることにした。迷沢山までは片道6キロあるので今日の練習はその途中の急登を登り切った所までにしようと思っていたのだが。
急登を登り始めて標高600メートル位の尾根上の場所でトレースが無くなって嫌だなあと思って休憩していたら、送電線下をスキーで登ってきたソロの男性が自分の10メートル程先の尾根に登って来て、背筋を伸ばしたリズミカルな足取りで急登をスルスルと登って行くではないか!!
これは有難いと思いつつその方のトレースを辿って登り始めたがその方の早いこと!(自分の歩きが遅いのもあるが)あっと言う間に後姿が林間に消えていった。自分はと言えばその有難いトレースはスキーなのでキツイ傾斜もジグザグではなくひたすら真っすぐ続いて行き、追随する自分もそのトレースを外したくないので真っすぐ登らねばならないのでかなりきつい。そしてスキーに比べて浮力が劣るスノーシューが時々ずずっといやらしく沈むのでそれをリカバーリーしようとして普通の登りでは余り使わない太ももの前の部分筋肉がヒクヒク言い出すのをなだめ、すかして30分も歩かないうちに休みを入れながらようやく今日の予定の尾根の最上部に到着。ここで初めてザックの重しに入れた大量の水を途中で捨てれば少しは楽ができたのにと気づくお粗末。
さて、ここで時間は12:15。途中で珍しく腹が減り行動食を3度程食べたので
昼飯は食べたくない、予想に反して思ったより足に疲れは残っていないし、汗冷えもしていない、先行のスキーの方は真っすぐ迷沢山に向かっている、ここから山頂までは少し下りはあるが多分標高差200メートル位の緩い登りで自分の足なら1時間半あれば着けるだろう、帰路吹雪いても分かりやすい地形でGPSもあるので道迷いも大丈夫だろう・・・などと思い山頂まで行こうと決めて歩きだした。
途中、スキーの方が下山してきたらトレースのお礼をきちんと言おうと思っていたが姿が見えず変だなあと思って歩いて行くと、札幌湖方向からの林道との合流点に新しいスキーのトレースが何本かあったので、あの方はそっちに下って行ったのか?と思いつつ誰もいない山頂に到着。
少しでも雲が動いて定山渓天狗岳くらいは見たいヨと思うもそれは無し。あのトレースがなければ100%ここまで来れなっかたし、急登の尾根の最上部へも多分途中で断念したようなあ、羊蹄に登って山頂を周回出来る位時間がかかったが兎に角ここまでこれて良かったと思いつつタバコを吸い、GPSを見ると何と全然動いていないのを発見してがっかりしてから下山開始。
帰路も誰にも会わずに下山したのだが、不思議なことに行きの迷沢山山頂から7・800メートル位手前で休憩した時に置き忘れたポーチが樹の幹に分かりやすいように引っ掛けられていた。自分がそこを通った時の踏み跡以外の新しいものがなかった。誰だろうか?これをしてくれた方は?有難いが謎である。
その後、川から100メートル位上の地点でスノーシューの片方の留め具が壊れかけて直すのに手間取ったり、川を渡って出発点までのダラダラ歩きの途中で安物トレッキングポールの片方がお亡くなりになったりしながら、無事に車まで戻った。往復12キロを自分にしてはかなり重たいザックを背負って歩けたので物凄い鈍足は気にしないことにしようと思う。
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