那須・三本槍岳…パウダー＆ホワイトアウト滑走

2018年02月01日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.8km
• 登り: 573m
• 下り: 770m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:40
• 休憩: 0:45
• 合計: 3:25

9:40 スタート地点
10:50 11:00 赤面山分岐
11:50 12:15 三本槍岳
12:40 12:50 マウントジーンズスキー場分岐
13:05 ゴール地点

ルートは手書きです。

天候

晴れのち曇り＆ガス　　　ー6℃　　無風！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

MTジーンズP（平日は無料）、ゴンドラは1410円。
除雪はされていますがスタッドレスは必須。

コース状況／危険箇所等

積雪は滑走するに充分。風で叩かれた硬い雪とパウダーのミックス。風の強い那須ではいつもこんな感じです。　ただ、モナカ雪になることが少ないのが那須のいい所かな？

写真

2/1 9:42

MTジーンズスキー場トップから出発。

2/1 9:46

ここはスキー場の自己責任エリアですが、入る人は少ないです。

2/1 9:49

小ピークは左に巻いて、

2/1 9:53

中の大倉尾根に取り付きます。

2/1 10:09

朝日岳がカッコいい。

2/1 10:09

茶臼岳。　ガスが出始めたか？

2/1 10:11

滑降するスダレ山南東斜面が見えてきました。前日のトレースあり。

2/1 10:26

風もなく絶好のBC日和。

2/1 10:55

左は固い雪面で、パウダーは右に溜まっていることを確認。

2/1 11:10

上部は雪を繋いで行けばスキーのまま歩けます。

2/1 11:20

本スダレ山が見えました。

2/1 11:30

そして、三本槍岳が見えてきました〜。

2/1 11:32

途中に見えた飯豊連峰。

2/1 11:46

山頂部は藪が出ているので、避けながら前進。

2/1 11:51

11：50　　三本槍岳（1917m）着。

2/1 11:52

流石山のクリーミーな稜線が素敵でした。　あとはガスで展望無し。

2/1 11:55

エビの尻尾と記念撮影。

2/1 12:02

滑降開始。　最初はほぼ歩きです。

2/1 12:07

南東斜面にドロップ。

2/1 12:08

固めだったけどパウダー滑走！

2/1 12:08

シールを貼って登り返し、

2/1 12:25

スダレ山に向かうも、急速にガスが上がってきて視界不良。

2/1 12:33

48度の斜面は、ガスで全く見えません。

2/1 12:42

仕方ないので40度の斜面に移動して滑降するも、

2/1 12:45

ほとんど雪面が見えないので、1ターンするのがやっと。

2/1 12:47

早々に中の大倉尾根に戻ります。

2/1 12:48

中の大倉尾根は何とか滑降できる視界。

2/1 12:52

緩斜面に戻って、やっと視界が確保できました。

2/1 12:56

緩斜面ではトレース上を滑走。

2/1 13:01

スキー場の自己責任エリアに帰着。ノー・トレース。

2/1 13:02

ここは、いつも快適パウダー！

2/1 13:03

今日は、登り返さなくていいルートに行ってみます。

2/1 13:06

小さな沢が入り組んでいて、あまりいい状態ではありません。

2/1 13:07

よって、早々にゲレンデに合流しました。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT3 パナソニック

感想

aki-tk

　今日の那須岳は、風が弱くガスも出にくいだろうと読み、三本槍岳にスキーで登って来ました。午前中の天気読みはばっちり当たりましたが、最も天気が良いだとうと判断した正午頃にガスが上がってきてしまい、お楽しみのスダレ山の南東斜面ではホワイトアウト状態でした。

　ただ、こういう状況はいつでもあり得るので、ホワイトアウトの急斜面を安全に滑降するいい機会と捉え、慎重に滑降してきました。地形をよく知る那須だから出来ましたが、初めての山では恐ろしくて出来ません。

　雪面が見えない状態では、1ターンするたび平衡感覚が失われるので、何度も止まりながらゆっくり滑降しました。ホワイトアウトを切り抜けるいい練習が出来て、結果的に収穫ありでした。
　
　ちなみに、厳冬期の那須岳では冬型の気圧配置が緩み、低気圧が近づいて来ていて、なおかつ等圧線の間隔が開いているときは下界の天気予報が悪くても、登山日和になることがあります。今日がまさにそうでした。ただ、ガスがいつ頃出るかは、自分の力量では読めないです〜。

コメント

contract24

将来の目標です。
ゲレンデスキーしかやった事ありませんが、
将来の目標は、BCです。akitakayaさんの
投稿を見て研究してます。
今度、マウントジーンズからプチBCを
やって見ます。 また、勉強させて頂きます。

aki-tk

Re: 将来の目標です。
　こんばんは。
　自分の記事を参考にＢＣを目指す。恐縮と同時に嬉しく存じます。
雪の上を自由に滑走できるバックカントリースキーは、とても魅力的です！
と同時に、ご存知のように危険もいっぱいです。
　ｒｅｉｒｉｎさんのことをよく存じない自分がこんなことを書くのはおこがましいと思いますが、山岳救助隊の立場で書かせて頂きますのでご容赦ください。
　ＢＣスキーを実行するためには、冬山登山の知識と経験を積み、ゲレンデスキーでは自分の思い通りにコントロールできること両方が必要で、どちらが欠けても自分自身をリスクに晒すことになります。まずは、雪山の経験を積み、雪山のリスクマネージメントを習得することが安全なＢＣに繋がります。
　そういう意味でも、ＭＴジーンズから中の大倉尾根の途中までは、雪山やＢＣの練習には最適です。ただ、視界のない時は中の大倉尾根でも迷いますので、安全を十分に確認されたうえで入山してください。
　もし、ご質問等がありましたら遠慮なくコメントください。

contract24

Re[2]: 将来の目標です。
沢山のコメントありがとうございます。
akitakayaさんの山行記録から那須山でのボランティアや 山岳救助隊の内容を確認しました。那須山の美しさと厳しさを知り尽くしている感じがしました。
私は、昨年秋から山登りに興味がでた初心者です。 まずは、雪山の経験を積み、雪山のリスクマネージメントを習得します。
チャンスがあれば、天気の良い日にMTジーンズで大倉尾根の途中まで、練習します。
今度、質問させて頂きます。ありがとうございました。 44歳 男 サラリーマン です。

aki-tk

Re[3]: 将来の目標です。
　こんばんは。自分の過去の記事までも読んで頂き、ありがとうございます。
　雪山そしてバックカントリーの世界に足を踏み入れると、山の楽しみ方が広がると同時に、自然への畏怖の念も強くなると自分は感じました。　安全最優先で、ぜひチャレンジしてみてください。
　また、自分はすでに退職しているので時間的余裕があります。遠慮なくご質問ください。（特に質問等が無ければ、このコメントに対しての返信は不要です。）