青い空に白い山肌、草津白根山(湯釜〜本白根)



- GPS
- 05:00
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 437m
- 下り
- 449m
コースタイム
11:00白根レストハウス駐車場11:30ー11:40湯釜西側展望台11:45ー11:55白根レストハウス駐車場
※駐車場から湯釜(西側展望台)は往復20〜30分、敷石の歩道
(本白根)
白根レストハウス12:20ー13:20本白根(火口展望台)13:30ー14:30逢ノ峰15:10ー15:20白根レストハウス
※本白根、逢ノ峰方面へはのんびりで3時間程度の周遊トレッキング、木道と一部登山道
その他、芳ケ平方面へも途中まで歩きました
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。本白根まではスニーカーでも問題ないコースです。 |
写真
感想
快晴の秋の一日に、最後の夏休み。
都内から遊びにきた3年半ぶりの友人と草津白根山へ。
観光地化された百名山のひとつなので、行ってみたいと思いながらこんな機会を待っていた山だ。
山の装備を十分そろえてない人でもここなら大丈夫。そして行くなら平日がベスト。
車で2000mまで上がってしまえばあとはハイキング。
だけど景色は素晴らしい。車で上がっていく途中、正面に真っ白い異様な山肌が見えたときには興奮した。
まず駐車場から歩いて20分もかからない湯釜西側の展望台へ(湯釜の火口へ登るコースは500m規制により通行禁止。残念)。一度は見たかった湯釜のエメラルドグリーン。本当に不思議な色だった。
今回はお気楽ハイキングなので、いつものデジカメの他にポラロイドとフィルム一眼を持っていった。
それなのに、湯釜ではポラを撮り忘れ、フィルムはモノクロというミステイクをしてしまった。
いったん駐車場に戻ってレストハウスで軽食をとった後、反対側の本白根方面へ向かう。
ほとんどの人は湯釜見物だけのようで、こちらのコースは人もまばらでとても静か。
逢ノ峰を巻いて本白根へ。2171mの本白根山頂には道がついていないからいけないけど、ゆるやかな稜線が描く風景はこちらもスケールの大きい素晴らしいものだった。山頂標は火口展望台と称されたピークにある。浅間山や草津町、武尊や榛名、赤城に横手山や四阿山、岩菅山がよく見えた。
鏡池〜逢ノ峰を経由して周回コースで駐車場に戻る。逢ノ峰からの白根山の展望もいい。白い山肌は本当に独特の景観で見入ってしまう。
活火山という存在について考えるとき、みんなのうたの「フニクリフニクラ」を思い出す。
暗い夜空を赤々と照らす火の山。そんな場所でも道路やロープウェイができて、だれでも行けるんだなあ、と。
湯釜のすぐ下に作られた大きな駐車場やくねくねと気持ちよくのびた道路を眺めながら、こんな道のない奥深い山のままだったら、どうだったろ、と。
山は何も言わず、快晴の秋の日差しをあびて、じっとしていたのだった。
夕方になり、芳ケ平方面へは少ししか歩けなかったけど、今度はテントを持って芳ケ平でのんびりキャンプをするのもいいなと思う。
ソフトクリームを食べて帰路につく。
帰りに草津温泉に寄って湯畑周辺を散策。
群馬県民だけど、はじめての草津。
足湯が気持ちよかった。こんな寄り道も草津白根山ならではだ。
紅葉はまだはじまったばかりという程度だった。
個性的で雄大な、だけど簡単に訪れることができる、少し寂しく笑っているような百名山だった。
それは秋のせいかもしれない。
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